やましなす。度重ねるシェービングにより左足のスネに細々したカサブタが張り付いている状態がディフォルトになってしまった男斉藤です。
このままでは今年の夏に予定している「着用ハーフパンツ、処理は男の義務の巻」の放映(ブログ)は中止せざるを得ない流れになってきました。
閑話休題。
オーキニースタッフである私たち夫婦は其々に個性があり又得手不得手があります。
カット等技術の面を除いてみても例えば接客。
長年仕事をさせて頂いていて自分たちでも感じているのですが、妻は(私以外の)人の話を聞き相槌を打つ事、私は話に助言を足す事が割と得意だとお客様から言われる事が多いです。
口癖で言うと妻は「へぇ」「そうなんですか」「そうなんですよ」私は「例えば○○」「それは○○じゃないですか」と言う言葉をよく使います。
漫才で見てみると間違いなくボケと突っ込みですが、とにかくこの世に生を受けてから妻は聞く(受ける)担当で私は答える(返す)のが運命なのでしょう。
そんな訳で私に対してお客様の中には「オーキニさん何でも答えてくれる」と思ってる方もいるのかも知れません。勿論私も分かる範囲でお力になりたいと常日頃から思っていますし得意分野なら喜んで協力させていただきます。
ただこの場を利用してどうしても言わせていただきたいことがあります。
多分節分が終わった頃からなので期間にすれば約3週間。お客様たちを席にご案内した際同じ言葉、数を数えたわけではないですが4~50人のお客様方に同じ質問をされていました。
もう答え疲れました。
申し訳ないですが勝手に置かれたもので私は関与していませんし明確は答えを持ち合わせていません。
ただのトマトの置物です。
ただの桃の置物です。
何の深い意味もなく100均にて気まぐれで購入したとの事ですが、誰に対しての言葉とは言いません。お願いですから誰が見ても明白なくらい季節に関係のあるモノを置いてください。
よろしくお願いします。
※又梅雨時に皆様に楽しんでいただけるようなキャンペーンを企画していますのでAさん今回は短いブログで許してください。
やましなす。皆様ご存じないかもしれませんが私は美容師です。
東京で働いていた頃それなりに勉強し、それなりに活動していたので多少一般の方よりは「毛」に対しての知識を持ち合わせているつもりです。
大昔、ホモサピエンス(人)は体が毛でおおわれているのが当たり前体操でした。
人は長い歴史の中でその時代の地球の環境に合わせて進化していき、体の部位で必要なものは残り、又不必要なものは役割を終えて退化して行きました。
現在、何故頭を覆う部分に頭髪(毛髪)が多く残り、又体毛も毳毛(うぶげ)や短毛(陰毛やひげ等)が残っているのか、それはまだ環境に必要だからだと教えて回らさせて頂いていました。
あ。なんか冒頭の挨拶が長く固くなってしまいスミマセン。中学の頃ヤンキーにビックリマンのレアシール(ヤマト爆神)をカツアゲされた経験がある男斉藤です。
先月の末に出来る男友達家族と旅行に出かけました。
その際その友達と一緒に温泉に入ったのですが彼はほぼ全身をキレイに処理していました。
身体のムダ毛処理。
別にジロジロ見ていた訳ではないのですが、若干気になったので山科に帰って来てから打ち上げの酒の席で何故毛を処理しているのかを聞いてみました。
彼曰く理由は「邪魔になるし健康の面で見ても良い事がない。強制ではないが今はエチケットとして至極普通で残しておいても幸福な要素が学的に一切ない」との事。
その時は「私の勉強してきた理論とは少し違うな」と聞き流していました。
暫くして私の3歳年上の兄がカットをしに美容室に来店する日がありました。
最近ウォーキングにこっている兄はまだ春先だというのに半袖とハーフパンツ&スパッツという軽装でした。
カットの準備をする為、首元にタオルを巻こうとしながらふと兄の腕に目をやると奇妙な違和感を覚えました。
腕毛がありませんでした。
「そんな体毛薄かったっけ」
