やましなす皆様。お手元にくだらない通信は届きましたでしょうか。
先日とある新婚のお客様から「毎回送ってくださる通信を妻が楽しみにして見ています」と言われました。
普段褒められることに慣れていない私ですが、もうねこれ程うれしいことは無いですよ。
その時は「そんなお恥ずかしい。なんか時間とってもらってスミマセン」なんて謙遜して答えましたが、心中「うっそマッジいやええ嫁さんですやん。今度笑人さんにでも飲みに行きますか。」ってテンション爆上がりでした。
アカン笑人さん連れて行ったら大将が一人で話し込んでしまって私の存在が薄くなるわ。
話がそれましたがその節は有難うございました。本当は褒めてもらっても伸びる男斉藤です。
少し早いですが、ようやく時間ができたので今年一年を振り返りながらブログを書こうと思います。
今年もたくさんの素敵な新しい出会い、そして長年お世話になったお客様との別れがありました。
オーキニーをオープンして15年が経ちましたが、オープン当初からお世話になっているお客様で当時70歳だった方は今85歳になられました。
15年前、小学校の社会科見学でオーキニーに見学に来た当時2年生だった男の子が、昨年初任給が入ったとの事で髪を切りに来てくれました。
当時中学生だった男の子が奥様とお子様を連れてわざわざ名古屋から通って来てくれています。
私は18歳で美容師になり、そこから13年間東京の支店が沢山あるサロンで働いてきました。
年数でいうと4、2、2、1、3年と池袋、品川、新宿、浦安(千葉県)を経て品川に戻って仕事をさせていただいていました。
転勤しても支店を追っかけて来て下さった長いお付き合いのあるお客様でも最長10年の付き合いしかありませんでした。
ですのでそれ以上のお付き合いのあるお客様方は京都に戻ってからが人生で初めてになります。
お師匠様がよく「美容師は水商売」そして「川上から流れてくるものを見よ」と言われていました。確かに美容業は水商売なので気持ちを入れすぎると落ち込むことがよくあります。
人との出会いは川の流れのように川上より流れ出てきて川下へと去っていき、出会いは別れへと変化していきます。
去っていくもの、無くなったものを追ってばかりいると折角新たに流れてきてくれている「出会い」を見逃してしまうとお師匠様は教えてくれていました。
最近その言葉が少しづつ理解できるようになりました。
しかし通信にも似たようなことを書きましたがきっと教えて頂いた水商売、川上という言葉は「去る者は追わず」というあっさりした精神ではなく、きっともっと人との出会いを大切にしよう、時間を大切にしようと言う意味を込めてのモノだと思います。
私はお師匠様の教えを自分なりに解釈し直して、美容業を「水商売」ではなく「お湯商売」にしていきたいと思っています。
ニュアンス的に美容という仕事を流れゆくあっさりした冷たい出会いではなく、熱くそして温かい、否あったかいモノ、つい押したくなるような冬の自販機の「あったか~い」ボタンを目指した仕事をしていきたいと思います。
そんなコーンポタージュのような私ですが、最後までもろこし粒が数粒残ってしまうかもしれないサービスと仕事を来年もフリフリしながら提供できるよう努力してまいります(意味不明)。
今年も1年お世話になりまして本当にありがとうございました。
残りの2021年の数日、そして年明けの2022年からの1年間が皆様にとって良き時間となりますように。
おはようございます。斉藤です。
少し時間が経ってしまいましたが、先月の末に娘がダンスの全国大会で3000校ほどのエントリーから京都代表として予選を通り東京の代々木体育館で中学生部門から大会に参加していました。
「Catch me」 理想の自分を手に入れる
私たち夫婦は残念ながら仕事で見に行くことはできなかったのですが、コロナで中学生活の楽しみの半分を奪われた娘に対しての、サンタクロースからの少し早いクリスマスプレゼントだったようです。
先日お客様から突然「そういえば娘さん新聞に載ってたわね」と報告されました。
