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2014.09.15

 本誌独占ぶっこぬきインタビューの時間がやって参りました。

 

 今回は先週行われた「毛髪診断士資格試験」を受験されてきた、オーキニー店主の斉藤さん(39)に受講を終えた現在のお気持ちなどを、突撃取材してきた時の様子をご報告します。

 

 記者 斉藤さんこんにちは。いつも楽しくブログ読ませて頂いてます。

 

 斉藤 はは。なんか照れますね。こういうの慣れてないんでお手柔らかにお願いします。

 

 記 では早速ですが、色々お伺いしたいと思います。今回どのような経緯でこの「毛髪診断士」をお店を休んでまで受けたいと思われたのですか。

 

 斉 特にこれと言った理由はないんですが、しいて言えば今まで勉強してきた知識の延長線上の事だったし、お客様にもっと的確なカウンセリングが出来る様になればいいなって思って受けました。

 

 記 結構軽い気もちで受けられた感じですね。

 

 斉 でも良い刺激になりましたよ。久しぶりに学べたなって。

 

 記 実際の講習はどんな感じでしたか。

 

 

 斉 そうですね。分野的には「皮膚科学」って感じなので受講されている方たちはほとんどが「医師」や「病院の先生」かなって思ってたのですが、若い美容師(経営者)さん達も多く受けられていましたね。

 

 記 お医者さんなんかも受けに来られるんですか。

 

 

 斉 頭皮や毛髪って結局「皮膚の一部」ですからね。私の隣の方は30歳の皮膚科の先生だったのですが、北海道からわざわざ泊まりで受けに来られてました。

 

 記 どう言った内容の事を勉強されていたのですか。

 斉 結構いろいろな事を勉強しました。髪や皮膚の構造を中心に、パーマやヘアダイが及ぼす頭皮や人体への影響、白髪や脱毛症の診断の仕方、最終日には実際に実験なんかもさせて頂けました。

 記 難しい内容でしたか。

 

 斉 これまでに勉強してきた内容が半分以上出ていたので割かしスゥッっと理解できる事が多かったです。勿論知らなかったことも多かったので久しぶりに頭から湯気が出そうになりましたけど。

 

 記 湯気ですか。

 

 斉 冗談です。モノの例えです。

 

 記 最終日に行われた試験の結果如何で「毛髪診断士」の認定を受ける事が出来るそうですが、試験の出来栄えは如何ですか。

 

 斉 う~ん。結構簡単かと思ってたのですが、運転免許試験みたいに引っかけみたいなのが多く、後で自己採点したら2問間違えていたので、どの辺がボーダーラインか分からないので何とも言えませんね。

 

 記 毛髪診断士の認定を受けたら何か変わるのですか。

 

 斉 何も(笑)。ハクが付くくらいじゃないでしょうか。でも一つ言えるのはお客様に対して今以上に自信を持ってアドバイスが出来るって事かな。

 

 記 本当にお客様を大切に思われているんですね。

 

 斉 こんな私でも必要として下さる人が居る限り常に向上し続けたいって、男ならそうでしょう。

 

 記 急に調子に乗ってエエ恰好し出して来ましたね。

 

 斉 いけませんか。

 

 記 話を進めます。講師の先生方はどう言った人たちだったのですか。

 

 斉 現役の毛髪専門のお医者さんや、協会の幹部の方たちでした。そう言えば私がこういう「本当のヘアケア」も視野に入れた美容室を目指そうとしたきっかけになった本「毛髪を科学する」の著者の木嶋先生って言う方が講師として来られていて感激しました。

 

 記 それは良かったですね。

 

 斉 質疑応答とかもあったのですが、結構普段聞きたかった疑問なんかも解決できたしとても充実した内容の講義でした。

 

 記 例えばどんな疑問が解決されたんですか。

 

 斉 「マリーアントワネットが一晩にして白髪になったって物理的にある話なのか」とか「リアップやロゲイン等の毛生え薬は本当に効くのか」とか。興味あるでしょう。

 

 記 又機会があったら聞いてみたいですね。というか「照れますね」なんておっしゃってましたが結構流暢に話されていますね。時間も長くなってきたのでまとめていきたいと思います。

 

 斉 スミマセン。

 

 記 最後に質問ですが、やはり「毛髪診断士」って言う認定は必要ですか。

 

 斉 さっきも言ったようにハクが付くくらいでしょうが、それは持っていた方が自信にもつながると思うので欲しいですね。しかし・・・

 

 記 しかし・・・・何か心配ごとでもあるのですか。

 

 斉 いや。今回2日間の講習を終えて少し不安になってしまったのですが、講師の方が男性3名と女性1名、あと色々と世話をしてくださる事務の男の方が1名いらしたのですが・・・

 

 記 ですが。難しかったと。

 

 斉 いや。そのすべての方が所謂「毛髪診断士協会」の会員で上層部の方たちだと思うのですが、女性を除く男性全ての人にある共通点が。

 

 記 賢そうだったとか。

 

 斉 いや。全員ハゲてました。

 

 記 ハゲ。

 