尋ねる私に兄は椅子に腰かけつつモノマガジンを片手に「別に普通にそろえてるだけや」と答えてくれました。
揃えているの意味が解らないと聞き返すと「スキばさみで短くしてる」と面倒くさそうに言葉を付け足し「それは大人としてのマナーやろ」と説明してから、さらにこう言いました。
「前に気になってたんやけど、この間一緒にキャンプ行った時お前ずっとハーフパンツやったやろ。あの時見てて恥ずかしかったんやけどエエ歳なんやからハーフパンツ履くならスネ毛位処理しとけよ」
ブルータスお前もか。
「俺らちょっと毛深い血筋やししょうがないとは思うけど、今時スネ毛ボーボーに見せまくって歩いてるオッサンなんて結構痛いぞお前」
出来る友人の言葉が思い出され焦りを感じ始めた私は、参考のために兄が何時からそんな思考回路になったのかを尋ねてみると、彼は30歳を過ぎたあたりから腕やスネのムダ毛を処理するようになったとの事でした。
念のためにズボンをまくってもらうと短くカットされたスネ毛を確認することが出来ました。
スキばさみで処理していた理由は「剃る」となるとなんとなく恥ずかしいし全体に自然に短く見えるようにするためという事でした。
※因みに兄は幼い頃から意識が高い系の人種で細かい作業が大好きな男で、音楽のカセットテープのラベルのレタリングなど0.1mmのズレも許さない位文字をきっちり揃える性格でした。
そんな事があった次の日の夕方、私の高校の部活の友人(Fちゃん)がカットに来店しました。
Fちゃんは外装工事の一人親方をしていて年中肌が黒く好きなものは食事とサウナと筋トレという典型的なガテン系な男です。
「ちょっと腕見せてくれへんか」
コイツは大丈夫であろう。そう思ってそちらを優先して受付でまず腕をとりチェックしてみるとFも腕毛が余りありませんでした。
「もしかしてFちゃんも処理してるん毛」
事の経緯を説明するとFはどうやら処理している訳ではなく、外工をしていると汗かきで肌がおかしくなって自然に生えてこなくなるという事(そんな理論は無い)でしたが、さて置き続いて気になる事実を教えてくれました。
「そう言えば俺が通っているジムのサウナの中でオッサンらぎょうさん(沢山)おるけどあんまスネ毛とか腕毛ボーボーの奴おらんなぁ」
マジすか。
「斉藤、美容師さんにこんなこと言うのなんやけどお兄ちゃんの言う通りで今時はマナーちゃうかな。俺は処理してへんけど。」
ニヤニヤしながら上から目線で得意げに話すF。
※因みにFはサブスクの動画サイト(ネトフリやアマプラ)を「金がもったいない」と使用せず、毎週ゲオに入りびたり毎回懲りずに新作DVDの延滞金を2000円位払い続けたり、 セブンイレブンの事を未だに「セブイレ」王将の事を「キング」と呼んでいます。
※昔「スマホ便利やから早く買った方がええぞ」と教えてあげたにもかかわらず「スマホとかいらんわあんなん金掛かるだけやろ」と突っぱねて、数年後私に「斉藤まだアンドロイド使ってんのけ。やっぱ時代はアイフォンでしょ」と言ってくるような男です。
出来る友人や兄からの「ムダ毛処理はマナー」という話はそれなりに染みました。理由は二人とも私が尊敬できる人格や知識を持った人物だからです。
Fのこの言葉は「(自分もスネ毛処理してへんくせに偉そうに上から今時はマナーてどの口が言ってるのか)お前にだけは言われたくない」と私を奮い立たせるには十分すぎるパワーを持っていたのは言うまでもありません。
という事で敗北感(途中から屈辱感)を感じた私は次の休みの日にコストコで早速除毛クリームを購入しました。
説明書にザックリ目を通して「VIO部(デリケート部分)は使用をお控えください」「最大10分を超えない範囲で洗い流す事」等要点だけは忘れないように風呂場にて準備のうえ除毛スタート。