聞くとどうやら朝日新聞に掲載されたらしく、親の知らぬところだと言う事でその新聞の切れ端を持ってきてくださいました。
娘の許可がおりたのでこちらに載せておきます。
前列左から3番目
一応デジタル版の朝日新聞にも掲載されていたのでURLを張り付けておきます。
https://digital.asahi.com/articles/ASPCS2TXTPCHUNBS00M.html?pn=2&unlock=1#continuehere
記事の内容は新聞と全く同じかつ短文なので割愛します。
親より先に新聞に名前を載せた娘。もう私より高みに登る人生を歩いていることは確定したようなので、私も負けじと新聞沙汰になる大事件を起こして後を追いたいと思います。
ある意味大人の「Catch me」。
万が一にもその事件により御陵に住めなくなったその際にはどうぞご了承ください。
さておき、皆様に育てて頂いている娘がこれだけ人生を楽しめていることは親にとって本当に感謝の言葉しか出てきません。本当にありがとうございます。
とりあえずご報告まで。
やましなす。秋の陽気から一気に木枯らし舞うかの底冷えを思い出せてくれる気候になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
ええわかっていますとも。読み返してみても上の文章はそれらしい語句が並べてあるだけで何が言いたいのか本人である私ですら全くわかりません。
とにかく寒くなりましたね。
今月11月の一か月間は私にとって久しぶりに激動の月でした。
もちろん誰も聞きたくない事ですので詳細はお伝えしませんが、そのような状態だったのでブログに向かうべき時間がなかったという言い訳だけ先に記しておきます。
さて。オーキニーにご来店いただいているお客様で、私が4年前位から担当させていただいている中老の素敵な紳士のMさんという方がいらっしゃいます。
当店にご来店されるようになってから奥様に(髪型が)若くなったと言われる、と言う事で短期間でそこそこ冗談などを飛ばしあえる間柄になりました。
数年前Mさんに「妻に頭が臭いと言われるけどどうしたらいいですか。」と相談を受けたことがありました。
年齢から来る頭皮及びアポクリン汗腺エクリン腺等から発する加齢臭に悩む方は非常に多いです。
その際ヘアケアのアドバイスをさせていただいたのですが、知識をすんなり受け入れて頂けすぐに改善された様子でした。
それ以来匂いの話は聞いていなかったので解決したと思っていたのですが、先日思い出したかのように「そういえば頭がまだ臭いと妻に言われることがある」と告げられました。
エエと驚いた後「あれから何度もカットさせていただいていますが臭いと感じたことは無いですよ」とお伝えして、即座に「失礼します」とマスクを取って匂いを嗅がせていただきました。
全然臭くない。
その後外の新鮮な空気を吸いに出て施術に戻ってから。ホットタオルにしみこんでいるハッカの臭いを鼻に通すなど行い、シチュエーションを変えてチャレンジしましたがやはり同じ結果でした。
「枕が臭いだけかもなので洗濯にフレアフレグランスアロマリッチを投入してみては」「奥様の鼻腔に腐ったザクロがへばり付いてるかも」等様々な可能性を模索してみたのですが根本的な解決策には至らず、すったもんだ私の美容とMさんの豊富な知識でまとめて出された結論は
全ての妻という存在は旦那の頭を臭がる習性(性質)がある
というものでファイナルアンサーされました。
そこでこの決議が二人だけのモノでないか確かめるため、そして犠牲者を増やすためにここ1~2週間でご来店いただいた旦那様に訪ねて集計を取ってみました。
Q1 妻に頭が臭いと言われたことがある
Q2 妻以外に頭が臭いと言われたことがない
Q3 日ごろから匂いには気を付けていると思う
YES率100%、100%、88%という結果になりました。
昔とあるテレビで町ゆく8組程のカップルに声をかけて男女をそれぞれ分け、女性に目隠しをして男性の着ていた衣服を脱いでもらい所持者が判らないようにしてから肌着の匂いを嗅いでもらうという実験を見た事がありました。