 斉 ハゲ。

 

 記 おっとそれは一寸ショッキングですね。ハゲですか。

 

 斉 毛髪診断士になってもやはり禿げる人は禿げるんですね。

 

 記 診断士は将来的にハゲやすい、と。

 

 斉 余談ですが、その事務の方が実習の時に「散らかさないで下さい散らかさないで下さい」としきりに言っていたのですが、どうしても頭に「ハゲ」が付いてしまって~散らかすと聞こえてきました。

 

 記 ハゲ、がですか。

 

 斉 余り連呼すると怒られますよ。

 

 記 成程。では斉藤さんには出来たらこれからも禿げないような毛髪診断士になって頂きたいと思います。

 

 斉 はは。力の限り頑張ります。

 

 記 斉藤さん今回は有難うございました。

 

 斉 とんでもない。又長々となってしまいましてスミマセンでした。有難う御座いました。

 

 では御機嫌よう。

 

 体重が全く減らなくなった自問自答男斉藤&斉藤でした。

 

 注:協会関係者の方からご指摘を受けた場合、直ちにこのブログネタは削除しますので宜しくお願い致します。

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2014.09.08

 お疲れ様です。と言うか私がお疲れ気味です。

 

 只今大阪にて2日間の「毛髪診断士」と言う資格の短期間猛受講中です。

 

 ぶっ通しで夕方五時まで講義を聞いているのですが、いやはや面白い知識が多いので楽しいは楽しいのですが、流石に緊張感が持続しにくく、いくらカリスマイケメン美容師様の私でも、疲労の色が隠せません。

 

 講師の方の声だけが響く授業中、無性に大声で「エイドリアーン」と叫びたくなる衝動を抑えるのに精一杯です。

 

 まだ明日も授業があるのでキツいですが、全てはお客様の為。39歳斉藤広観頑張ります。

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2014.09.03

 お久しぶりです皆様。お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

 最近小2の娘にキッズ携帯を持たせた父親、斉藤です。

 

 うちの美容室には毎週、三条通の天下一品の横にある「山科書店」と言う本屋さんが、その日発売されたばかりの週刊誌や月刊誌を届けに来てくれる、所謂「宅配サービス」をしてくれています。

 

 届けに来てくれるのは、スーパーカブに乗った海老蔵似の坊主頭のイケメンで真面目そうなオッチャンです

 

 オッチャンはとても気が利く人です。

 

 店が忙しそうなときはサッと入って来たかと思うと私達の邪魔にならないように素早く去って行ってくれます。

 

 支払日でも、忙しそうなときは笑顔で次回に持ち越してくれたりします。

 

 3年程前、私が中国料理「ちゅん」で晩御飯を食べて帰った後、山科書店によって「キン肉マン」と言う漫画を買いに行ったときに偶々2階の漫画コーナーで店番をしていたオッチャンは「こういうのも読まれるんですね」と言って「次回から発売日に一緒に宅配しましょうか」と提案までしてくれました。

 

 お蔭で現在では、一緒に経費で落とせるようになりました。

 

 そんなオッチャンが今日もやって来ました。

 

 生憎お店が忙しかったので軽く挨拶を交わしたのですが、そのまま仕事を続けていました。

 

 しかしいつもならすぐに去って行くオッチャンでしたが、今日はお店を去ろうとはしませんでした。

 

 その時は妻がお客様のシャンプーをしていて、私はお客様の毛染めをしていました。

 

 気配を感じ取った私。玄関(オッチャンの居る方)を見てみるととても心配そうな顔をしたオッチャンが何か物言いたげな顔でこちらを見ていました。

 

 実に9年間の付き合いになりますが、この日の、こんな表情のオッチャンは初めてでした。

 

 もしかして退職しちゃうとか・・・・とやや心配になる私。

 

 しかしお客様との会話の最中だったので途中で止める訳にもいかず、取り敢えず半身になって「ちょっとスミマセン」とだけお客様に伝えてオッチャンに耳を傾けました。

 

 申し訳なさそうにすり寄ってきたオッチャン。私の耳元でコッソリと会話を始めました。

 

 オッチャン「あの。お伝え難いんですけど」

 

 私「はい・・・」

 

 オッチャン「キン肉マン(漫画)の別冊、臨時のが出たんですが、良かったら如何ですか」

 

 ・・・・

 

 しばし沈黙の後

 

 ・・・・

 

 私「・・・頂きます」

 

 オッチャン「もう持って来てあるので、ソファーの所に黒い袋に入れて置いておきますね」

 

 私「・・・ありがとうございます」

 

 オッチャン「今日はワンピースも一緒です」

 

 そう言って去って行ったオッチャンの顔は何処となく満足感に満ち溢れていました。

 

 その後、何か嬉しさと恥ずかしさと驚きがブレンドされて複雑な気持ちになった私はお客様の前で十数年ぶりに思い出し笑いをしてしまいました。

 

 オッチャン。

 

 今晩楽しみに読ませて頂きます。

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2014.08.26

 お疲れ様です。いや。疲れてないですよねすみません。

 