VIOに含まれるか否かで若干苦戦しましたが、とりあえず乳首周りとおへそから下のトライアングル部だけ万一に備えて範囲からは除外。お腹や太もも、おいどの部分にクリームをスポンジで付けて伸ばし、鏡にうつる乳首だけ強調したがっている変態オヤジが現在の自分の姿だと決して認めないように意識を保ちながらスピーディーに塗布終了。
放置時間中、脱衣所に洗濯物を取りに来た妻の影、そして一緒に風呂に入ろうとして服を脱ぎ始めた息子の影に対し、ウケ狙いで今の変態な姿を見て欲しい自分を抑え込みながら退散させたりなんちゃらしているうちに太もも辺りがチクチクしてきたので、時計を見るとすでに10分が経過している事に気が付きました。
知ってるつもりではいましたが改めて除毛クリームが肌に悪い事を知ります。
さぞ排水溝に毛が貯まるであろうと心配していたのですが溝の上にある蓋をとってみるとそこに毛(脱毛)が殆ど見当たりません。つまりは抜けたのではなく溶けたという事。
排水溝を詰まらせたり残骸を発見されて怒らせてはいけないとくまなく掃除を終え、その後体を洗い、仕上げで再び床のタイル部を中性洗剤で磨いてから浴槽に毛が浮いていたりしないよう念のため風呂には入浴せず風呂場を出ました。
着替え終わり、リビングで三角座りをしながらピンク色になって少しヒリヒリする太ももに違和感を感じ、思い切れなかった為にクリームを付けなかった境目、太ももから膝までのツルツルスベスベした肌とそこから下のスネにいつも通り残るスネ毛の感触を手で摩りながら上下に行ったり来たりしていると娘がやってきました。
「何してんの」
別にとは返したものの、もう少しだけ声をかけて欲しかった私は娘と目を合わせず摩る行為を続行。すると変化に気が付いた娘がブッと口の中で音を出してから大きな声で「剃ったん」と驚きの声を上げたので「剃ったわ」とだけ返しました。
「スネ毛残ってるやん剃ってへんやん」
おかしいか。おかしいやろ。なんか恥ずかしいねん。っていうか逆にそっちが恥ずかしいやろ。気持ち悪ないか。意味わからんそっちのが絶対気持ち悪い。
こんなやり取りをしてから、最終的に娘が私のスネ毛に対して長年嫌悪感を抱いていた事を教えてくれました。
後ろから「ようやっと処理したのか」と何事も全て分かっているような口調で追い打ちを被せてくる妻の言葉を皮切りに、女性二人の口から飛んでくる執拗な言葉の暴力に耐えきれなくなった私は寝室に閉じこもりました。
次の日の夜。寂しさを感じながらチューブ内に残ったクリームを両脚のスネの部分に塗りつつ別れの挨拶を簡単に済ませました。
これがマナー。
安西先生、いつもより仕事着のズボンの内側が肌にあたる感触が気持ち悪く何より汗を吸ってくれていない気がします。
船首に立ったレオナルドディカプリオとケイトウィンスレットと同じくらいスネが風を感じてしまっています。
これがマナーか。
それから2日後。スベスベだった表面の感触も通常運転に戻り、毛母細胞の活性分裂により今までより若干太くて黒い(←これは気のせい)新たな体毛が生成され始めました。
6分位で終えなければいけなかった除毛作業をリミット10分きっかり使用してしまった為、未だ赤みが残る私の表皮に育み始めるケラチンタンパク質に対し、私は二度目の除毛クリームを使用する案ではなく替刃が高額な3枚刃のジレットシェービングPROを採用する事にしました。
シェービング(除毛)後、今までの人生で味わった事の無い痒みを両脚に感じ、部位を搔きむしりながら妻に「保湿クリームはどこか」と尋ね案内してもらった先の引き出しからローションを取り出し慌てて擦り込む哀れな中年亭主。
パンパンと太ももを叩いていると妻が同情とも哀れみともとれない微妙な顔つきで「ようやく女の人の大変さが分かったようだね」と何処か得意げな声をかけてくれました。
思い返してみるとその時の妻の表情は、昔私が二日酔いで死んでる時に「漸くつわりの大変さが分かったようね」と声を掛けられた時と同じ顔をしていたような気がします。
これこそマナー。
