傷つきこわれた時が強くなるチャンスだから
冒頭の文章とタイトルの関連性や意味を理解してくれた方が一体どれだけいるのでしょうか。同じ不良ならいとうまい子さんより杉浦幸さんの方がタイプの男斉藤です。
愛していけない訳じゃない。
先日、娘の卒業式と卒業公演の為に家族で東京に行きました。
例によってLDH(娘の所属していたエグザイルの会社)さんの著作権やらなんやらの関係で公演と式の様子は一切写真に映せていないのですが、今までの人生で数多く見て来たコンサートや興行イベントの中で最も感動して号泣しながら恥も外聞もかなぐり捨てて娘の名前をシャウトしまくり完全燃焼しました。
今回の旅行は勿の論メインは「卒業式」だったのですが私の中ではその他にも目的を盛りだくさんに詰め込んだ旅となりました。
なんやかんや経緯を話すと長くなるので端折りますが、美容師として東京で働いていた時会社では一目置かれるほどに活躍していて天狗になり、前に出すぎたために「出る杭は打たれる」のコトワザの如く、取締役たちに煙たがられてしまい退職する直前で「斉藤とは連絡を取るな」という村八分をひかれた過去がありました。
以来仲の良かった上司や後輩仲間たちと連絡する事で迷惑を掛けてしまうという恐れから、長年接点を持たずに過ごしてきたのですが自分の中で色々と整理するためにも「嫌われてても良いので挨拶にだけは行ってみよう」と決意して、旅行の途中で仲間たちが経営する美容室に数店寄って挨拶周りをする事にしました。
話してみると私の心配をよそに皆から「ずっと連絡を取りたかった」と喜んで迎え入れられ、長年大元の美容室からの圧力が強かった事を教えてもらえました。
行く先々でお互いに力を分け与えあい、昔話と共に当時の新鮮な気持ちを思い出しながら笑顔が絶えない時間を過ごせました。
又、私が当時とても迷惑を掛けていた厳しい店長(母親と同じ年)に今まで「育てていただいてありがとうございました」という声かけをしないままに離別してしまっていたのが心残りだったので、人伝いに居場所を探し何とか再会を果たして感謝の気持ちを伝えることが出来ました。
お会いできて本当に嬉しかったです。
いつの間にか自他共に認められるくらいに良い歳になりました。
心に後悔を持ちながら生きて行きたくない。やっとけばよかった言っとけばよかった、そんな気持ちでいたくない。
昨年お世話になって来た先輩やお客様が多くお亡くなりになられて与えられた時間は永遠では無い事を知りました。
そんな中息子や娘の成長の瞬間を目にしたおかげで一歩踏み出す勇気、そして精一杯生きる事の大切さを教えられ強い感動をもらい、自分ももっと先に進まないといけないと思い「行動する」という選択肢を選ぶことが出来ました。
問題は先送りにしない生き方をこれからも頑張っていきたいと思います。
ところでブログのタイトルですがお気づきの方が居るかも知れないので言っておきますがここまで何の関係もありません。
東京に旅行に行った初日に夕飯で新宿の「そっくり館キサラ」というモノマネ芸人が目の前でショーを披露してくれるレストランに行ったのですが、そこで司会者に白羽の矢を立てられて演出を手伝わされたのですが、その際
司会者「おっとそこの紳士的なご主人、歩く姿はまさに特命係長の高橋克典さんだぁ」
とナレーションされたため、20代の頃に憧れの俳優がまさにその高橋克典さんであった私は舞い上がり、調子に乗ってステージ前まで役になり切りながら闊歩して最後まで演じ切ってしまいました。
その事を皆様にも伝えたかったのでタイトルに導入したまでです。
因みに後日、小学校の先生や保護者の方に飲み会の席で「高橋克典に似ているそうです」と自己紹介した所、返答で酷い仕打ちを受けました。
素直に田中星児って言っておけばよかったという後悔がそこに。
これからも悔いのない人生を送って見せます。
