東京と山科

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2016.02.20

 おはようございます。先週体調を崩してしまいオープン以来初めてお休みを頂いてしまった斉藤です。

 

 ご迷惑をおかけいたしました皆様本当に申し訳ございませんでした。

 

 先週の月曜日から火曜日にかけて以前働かせて頂いていた美容室の関係で、新年会に出席するために東京に出張していました。

 

 その際、元の勤務地であった新宿店のかつての先輩や後輩たちと10年ぶりに再会を果たし、プチ同窓会を開いて来ました。

 

 私のお世話になった店長やチーフを初め、その殆どのスタッフが独立開業をして各々に頑張っている姿を見せて頂け、私にとっても大変励みになる再会となりました。

 

 その中でも私が感じたものの一つとして「東京と地方の時間の流れの違い」について違いを感じてしまいました。

 

 私が東京で働いていた頃、美容師と言う仕事は「こうでなければいけない」と言う固定観念が強くありました。

 

 休みは無くて当然。家庭の行事なども土日に行われるイベントの類は出れなくて当たり前。休みの日は講習に行ったり練習をしたりで技術や感性を磨く事が第一。

 

 常にファッションや流行の勉強をし、毎月あるコンテストなどに出場。その為にモデルさんをお願いしたり練習用のウィッグを購入したりで常にお金が出ていくものでした。

 

 東京では兎に角毎日が忙しく気を張っていないとすぐに取り残される、そんな時間が常に流れていました。

 

 以前勤めていた美容室では私は後輩達から「少し頭の切れる怖い人の印象」を持たれる事が多かったそうです。

 

 「ヒロミ、昔よりなんか表情が滅茶苦茶穏やかになったね」

 

 再会した皆からそう言って頂けました。

 

 東京で頑張っていらっしゃる諸先輩方や後輩達の話を聞いていて改めて私が求めていたモノはやはり東京では出来ないものだな、と感じてしまいました。

 

 固定観念って本当に邪魔なモノですよね。

 

 私も幾度となくこの観念に苦しめられるのですが「こうでなくてはいけない」と言う事より「こうであっても面白い」と言う考え方が少しづつ出来るようになりました。

 

 山科、と言う可能性に満ちた素晴らしい街に帰って来れたお蔭で。

 

 私の理想、そして目標とする美容室の形にしていくにはまだまだ先がありますが、私には私にしかできない「美容室」をこれからも真っ直ぐに目指してそして造って行きたいと思います。

 

 自営業、会社員、専業主婦、技術職に専門職。

 

 こうであっても面白い、逆にこうやってもエエンちゃうか。

 

 それぞれのすべきことは違うかもしれませんが、自分が良かれと思う事を精一杯務めていく。

 

 これからも皆様と共にココ山科で頑張って行きたいと思える楽しい出張でした。

 

 やましなす、そしてこれからも宜しくお願い致します。

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