その結果「この匂いが一番我慢できる匂いだった」という選んだ肌着は見事にパートナーのモノだったのです。
私はこのテレビ情報から好きな人の臭いは自然に受け入れられるようになるという知識を得たつもりでした。
一方、ある方の講習会に参加した時にこういう知識も得たことがあります。
夫婦とは時が経っても互いに互いを高めあえるような相手しか選ばないものであり、死ぬまで否定しあう関係である。
つまり「頭が臭い」と妻に言われるのは、実はそんなに臭くないけど「もっと頑張れおとうちゃん」と言ってくれていると思うように脳内変換してみてはいかがでしょうか。
否。いかがではなく自信を守るためにもするべきなのです。
ですので仕事が終わってから疲れてリビングに入った時に「うーんお父さんの臭い来たって感じだね」と言われたりふとした会話の合間に「さっきまで洗面所いたでしょ匂いでわかったよ」なんて言われることに一々反応してはいけません。
「そんな臭いんかなぁ」そう思ったら負けでもあり勝ちでもあるわけですが、逆にもっと高みを目指すために「おっコイツ俺の事気にかけてくれとるんやな。逆におおきに」と思える男に逆になりましょう。
全ての夫の人に私は言いたい。旦那臭の臭は醜では無いのです。振り向かず負けるな頑張れ。
途中から誰に対して文章を書いているか分からなくなりましたが兎に角そういう事なんです。
でこのブログの落ちを考えて2~3日放置していた矢先、話が急展開しました。(この一つ上のところまで書いて放置していました)
昨日そのMさんの奥様がご来店されました。
遠回りに聞いてみたところ「そういう(頭が臭いといった)事実はあった」との裏が取れました。
でその後「ファブリーズかけたら匂いが取れた」と仰天する事実を告げられて焦って問いただすと、どうやらご主人がいつも使っているブラシにファブリーズをしたら解決したとの事でした。
なんや結局頭皮ちゃうやんかいさ・・・
私の脳内変換とアンケートにより醜態をさらし尊い犠牲者となられた数名の旦那様達はいったい何だったのでしょうか。
くじけず頑張ります。斉藤でした。
やましなす皆様。そして久しぶりの投稿になります。
えっ。今月アップされた投稿が数点削除されたのではですってハテ何のことやら。
そんな事を言う人は喪黒福造にドーーーンされてください。
はいドーン。
と言う事でこれと言ったネタがありません。
そういえば以前息子と鬼滅の刃の映画を見に行った記事を書きましたが覚えていらっしゃいますでしょうか。
その時息子が「二度と着ない」と心に誓ったキャラのコスプレがありました。
先日息子にドーンしてやったら、今度の金曜日に英会話の塾で行われるハロウィンパーティーに衣装として着ていくと言い出してくれました。
嬉しくなって止(よ)せばいいのに息子に「じゃあ今度はカツラも作ってやる」と約束してしまいました。
100均で黄色の毛糸でも買って厚紙に張り付けでもしようかと思っていたのですが、彼の中で勝手に期待感が膨らんでいたようでいつしか「お父さんは約束を破らない人やもんな」と例の決め台詞を毎日履くようになってしまいました。
もう一度ドーンしてやってもよかったのですが、気が向いたのでそれに応えるために息子用に安っすいパーティーウィッグを購入して作成することになりました。
で先程ちゃちゃっと完成しました。
多分こんな感じやろか。
と言う事で下手くそですが一応美容師っぽい事もできると皆様にさりげなくアピールしつつブログの更新のネタにするという小賢しい手法を用いました。許してください。
蒼衣(息子)よ悪夢は断ち切ったか。
これ付けてこれ着てばっちりやどうやええお父やろ。パーティー恥ずかしがらず思いっきり楽しんで来いよ。
愛の呼吸一の型「約束という名の口車」の使い手、幸王でした。
いいね 2.004.765
山科純奈様いかがお過ごしでしょうか。
はて。冒頭の文章はいったいなんじゃろか。そう思われた方がいると思いますので簡単に説明させていただきますと、タイピングを「やましなすみなさま」とブラインドタッチで打ち込んだつもりだったのですがどうやらスペースキーを押した瞬間我が店のバイオ君が「やましな」で一区切り入れて「すみ」と「な」を変換したほうが私を喜こばせると思った様子です。