浅草水上バス
まさに今世間で騒がれている例の場所にて
私にとって(二度と行かないであろう)閉塞感が半端ない激混みのスカイツリー
わざわざ遠方まで1時間かけて駆け付けてくれた尊敬していた先輩と後輩
そっくり館キサラ
握手してもらった小岩ケンさん
息子一押しのジョーク東郷(ゴルゴ13)さん
極寒そして雨の中での2階建てバスの花見ツアー
東京での私の原点の味駅構内の「品川丼」。二度と食べられないと思っていた為泣きながら食べてたら笑われました
娘の卒業式の立川ステージガーデン(この時間だけ写真撮影OKだった)
生まれて来てくれてありがとう。二人ともこれからもっと人生楽しんで下さい。
やましなす皆様いかがお過ごしでしょうか。約20年ぶりにカラオケで十八番である持ち歌「卒業」(尾崎豊ver)を歌ってみた所、キーは上がらないわ息は続かないわ裏声は擦れるわですっかりカラオケが嫌いになってしまった元カラオケキング斉藤です。
若さって素晴らしいものだったんですね。
3月ももうすぐ終わりますが、私にとってこの3月はここ数年で最も忙しい月だったように思います。
先日皆様のお手元に届いたオーキニー通信で「あれ。何か今回はパンチが足りないな」と思われた方もいると思います。事実多数のお客様に「なんか今回のは真面目でしたね」と声を掛けられました。
いつも真面目なんですけどね。
3月の中旬に小学校で息子の卒業式がありました。
本来ならば息子の晴れ姿を見て「よう成長してくれたな」と干渉に浸るところだったのですが、ふとした流れから卒業式後に流す学年全体の動画の作成をさせていただく事になり、生徒の皆の写真を2か月間毎日眺めて編集してを繰り返している間に生徒全員を好きになってしまい、卒業式当日ビデオカメラでの撮影で全員を平等に追っかけながら録画してしまった所為で息子の動画があまり写っていませんでした。
そんな訳で生徒たちのファンになった私は「もう会えなくなる」という意味不明な寂しさに包み込まれ、卒業直前にて人生初となる今流行りの「推しロス」に陥ってしまったのです。※推しロス→推しの結婚や脱退、熱愛報道などにより感じる喪失感こと。(Googleより抜粋)
その他にも確定申告後のデータ修繕、娘の卒業公演で東京行きの旅行先での予約や手配、先生たちとの打ち合わせ、そしてオーキニー通信の作成等々でずっとパソコンに向かって作業をしていた為久しぶりに腰痛が超悪化し現在カロナールによるドーピング生活をしております。
もしかするとそんな感じで心はシクシク腰はキリキリ頭はふわふわした状態のまま疲れ果てて記事を書いたのでイケてない内容になっていたのかも知れません。
因みに迷惑をお掛けしている腰痛ですがギックリ腰かと思っていたら先日先生に「ヘルニアの可能性がある」と診断されたので来週精密検査してもらいます。
話をメインに持って行きます。という事でここ数日ウンコを漏らした人のような仕草で業務を遂行しているのですが、痛々しい素振りを見せている私に対して、目にしたお客様から
「大丈夫ですか。」
と大変ありがたいお言葉をかけていただいています。
ありがとうございます。こんな意地汚い私目の為に何と勿体ない言葉でしょうか。
ご心配をおかけしてはいけないので実際は反射的に「ええ大丈夫です。」とは言います。そりゃ言いますよね言わない人いないと思います。
ですが申し訳ございません敢えて言わせて頂きます。
ホンマは全然大丈夫じゃないんです。
1週間位は紳士的な答えを返していた私でしたが、何度か経験するうちに体の中で久しぶりにデビル齊藤が目覚め始めて(※過去ブログ「斉藤VS斉藤」参照)そうあってはならない思考回路になってきました。
トリガー(発端)は妻からの声かけでした。
朝起きて顔を合わせた時、朝礼の際、お客様を施術中のすれ違ったふとしたタイミングで掛けてくれる妻の声かけ。