次の日の夜、入浴時にお風呂場に捨てないで残してあった除毛クリームの説明書の「使用後72時間以内は本商品の使用、及びシェービング等の行為を行わないでください」と言う注意書きを目にして又やってしまったと後悔しながらも湯船につかり、マナーとルールを守る事の大変さを肌と心で痛感しました。
人生に無駄な事はありません。
やがてはこの経験も誰かの役に立ってくれるであろうと思いますし、最悪息子にだけでも何か伝える事が出来る日が来ると思っています。来るのかな来るといいな。
けれども私は言いたい、と言うか思いたい。「除毛マナー」は一過性のものであろうと。
ルーズソックスや腰パンと一緒でその内そんな時代あったねと言われる日が来るであろうし来て欲しい。
だけどとりあえず今年の夏だけはハーフパンツを履きながらボーボー丸出しさん達に「マナー悪い奴らはかなん(かなわない)な」と偉そうに言ってやる。
それがマナーや。
けどこれがルールや。
ブログ限定お得なキャンペーンのお知らせが届いたりお店への連絡が便利になるライン登録はコチラ
↓
やましなす皆さま春うららいかがお過ごしでしょうか。
瀬戸ワンタン日暮れ天丼ゆうなみこな味噌ラーメン。あなたの島エビフライお嫁にゆぅくぅ、んのりたま。
サッポロ一番は味噌ラーメンより塩ラーメン。マルミヤふりかけならのりたまより味道楽が好きな男斉藤です。
人生で数々の失敗を繰り返してきました。
長年、美容師をしていると「得してる」と感じる瞬間があるのですが、その中で客観的に物事を見れるようなアドバイスをお客様方からいただける事があります。
特に奥様方から見た「良い夫(もしくは父親)としての立ち居振る舞い」に対しての助言が多くあります。
「あの時ああ言ってしまった」「次回はこう気をつけよう」
行った事は取り返し付きませんし、頭でこうしようと誓っていても簡単に出来るものでもありません。
しかし人生の先輩である異性のお客様方からのありがたい言葉は、かなりの確率で最悪のケースを回避すべき救いの手として私を助けてくれているという事実が今日までありますし、その後も心に深く残ってくれています。
昨年末、長年担当させていただいている女性のお客様が冬休みを利用して社会人になっている息子さんとお嬢様の四人で旅行に行くのでその前に髪をキレイにしたいと来店されました。
そう言えば今までその方の口からご主人の話を聞いた事が無かったなと思いつつ「家族5人でそろってお出かけでいいですね」と相槌を打ってみました。
主人は留守番。
いつも笑顔なそのお客様は、突然千と千尋に出てくるカオナシのような表情になり簡潔な返事を私に返してくれました。
「ご主人具合でも悪いんですか」
あまり話を広げてはいけない空気でしたが、ボールがこちら側に投げられている感じだったのでこの返しポッキリで他の話題に変えようと放った私の言葉に対して、その方は表情のカオナシ状態を維持しつつ過去の出来事を話し始めてくれました。
話によるとご主人が、長男のご子息さまの高校の卒業式の際、散々注意したにもかかわらず式前日まで友人たちとスキーに旅行に行ってしまってそこで骨折して卒業式に出席できなくなった過去があったそうです。
それ以前にも家族単位での行動の際の積み重なった経験から、母子の間に沢田研二よろしく「勝手にしやがれ」状態がデフォルトになり、以来完全別行動を貫き通しているとの事でした。
ありがたい体験談はお客様の笑顔と共に即座に私の深層に刻まれました。
話は変わりますが先日、オープン以来ご来店頂いているメンズのお客様がカットでご来店の際、三女様の卒園式が無事に終わったという報告を聞かせてもらいました。
社会人になりたての頃からの長いお付き合いの中で転職、結婚、出産等その方の人生の節目の話を都度相談して下さり、恐らくオーキニーの来店目的の重きをそっち中心に利用していただいてる感じのイケメンの方です。
その彼(お客様)から続けざまに「実はヤバかった」という話を伺いました。
卒園式の前日に高校の頃の友人達からボード(雪山スポーツ)に誘われたそうでした。