純奈さん元気だといいな。
とさておき、皆様お気づきだと思いますが私この様にブログやオーキニー通信で文章を作っているとチョクチョク漢字変換をミスしたままアップ(投函)する事があります。
ブログの場合はアップ後に読み返していて「あ、やってしもうたな」と気が付いてコッソリ修正しているのでラインの通知によっぽど敏感に反応なされる方以外は変換ミスに気付かず読まれていると思います。
ですが皆様にもう間もなく届くと思われる「オーキニー通信」に至っては、すでに印刷投函を済まされているので時既に遅しなのです。
話は変わりますが、我々美容師は時にお客様に時間をかけて説明をしなければいけない状況があります。
施術後(カットやパーマ)のスタイルの仕上がりがどうなるのか。
お客様のご要望にお応えする事が我々の仕事なのですが、その中には施術に入る前からご要望の仕上がりが明らかに難しそうな場合があります。
例えばロングヘアーをバッサリ切ってショートカットにしたいとご希望のお客様がいるとします。
しかしその方の顔の形で、頬骨が張っていたり顔のバランスで各パーツ(目鼻口)が全体的に上に寄っていていたりされる場合、カットした後に顎や頬骨が強調されて顔が大きく見えたりします。
その結果が分かっていたとして、「こうなりますよ」という説明がカットする前にされるかカットの後にされるかで大きく結果が違ってきます。
カットをする前に「エラが張るのでやめたほうがいいい」もしくは「ほほの周りは長さを残した方がいい」と話すと、それは「説明」になります。
カットをした後に「エラが張ってたのでどうしても頬骨が目立って仕上がりました」「そのスタイルにしようと思ったのですがほほの周りは残した方が顔が小さく見えると思ったので残しました」と話すと、それは「言い訳」になります。
後者の最後の文章「顔が小さく見えると思った」の場合、言い訳じゃないのではと感じられるかも知れませんが「じゃあ最初からそのスタイルにしない方がよかったのかな」という一種の不信感をお客様に与えてしまう事があります。
事前報告と事後報告。本当に難しいですよね。
と言う事で今回私が何が言いたいかの本題に戻ります。
長くなりましたが、まずは通信の作成について。
いつも13インチのPCに向かって文章を作成しているのですが、編集画面の文字が直径2mm位でとても見えにくいです。
一応ピンチアウトで拡大もできるのですが、長文の場合(ばかりですが)画面のピントが正されるまで(読み込み直されるまで)時間がかかります。
文字と書面との全体のバランスも見やすいか見直すのでピンチのインアウトを繰り返すと都度読み込み時間がかかり制作がはかどりません。
と言う事でもうすぐお手元に到着するであろう今回の通信Vol38秋号ですが、やはり又やってしまっていました。
「勧修寺」の変換が「勸修寺」(かん)という見た事の無い漢字になっています。そして山科愛「名人級」の級の字が何故か忙しくなっています。
もちろん投函する前に見直し編集し直し、妻に目を通してもらっています。
はい。これで言い訳にはならないですよね。
もっと言うと、実は「毎回通信の誤字脱字を楽しみに探されているW様をさらに喜ばすため」とでも言っておきましょうか。
完璧超人であるこの私が、皆様に「あ。斉藤さんでも間違えることがあるんだ。」と思われるよう、親近感を芽生えさせるためのかの国の諸葛亮孔明的な計算されつくしたトラップなのです。
今この瞬間、通信が皆様のお手元に届いていればこの文章は「言い訳」。
まだ届いていなければ・・・・・言わずもがな。生きる仲達をも走らせます。
と言う事でブログを更新しないでいるといつの間にか9月が終わりそうだったので焦って作成した、ワクチン2回目に残念なほど熱が出なかった男いやおじいちゃん斉藤でした。
よい週末をお過ごしください。
※14:48 追記
お客様よりご指摘があったため変換間違いを修正させていただきました。又すでに通信が届いているとのお声も多く、このブログはただの「言い訳ブログ」になりました。