「腰大丈夫なの」
優しい言葉です。ほんまに心配してくれてるのでしょう。ありがとうエエ妻や。でもね毎日見てるし貴方は知ってくれてるよね。
俺大丈夫に見えるか。
お客様には返せていた言葉「大丈夫」。優しさに優しさで返すのは男としてイヤ人間として当たり前なはず。だけど妻に何度も返事をしているうちに
「なんで何回も気を使って嘘をついてまで大丈夫やって言わなあかんのやろか」
という気持ちになっていきました。
痛いねんて。
それからと言うもの返す言葉がまず無言になり、その内反発して「大丈夫ちゃう」そして「そんな簡単に治らへんやん」とドンドン最悪な奴に変化していきました。
しかし答える毎にどこか私の心が以前よりオープンな状態になって行くのを感じました。
本日もお客様を数名担当させていただきました。
妻に対してそうしたようにもうお客様にも気を遣うのはやめよう。そう心に決めた昨日の自分とは明らかに何にかが変化した自分。
お客様「大丈夫ですか。」
私「大丈夫ちゃいますメッチャ我慢してやってます。なので私はいつも通り全力で笑わせに向かいますけど出来れば私を笑わせないでください。」
何て心が晴れやかなのでしょうか。そう言える関係性、そしてそのような失礼な事を言っても受けてくれるお客様方の人間性の素晴らしさに気が付けました。
ああそうか。きっと妻が私に何度も「大丈夫」の声をかけてくれたのは単に「心配している風」を出していたのではなく、浅はかな私が「大丈夫」と答えるその心の閉ざされた扉を「もっと開放して楽になりなよ」という事を私に教えてくれる為に言い続けてくれていたのか。
そんな大切な事に気が付けたのです。
さおりさんいつもありがとう。営業中にこれからは胸を張って痛いときは痛い、眠い時は眠い、屁が出そうになった時もかまわず屁を放つ事にします。
という事で皆様。これからは「トイレ行ってもいいですか」「頭のてっぺんが痒いです」とか言われても「ダメです」「我慢してください」って言うと思いますがそれは私が心をオープンにして皆様に対しての最大限のおもてなしをしている為に出てきた言葉ですのでよろしくお願いします。
万が一このブログを妻に見られたりしたら、もう二度と心配はされない事となりますがそれも又何か別の大きな意味があるのでしょう。
いつもホンマすんません。
明日から娘の卒業式。東京3日間気を付けて行ってきます。
やましなす皆様お久しぶりですがお元気でしょうか。
つい先日、この世の中で私に対しての評価が最も低い人物が妻である事に気付く事が出来た男斉藤です。
まさに灯台下暗し大正デモクラシー。生涯日々精進いつかは「そこそこやってる人だったんだね」と言わせられるその日まで頑張ろうと思います。
ブログ更新をさぼっていた訳ではないのですが、この数週間小学校の卒業式に向けての卒業制作に日々追われており休みの個人的な時間がほとんど無かったためようやっと筆を執ることが出来ました。(何処にも筆など使ってないという)
1月のブログで宣言したように、私の今年の目標は「妻と向き合う」です。
計算を要する事務仕事をやっている時でも、ライン漫画を夢中で読んでいる最中でも妻から同意を求めるだけの会話を振られたら必ず手を止め目をやり、相槌だけになっても良いので「真摯に向き合う」という習慣をつけるべく生活をしております。
向き合っている結果4回に1回は重要な話をはさんでくるという習性がある事に気が付くことが出来ました。
お陰で少しづつですが彼女の魅力の新発見及び再確認ができるようになっています。
そんな中で一つだけまだ良くわからない(妻の)拘りがあります。
それはゴミ袋に対しての拘り(特に可燃ゴミに対して)です。
私が日々を暮らしているここ山科では毎週月木が燃えるゴミ出しの日、そして水曜日がカンカンで金曜が不燃物デイ。