奥様から「次の日分かってるよね」と釘を刺されながらも、自分の休みの日に予定を合わせてくれた友人たちの誘いを断れず、愚かにも「日帰り弾丸雪山旅行」に参加表明してしまったとの事。
何処かで聞いた話や。
前の日の深夜に車で出発して一日遊んだ後、ナイターまで滑って帰って来たのは卒園式当日の朝4時だったそうです。
その後睡魔に襲われながら支度をしている彼に対し、お子様の支度を急ぐ奥様と一切関わる時間なく式場に向かい、旅行後に初めて奥様から掛けられた言葉
「式中に寝たらぶっ殺す」
は第三者の私にとって事の重大さを理解するのには十分すぎる破壊力を持っていました。
「あれ寝てたらヤバかったと思います」
笑いながら話す彼に対して、私は覚悟を決めて「それよりもその後の行動をどうしたかが気になり詳しく話を聞かせてください」と一歩踏み込んだ話をする事にしました。
スノボ中も奥様が余り良く思っていない事が気がかりだった、と言う彼は「これで間違っていたら恐ろしい事になる」と思いながら「野沢菜漬け」と「信玄餅」のどちらを土産として妻に買って帰るか(どちらが好物だったか)をリフトに乗る度、記憶の引き出しと格闘していそうです。
「野沢菜やったんすよ」
結局その後スノボの話も出来ず何事も無かったかのように皆で晩御飯を食べた、と報告してくれた彼に私は冷静に誰のためになるのかを真剣に考えてから伝えました。
「そもそも根本が間違ってる可能性が高いっすよソレ」
時として私の事を「何かの先輩」として敬ってくれている彼はどういう意味すか、と不思議そうな表情を浮かべました。
私は昨年お客様から聞いた冒頭の「生涯家庭内村八分境遇」の話を彼に伝えました。
リトマス試験紙がアルカリ性から酸性に変わるが如く変化していく顔色の彼に対して私は話を続けました。
優しさや思いやり、人と人との信頼関係には「貯金」と「借金」があると私は思います。
勿論それは家族とて例外ではないです。
例えば何か周りを顧(かえり)みず自分勝手な行動をした際、いつも周りの事を気遣い他者中心な行動をとっていた方の場合、その自分勝手な行動は「やむを得ない事情がある」と認識される事が多いと思います。
こういうのは貯金を十分にしている方がたまにする引き落とし。借金にはなりません。
そして周りの誰かに迷惑となるであろう自己中心的な行動を行う事。又周りの頑張りの度合いに対して自分は何もしない、という無気力や無関心な姿は全て借金。
美容室で言うといつも来店時間より10分程早く到着される方であれば、まれに遅刻をして来店された場合「何かあったのですが」と心配になったり「きっと何か事情があったに違いない」と思ってしまいそれが寝坊であれ「そんな日もありますよ」と笑って話すと思います。
そんな方が「どうしても」と無理な時間で予約を入れようとされれば、私は自分に無理をしてでも予約を入れてあげようと行動すると思います。
逆もまたしかり。いつも時間にルーズな方であれば予約時間内に来るとは思っていないので、その方に対しては他の方に迷惑が掛かるため無理な予約は絶対に受けませんし、枠に余裕がない時は予約を受けないようにします。
批判覚悟で、これらは差別ではなくむしろ平等であり私が人生の中でそうすべきであると理解できた世の理(ことわり)だと思っています。
ガラの悪い一見の外国観光客に合わせて仕事をすれば、大変な時期に自分たちを守ってくれる大切な地元の方々が離れて行き、不本意ながらもそういう方相手の仕事をしなければいけなくなるのは必然です。
話を戻しますがそんな彼に対して、私は偉そうにも村八分の話の後に「今まで家族、特に奥様に対してお金ではない貯金(善行)はしてきましたか」と尋ねてみました。
「あったかな・・・あ。斉藤さんありましたわ」
「スノボ行く1週間前に嫁が子供の行事忘れてて予定ブッキングしてしまって、俺に代わりで行ってくれと頼まれた際に行ってあげました。」
