結婚記念日と酸辣湯

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2020.07.21

 やましなす皆様。お変わりございませんでしょうか。

 

 公園の草木をカット(選定)する際、いつもなら30分程で腕の筋肉が根をあげてしまい長時間刈れなかったのですが、筋トレの成果か1時間以上刈ってても辛くなかったので調子こいてやり続けていたら案の定上腕三頭筋が悲鳴を上げて言う事を聞かなくなり現在シャンプーに力が入りません。

 

 そんな男斉藤です。

 

 そう言えば明日から政府によるGoToトラブルキャンペーンが始まりますね。

 

 あ。GoToトラブルじゃなくてGotoヘヴンやったかいな。

 

 斉藤家はこの夏は田舎へは帰らず(実家から帰省禁止令が発せられました)京都の久美浜にある無人島に渡船してもらってゆっくりサバイバルを楽しむ事にしました。

 

 動くと誰かに迷惑がかかり、動かないと誰かが大変な事態に追い込まれる。こんな時こそアイデアで乗り越えていきたいものです。

 

 話が明後日の方向に行ってしまいましたが、先日7月20日の月曜日は私と妻の17回目の結婚記念日でした。

 

 本当は夜に伺ったお客様が働いていらっしゃる白川曼殊院にある「のり英」さんに食事に行ったことをオシャレにサラッと記事にしたかったのですが、その前にこれぞ我妻の成せる業という出来事があったのでそちらをアップする事にしました。

 

 夫婦仲がよさそうな仮面を被り終始ラブラブちゅっちゅの素晴らしい料理を食べた話より、くだらない内容のほうがきっと皆様も喜ばれると思いまして。

 

 と言う事で、昨日は朝から妻と一緒に行動しておりました。

 

 午前中妻の髪を切らせて頂き、その後イオンタウンのジムにて息子のスイミングの受付を予約していたのですが、時間も時間と言う事で道中車内にてお昼ご飯の話をしていました。

 

 何か食べたいものがあるか、と聞いたところ彼女は「昨日マスクして寝なかったから喉が痛い。だから刺激物は食べれない。」と主張してきました。

 

 麺類がいいか、と聞いたところ「熱いモノは喉につっかえるかも知れないから嫌だ。」と付け加えてきました。

 

 デリケートな妻の喉の調子と健康を気遣う優しさ溢れる夫。

 

 そう今日は結婚記念日。

 

 出来るだけ妻に感謝の気持ちを持ち続けて機嫌よく過ごして頂く事に徹していた私は、答えのない妻の主張に「それならおうどんかお蕎麦の冷たいものはどうだ」と提案してみました。

 

 「冷たいうどんなら食べれそうかも」と妻。

 

 どうやら私の意見に、揺れ動いていた妻の考えは一応固まった様子でした。

 

 外環状線を南に向け勧修寺の方に車を走らせながら、近くに冷やしうどんをやっているお店は無いものかと探していると、イオンタウンの前で私の目に「餃子の王将」の看板が飛び込んできました。

 

 そう言えば王将はソーシャルディスタンスを徹底してたな、と思い「冷やし中華はどうだ」と聞いてみました。

 

 「知らなかったの。冷やし中華とかは実は私好きじゃないんだ。」と妻。

 

 そうかそうかゴメンゴメン。

 

 それならばやはり「なか卯」かその先の国道沿いのうどん屋か、と考えを切り替えていた矢先、妻が思いだしたかのように

 

 「あ。ピンコーン。そう言えば最近ニラレバとか食べてなかった。」

 

 鉄分が不足しているのでニラレバが急に食べたくなったそうでした。

 

 冷たくなくていいのか、と聞いたところもうニラレバの口になってしまったとの事。

 

 と言う事で勧修寺の用事を済ませて久しぶりに昼食を王将でとる事になりました。

 

 入店して席に座りメニューを手に、私はカニレタス炒飯にする事に決めたので、妻にニラレバで間違いなかったか確認した所、どうやら彼女は新メニューの「酸辣湯(さんらーたん)」が気になり始めてしまった様子。

 

 「ヒロミ。私ニラレバ食べたいんだけどジャストサイズ(小サイズ)にするからニラレバちょっと食べてくれる。」

 

 その口は既に酸辣湯を欲してしまったとの事でした。

 

 彼女は注文を聞きに来た店員さんにしきりに王将の酸辣湯は辛くそして酸っぱく無いかと聞いてました。

 

 そりゃ少し辛いし酸っぱいしと言う事で困っていた店員さんが憐れでなりません。

 

 しばらく後、私の突っ込み虚しく結局彼女が頼んだのは刺激タップリの酸辣湯と(私は十分タレが濃いと思う)レバニラジャストサイズでした。

 

 かすかにですが妻が先程、今日は喉が痛く熱いモノも刺激物も食べられないという所から昼食を食べやすい冷やしうどんに決めたような言葉を聞いた記憶が残っています。

 

 喉を気にしながらも酸辣湯を美味しそうに食べている彼女を見ながら私はある言葉を思い出しました。

 

 「タイプの人ですか。ううん。とりあえず斉藤さんみたいな人とは結婚しないだろうなって思いますよ。」

 

 これは22年前に妻が美容室入社の新人の頃、講習指導をしていた私に投げかけてくれた言葉になります。

 

 ドラクエ3は1週間。桃太郎伝説は5日でクリア。目標はクリアするのが当たり前の人生の中、操れないのは手負いのライオンもしくはAボタンが無いマリオブラザーズだけかと思っていました。

 

 「こうじゃなきゃダメ」という固定観念は妻の前では全て無力と化します。

 

 いつもおおきにありがとう。

 

 これからもその宇宙の様な心で私にツッコミの意味の無さを教え続けてください。

 

 これからもどうぞよろしくお願いします。

 

どう見ても辛いやろそれは

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