毎週朝8時10分までに運搬を済ませておかないと回収対象にならないので、忘れないようにと階段の踊り場に早朝のうちに設置しておくのですが、私がまとめて置いたゴミ袋が結構な割合で元あった納戸の中に返されています。犯人は勿論妻。
どうやら私が封をした袋のパンパン度数が気に入らない御様子。
袋一杯に詰め込んだ満タン状態のゴミ袋を100%とすると、私が封を結ぶ率は大体90~95%が目安のパンパン度合いにしているのですが、残り5~10%の余白が許せないそうです。
因みに彼女の封入率は大体アベレージ110%です。
私の指が妻より多少太いからなのでしょうか。私には無理なのですが「一体どうやってこの状態から両ペロンを結びその上で両持ち手をこれまた器用に結んだのか」と言う位匠の技を駆使して直径1.5cm位の4つの先っちょをマル結びするのです。
私としてはゴミ袋を運ぶときに95%位のパンパン度だと持ち手も多少余裕がありその部分を指の根っこの方まで入れて持ち上げその方が指が食い込まないので楽に運ぶ事が出来ます。
何度か度数を100以上にしてみようとトライしてみた事もあるのですが、その場合詰め込んだ後体重をかけて中の空気を圧迫しないといけなくなり、圧縮中に特に生ごみが入っていると中の匂いがふしゅぅと漏れ出してきて臭くてたまらなくなります。
又、結び目を作ろうとしていると人差し指が巻き込まれ脱出不可能になったり、脱出の際にかろうじで出来ていた結び目が辛抱たまらなくなって飛び出したりでロクな事になりません。
そんな時間と労力を鑑みて総合的に判断した90%がどうやら妻には許せないらしいのです。
あと、彼女が結んだ限界を突破してあるゴミ袋を運ぶときは何て言うか指が可哀想になります。結び目の下に無理やり指を数本潜り込まさなければ運べない為限られ選ばれた指(大体2本)の負担が尋常ではありません。
赤紫系統に変色してる人差し指と中指、俺の指頑張れ。
以前一度私が封をしようと結んでいる現場に妻と遭遇した際、「もう入らへんて」という私の言葉を聞き流し「ほらこうやればまだ入るじゃん」と言って開封した後にその匠の技を見させていただいたことがあるのですが、あの繊細さと根気良さは、新品の瓶の蓋をものの数秒で「嗚呼駄目だコレ開かない奴だお父さんやって」と言ってすぐに手渡す妻と同一人物とは到底思えないものですし、いつもビュッフェ等に食べに行くと「もうお腹一杯。なんでも八分目が一番いいよね」とろくすっぽ元を取らず笑顔で終食する彼女とも別人格なのでしょう。
まあその所為もあり「こんな指が酷い状態になるゴミ袋を妻に持って行かせるのは気の毒」と思うようになったのは事実ですので、もしかしたら巧妙に練られた彼女なりの長期による心理戦だったのかも知れません。
そんなパンパンにせなアカンもんなんすかね。
もしオーキニーが突然臨時休業になりお客様に迷惑をかけた原因がゴミ出しの際の指の圧迫骨折だった場合皆様に何と説明すれば良いのか。
そんな事を考えながら先日朝の定時に燃えるごみを出しに行っているとタイミング良くゴミ出しをしていた隣のご主人と出会いました。
おはようございます。ああおはようさん。ご苦労様ですね。いやいやお互い様やね。
軽い会話を交わしつつ、カラス除けのブルーのネットを引っ張り出そうとしているご主人を手伝い歩み寄り、腰をかがめて片方向へ引っ張り出しました。
その時ご主人の胸のポケットに入っていたタバコの箱が地面に落ちたのですが、それを拾おうとされたご主人の指先に視線を目をやると色味が指先だけ赤っぽく見えました。
すぐさま私の視線はネットの中に。中でお互い肩を寄せ合っている30ℓのゴミ袋達は同じようなパンパン度合いでした。
一人じゃないって素敵な事ね。
私達が知らなかっただけであり、もしかしたらパンパンにせなアカン奴、と回覧板に書いてあったかも知れません。
これからもよろしく。頑張ろうな指。そしてお互い頑張りましょうご主人。