これはどうだと記憶の旅から帰って来た彼に対して、「それは貯金では無いっすね。」と伝えてから私は経験を交えた持論を展開しました。
「言われた事、お願いされた事をこなすという事は相手(この場合奥様)にとっては対等であり、助け合うという観点から言うとやって当たり前。むしろそれをやってやったと言う言葉や気持ちを持つ事が逆に借金になってしまうと思います。」
貯金は相手が求めていなくても相手の事を思って、そして予想外&打算無しに行った行動により初めて出来るもの。
「貯金どころか借金まみれになっていませんか」
一抹の不安を感じ問いただしてみると、自己防衛の為かお客様は心当たりのある今まで行った「多分貯金できた」行動をリストアップされ始めました。
「仕事帰るの遅くなった嫁さんの為に先に洗濯物回しておいたことがありました」
その単位で思い出せるという事は貯金出来てない案件。
「休みの日に子供たちを連れて公園遊びに行ってあげてました」
普通な案件。
「アウトドアの時テントの設営やバーベキューの火おこし」
自分がやりたいだけ案件で論外。
「たまに子供にチャーハン作ってあげてます(三女しか喜んで食べてくれないですが)」
その後三女さんがお母さんに伝えていれば30円くらいは貯金出来てるかも的案件。
「えぇ。斉藤さんちょっと厳しすぎませんか」
イヤごめんなさい。それ95%位の確率で借金まみれになってます。
完済する事は恐らくここ数年は不可能な状態であると認識した私は「まずは返済。共に頑張りましょう」と今日からできる身に覚えある小さな行動を色々提案してみました。
居酒屋さんで日本酒を注文した時、グラスに8分目から並並と注いでもらうだけでは足りず、そこから受け皿の升に溢れ出た分。それが貯金として初めて認識されるものであり、例えば「風呂洗っておいて」の声に対して「風呂の換気扇、浴室の窓の網戸までキレイにした」でプラマイゼロ。そこに脱衣所の足ふきマットを除菌して陰干し、更に休日の日におまけで隣の洗濯機の洗濯槽にオキシクリーンまでしたら貯金出来たと言えます。
厳しいかもしれませんが、何かをしたときに「へぇありがとう」と言われているうちは駄目。自分が当たり前にやれるようになって相手から当たり前に思われるようになってそこで初めて「その案件(借金)のみは返済された事になる」事を伝えました。
何年で返せるであろうか。
車で言えばアストンマーチン(スポーツカー)すら買えているかもしれない高額なローンをいつの間にか組んでいたという位の厳しい現実。事の重大さを理解したそのお客様は「今日嫁が「夜はカレーにする」って言ってたので、美容室から帰ったらとりあえず嫁が帰ってくる前に、大きさや形で怒られるかも知れないけどジャガイモと人参切っときますわ。」と目に薄っすら涙を浮かべ、私に「色々ありがとうございました」とうつ向いたままお帰りになられました。
過去の自分に面しているようなデジャヴな感覚を感じながら、私は彼の曲がった背中を目で追いながらいつも以上に心を込めて「お気を付けて」と送り出しました。
頑張れ。いや頑張りましょう。
誰かの知識や経験は、必ずどこかで誰かを救ってくれます。
車も家も高い買い物は信用があるから借金が出来る(と判断される)し許可が降ります。
返す当ても目途も無いのに又他から借金をしているとその内借金など一切できなくなり、又誰からも信用されなくなります。
いつの時代も借りたほうは覚えておらず貸した方は生涯忘れる事はありません。
偉そうな事を書いている私はシャッキング。窓の外アマン。実際私は何もしていませんが。
因みにご存じないかもしれませんがこのオーキニーブログは、毎回必ず私の妻のもとにも配信されている事を最後に明記しておきます。。
なんか怖い話になっちゃった。
皆様もご利用は計画的に。
やましなす。オーキニーブログと災害は忘れた頃にやってくる。皆さんくれぐれもお気を付けください。
うるう年ですね。
早いもので年始から2か月経ちましたが余りの腹立たしさに来年の確定申告には新聞図書費だけで300万位経費として領収書を提出してやろうと思っている男斉藤です。
もうすぐ新生活が始まるであろう方も多い時期ですし、今回のブログはこれから更に広がるであろう高齢化社会、そして昔より身近になってしまった日常での犯罪やトラブル等それらを見越して誰かの役に立てばいいなと言う淡い期待を込めてちょっと家電オタクな内容になりますが書かせていただきます。
人によっては読んでいて途中で「あコレ私全く興味ないわ」と感じたら時間の無駄になるかも知れません。その時は即座に読むのを止めて空いた時間でネトフリでクドカンさんの不適切なドラマを見るなり明日の朝食の為にイオンのミスドにでも並びに行ってください。
最近の私ですが何かに憑りつかれたに家の「スマートホーム化」を図りだし始めています。
意味が分からない方に簡単に説明させていただくと、「家での生活のシステムをAI化させ快適に過ごせる空間にする」事を世間で「スマートホーム化する」と言われています。
では実際にどういったことが出来るのか。そして「誰かの役に立てばいいな」とは具体的に何なのか。その辺をご紹介したいと思います。
例えばこれを玄関に着けました。
「自動玄関扉開閉システム」及び「指紋認証ロック解除(キー番号ロック解除)システム」
簡単に説明すると
1 扉を閉めると勝手に鍵がかかる。
2 帰宅した際カギを出さずとも家族の指紋で玄関ロックが解除される。
3 スマートフォンにより鍵が掛かっているか確認ができる。
4 スマホやリビングに設置したスイッチからリモートによりロック解錠できる。
次にこれ。お店、そして息子の部屋とリビングに設置しました。
「リモコンを使える家電全てのスマート化」「自動家電電源切り忘れ防止システム」「自動空調(エアコン)調整システム」
1 曜日単位でスケジュールを組み定時になると電源が切れる(入る)ようになる。
2 部屋の温度や湿度が高くなったり低くなったりすると自動でエアコン(扇風機)が作動するようになる。
3 離れた場所からスマートフォンで家電(テレビ、エアコン、空気清浄機等)をコントロールできるようになる。
でコレ。車庫とリビング天井そして玄関扉前に設置。
「防犯アラームシステム」「録画システム」所謂室内外防犯カメラです。
1 接近したものを自動で録画する。
2 外出時は異常を検知するとスマートフォンに通知が送られる。
3 スマートフォンからカメラに向かい(遠隔)応対が出来るようになる。
そんなん斉藤さんやから必要やと思っただけやん。そういう風に感じた方もいたと思いますが、これらにより自分の所持するスマートフォンで自分の家もしくは身内の家の防犯を出来るようになる。又は遠隔操作により快適空間を作れるシステムを作れる訳です。
例えば「自動玄関扉開閉システム」及び「指紋認証ロック解除(キー番号ロック解除)システム」そして「監視カメラ」であれば、両親の家の防犯、つまりスマートフォンの使い方が苦手な本人たちに変わって管理してあげる事が可能です。
鍵を使用せず解錠しようとした形跡があったり、間違った指紋や番号が何度も施行されたりすると異常を感知したシステムが警告音を出したりスマホに通知を送ってくれるだけでなく「何時に自宅(部屋)を出て行った帰ってきた」等も細かく送信できるように設定出来るのです。
又、その他にも部屋の状態の管理が出来ます。
一人暮らしを始めた子供の寝室でタイマー設定により自動で電気をつける。夏に部屋の温度が○○℃を超えた場合エアコンの冷房が自動で作動するようになる。冬場に風呂の脱衣所の温度が○○℃以下の場合ストーブやヒーターを付ける。朝〇時になったらカーテンを開ける。宅急便屋さんが来た際置き配の場所を監視できる。それを録画できる。留守中だけリビングのカメラが作動するようになりペットの様子を管理しながら必要とあればスマホから会話ができるようにもなります。