いつか隣のご主人と二人で飲みに行きたいと思った朝の出来事でした。
新年あけましておめでとうございます。
一昨年から年賀状を出さなくなってしまいましたが本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。うまか棒のバナナ味の復刻を切に願う男斉藤です。
今なら当時よりお金持ってるので雪印の宝石箱メロン味でもいいです。
毎年恒例となってしまった「お年玉キャンペーン」ですがお忙しい最中ご参加いただいている皆様には感謝の言葉しか出てきません。
「キャンペーンは初めて」そんな方のために簡単に説明しますと、ブログを読んで頂いている方を対象に簡単なクイズを出題して正解者にはもれなく割引券をプレゼントするというお得な企画なキャンペーンなお年玉です。
今回のキャンペーンは少しでも多くの方に喜んでいただけるよう内容を若干変化させています。
キャンペーンでは毎年「ブログを読んでいただいていると答えが分かるクイズ」を出題しているのですが、今回は答えが間違っていてもご参加いただけるだけでキャンペーンの対象とさせて頂きます。ええ我ながら太っ腹たいらに3000点です。1月の売り上げ達成絶対できんやろな。
では早速詳細発表させていただきます。
2025新年お年玉キャンペーン
問題 私が参加させていただいている「山科祭り」の三之宮神社の御神輿(おみこし)で「差し回し」という神輿を両腕で高く上げて回すパフォーマンスは山科の何処の道路上で行われるでしょうか。
1 三条通
2 五条通
3 外環状線
4 妙見道
5 大石道
6 渋谷街道
参加者にはオーキニーで使える300円分の金券をプレゼントいたします。
更に
正解者にはオーキニーで使える1000円分の金券をプレゼントいたします。
(共に金券の有効期限は2025年2月末です)
回答(参加)はお一人様一回のみ。
ちょっと千円ですって奥さんどうしましょ。
そんなん載ってなかったやん。そのような声が聞こえてきそうですが確かに難易度は上がっていますが、2024年に書いたブログの中に正解が必ず存在しますので文句言わないでくださいね。しっかり見てくださっている人にとっては超簡単だと思います。
答えが分かった、多分これだろうと自分と向き合えた方は、正解と思われる番号(数字)または道路(通り)の名前をラインもしくはメールで打ち込んで送信してください。
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又LINEをご利用いただけない方は「お問い合わせ」からご連絡ください。
応募期間は1月1日(水)本日より1月6日(月)までとなります。
こちらで回答をチェックでき次第個別に割引チケットをお送りさせていただくつもりですのでしばらくお待ちください。
いいですかもう一度おさらいしておきます。回答は一人一回。当たれば千円。ハズレで三百円。追加の応援メッセージ大歓迎。
皆様是非新年最初のドラゴンボールもとい福をその手でつかみ取ってください。
突然ですが、今年から晴れて大殺界1年目に突入しました。
やることなす事裏目に出るそうでお客様達に不快を与える事がしばしば予想されますのでその時には温かい心で大目に見て頂ければと思います。言うても前回の大殺界12年前の時は何にもなかったような気がしますけど。
という事で余り遠出をせず近場でゆっくり過ごした方がいいとの事なので近所のお客様に声かけして一緒に飲み行ってもらえるよう励む一年にしたいと思います。
税理士の先生には接待交際費は月に2,3万なら経費として節税になりますと言われています。
このブログのお年玉の福から始まり今年も皆様にとってよき一年となりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
因みに私の今年の目標は「妻と向き合う」に決めました。さてどうなる事やらくわばらおはら。
やましなス。斉藤の「斉」は刀にYの齊である男齊藤です。(二回目)
先月のとある日、職人さんをされている30代後半の男性のお客様から言われました。
この間仕事中に仲間内で美容室の話になったんスよ。美容室ってええよなぁっ癒しの時間やなぁって。
聞いてたら他の連中みんな、美容室でシャンプーしてもらうときに若い女性スタッフさんの胸が顔の近くまで覆いかぶさって来て、その時にメッチャええ匂いがするのがタマらんって言ってたんスよ。
みんな分かる、分かる、最高やなぁって。
俺だけ全然話付いていけなくて。俺20年くらい何の匂いもせん、ようしゃべるオッサンに切ってもらってるって言うたら大爆笑されました。なんなんすかこの仕打ち。
知らんがな、と突っ込みながらも一握りの哀れみを感じてしまった私は、それから1か月が過ぎた昨日その方が再来店されるタイミングに合わせて計画通り営業前に娘の部屋に忍び込みました。
娘が使用している甘い香りのする香水を軽く左側の鎖骨のあたりに振りかけます。
その方の来店時間は18時だったので本来なら直前でも良かったのですが、娘と万が一にでも部屋で鉢合わせてしまっては今まで築いて来た信頼関係が目減りしてしまう恐れがあった為でした。
朝一、午後一の女性のお客様からは特段何も言われませんでした。 3人目のお客様がシャンプー中に鼻をクンクンと動かしていた(気がした)ので恐らく何かの異変を感じ取られていた事と思います。
シャンプーやマッサージ。自分の身体で軽く汗を感じれる位代謝が良くなる動作を行う度に娘の香りが私の鼻を刺激し「万が一奴らにばれたらメッチャ馬鹿にされる」と常に背後から狙撃手に命を狙われているような奇妙な気配に怯えながら、仕事中妻の半径1m以内に近づかないよう接触を避け続けていました。
ようやっと夕方、妻の仕事上がりの時間になりホッと一息。首元を締め付けていたシャツのボタンを一つ外せてややリラックスして本番に向かいました。
試合開始。
何事も無く時が流れて行きます。
カット中、いつものようにたわいのないバカ話を双方から繰り出すだけでお目当ての言葉をきくことが出来ないまま本番であるシャンプーが始まりました。
さあメインタイム。いつもより姿勢を正しグッと胸を張りながら気持ちでは地母神が乗り移っているかの如く、いつもより気持ち身体を近づけそれでいて失礼のない間合いを保ちます。母乳を飲ませるかのようにソフトに自然に優しく、顔は不気味になっても良いので笑顔に保ちこの日の為に習得したラッチオンシャンプーで勝負。出でよ私の中のエストロゲン。
なんも反応ないやん。
そしてシャンプーもあっけなく終わりそのまま仕上げまで終了。クロスを外し席を回してお会計になりました。
そこで我慢できず「何か今日変わった匂いしませんでしたか」と尋ねたところ返って来た答え。
いえ別に。というかこの間娘がコロナになって僕は症状なかったんすけどそれがうつったみたいで鼻が全くきかないんスよね。今日美容室なんかあったんスか。
いえ何も無いス。
受付で年末の挨拶を簡潔に済ませ、最後にお大事にとだけ伝えて彼の背中を見送り届けてからワイシャツと肌着を即座に剥ぎ取り、ばれないようドラム洗濯機の奥側へ抱いた自分と言う存在の虚しさと共に突っ込みました。
人生ってそんなもんスよね。
とりあえず次回来店時は事前準備としてシャツの胸のあたりにコンデンスミルクの粉でも擦り込んでみたいと思います。
という事で今年一番の短文を書いてみました。書けてるかどうかは分かりませんが一応やれば出来るものなんスね。
いつもお忙しい中くだらないブログを読んでいただいて本当にありがとうございます。今年も一年お世話になりました。簡単ではありますが皆様どうぞ良い御年をお迎えください。