ちょっと違うかも知れませんが毎月のランニングコストがかからず、安易な「アルソック」や「セコム」的な役割を果たしてくれるシステムになります。
最近、東京の友人たちから近所での盗難や犯罪(置き配による置き引き等)について色々聞かされていると、将来の為に率先してそういうシステムを理解しておく必要があると感じ、又当店をご利用いただいているお客様の中では年齢からすると親の介護が必要になったり、お子様が離れて暮らすようになる層が少なくないと思いますし、購入を斡旋するのではなく、知識としていつかお客様の誰かの役に立つかもしれないと思い手を出し始めたわけであります。
ちょっと頭に置いておいても損はない知識なのではと。
ではそれらに何が必要なのか。用意するのは自宅のWi-Fi環境(無線ルーター)とハブ(と呼ばれるスマートホームの核的な装置)。
Wi-Fiは既にあるものとして、「ハブ」は最低一つは必要になりますがセール中だと大体5000円位です。
この「ハブ」が本体になるのですが、赤外線の装置がついていて家電のリモコンを記録してくれるのでハブから届く範囲であれば家電をスマホや声、そしてタイマーで操作できるようになります。
又Wi-Fiが届く範囲であれば家内外問わず無線(リモコンでは無い)により機器とつながるので隣の家位であればカバーしてくれ、監視カメラや自動ロック等管理が出来ます。
その他のコストは
「温湿度センサー」約2500円
「室内カメラ」 約4000円
「屋外カメラ」 約5000円
「自動ロック」
+
「指紋認証システム」約19000円
温湿度計
ハブ
指紋認証&自動ロック
その他にも自動でカーテンを開ける装置やコンセントをオンオフする装置、人の動きを察知するセンサー等もあるのですが、新しく家を建てる時に似たような防犯システムを仕込むより10倍以下の値段でこれらの設備をシステム化できるのは魅力的だと思います。
無論自然災害などで電気系統がシャットダウンした場合は全てのシステムが不能になりますが、普通に生活している上ではそんな事は数年に一度あるかないかだと思います。
とりあえず今の所我が家で役に立っている事一覧
1 リビングと玄関が離れていても来客用に鍵を開ける事も可能になった
2 扉の開けっ放しやカギの閉め忘れをスマホにお知らせ、そして自動ロックできるようになった
3 スマホで家族分の指紋を必要な指分登録したり、家族しか知らない番号を登録して完全キーレスになった
4 留守中に猫がどこにいるか暗視カメラでいつでも確認できるようになった
5 店のエアコンやヒーター、電源の切り忘れが無くなった
6 子供たちが帰ってくるタイミングが事前に分かるようになった
7 寝ている時に部屋の温度が寒く(暑く)なりすぎた際に目を覚ますことなくエアコンを入れてもらえるようになった
8 夜中に雨が降り出した際にお店で干しているタオルに向けて湿度に合わせ扇風機が自動で動いてくれる(乾燥させてくれる)ようになった
9 宅配業者さんの置き配の管理が完璧になった
10 スマート化と言う言葉が何なのか理解できるようになった
まだまだ細かく数えれば色々出てきますがもうそろそろ読むのも飽きてきた頃あいだと思いますので割愛します。
設置は簡単です。説明書のQRコードを読み取るとそれから大体スマホに「あーせいこーせい」と指示が出るのでその通りにやるだけで自宅のWi-Fiに繋がります。一作業約2分もかからない感じです。
あと設置場所等におおよその作業はかかりますが同封されている両面テープかネジにより壁に簡単に固定できます。
指紋認証システムだけは家族分の指紋を左右の親指と人差し指分スマホに登録するのだけ面倒でしたがそれくらいでした。
又詳しく聞きたい方がいらしたらご来店の際にレクチらせていただきますのでお気軽にお声かけ下さい。
最後になりましたが、もしかすると私の独りよがりなだけで誰の役にも立たない情報だったかも知れません。次はくだらないブログを書こうと思ってますのでよろしくお願いします。