 ここの所、10月に開催予定の母の書道展覧会の準備と来月に受ける試験の勉強の為、ずっと時間が無くてブログを更新できていませんでした。何とか生きてる斉藤です。

 

 なので今回は取り敢えず報告しなければいけない事だけを簡潔に報告させて頂きます。

 

 現在。

 

 先週の長野の帰省にて恐ろしい程の「喰っちゃ寝」を繰り返した結果体重が5キロも増えてしまいました。

 

 おめでとうございます。

 

 このまま10月を迎えると皆様のカット料金が無料と書いてタダになる兆しが見え始めました。

 

 相変わらず毎朝、妻と二人でお腹をへこませてはいるのですが・・・目と目が合ったらミ~ラクル~な結果になる気配は今の所ゼロ。

 

 取り敢えず色々と頑張りますが何となく載せてみた写真は

 

 1・夏休み中に行った琵琶湖プールにて前歯が抜けてチャーミングな娘とのツーショット。

 

 2・先週家族で行った富士急「トーマスランド」からのハロルドの空の旅中、歯が更に抜けてプリティーな娘とのツーショット。

 

 

 アンタどっちもおんなじ顔やんけ。

 

 

 因みにタイトルの「あいをままお」は息子の流行りの口癖です。どうやら「アナと雪の女王」の事を言っているようです。

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2014.08.16

 「今日はお父さんと一緒に寝たい」

 

 その言葉が全ての始まりでした。

 

 

 今回のブログは、昨晩斉藤家にて起きた実際の出来事です。

 

 夏の夜のミステリー。

 

 (注)文中、少し気味の悪い表現が書かれているかも知れませんので、お食事中の方や身体の具合の悪い方は読むのをお控えください。

 

 夜になって降り出した時折激しさを見せる雨の為、湿度も高く寝苦しい夜でした。

 

 斉藤家では、いつも子供たちは妻と一緒の寝室で寝ているのですが、この日の晩はふと娘が私と一緒に寝たい、と言い出したのです。

 

 「おや珍しいな。」久しぶりの事です。喜んだ私は9時前には一緒に寝室に行き、娘と二人でベッドの上でドイツゲームなどを楽しみました。

 

 それから電気を消して寝る態勢に入ったのですが、娘がしきりに「今日はなんか眠りたくないねん」とせがむので、それから昔話などを話して聞かせました。

 

 3話くらい話した所で、要約睡魔が娘の所にやって来てくれたようで、その内スヤスヤと寝息を立て始め、私も一緒にいつもより早い眠りにつきました。

 

 

 草木も眠る丑三つ時。

 

 

 夢を見ました。

 

 夢の中で、隣で気持ちよさそうに寝ていた娘が急にムクッと起き上がり不安げに私の顔を覗き込んで、慌てて口を押え泣きながら部屋を飛び出して行きました。

 

 変な夢だな。

 

 そうは思ったものの、最近歳の所為で一度目を覚ましてしまうと昔の様に二度寝が出来なくなってしまった私は、現実だったかもしれない光景をさて置き眠り続ける事にしました。

 

 それから間もなくの事です。

 

 私のベッドは夏の間、寝ている時に掛け布団を掛ける事が無く足元に畳んだままになっているのですが、体制を変えようと足の位置をずらすと、掛け布団の上から踵(かかと)に何か冷たいモノを感じました。

 

 「あれ。ジュースでもこぼしたのかな。」

 

 その冷たい感触はどうやら小さな水滴の様でした。

 

 そのまま夢うつつ状態をしばらく続けていたのですが、足を少し動かしてみると少し離れた所で踵に同じ感触がありました。

 

 「ひょっとしての雨漏りか。」

 

 そうも思ったのですが、雨水の場合時間が経つと布団にしみ込んで行きますし、こんな風に「水滴」と思えないはず。

 

 意識も段々ハッキリしだし、それからしばらくの間、掛け布団と敷布団の上に同じような場所が無いか両足の踵で探りました。

 

 そう言えば隣で寝ている娘はこの事に気付いているのかな。

 

 ふと、娘が一緒に寝に来ていたことを思い出し、右隣に顔を傾けていたのですが、そこにいるはずの娘の姿が見当たりません。

 

 「そう言えば、さっきの夢・・・現実だったのかも。」

 

 しかしあの夢(と思っていた)時の娘の顔はとても鬼気迫るものがあり、涙にしてもそうだけど寝ぼけていたとも考えられない表情だった気がするし、何よりあれからずいぶん時間が経つのに娘は私の部屋に帰って来ないでは無いか。

 

 少しづつ不安になって行く私。何か嫌な胸騒ぎがする。

 

 そんな気持ちのまま踵を動かしていると何か「水滴」では無い、違う「物体」が私の脛(すね)の辺りに触れました。

 

 「何だ。」

 

 暗い部屋の中手を伸ばしてみると、どうやらその「物体」はピンポン玉位の大きさの柔らかいモノでした。

 

 親指と人指し、中指で物体を触っていると何か程よい弾力があります。

 

 例えるとその感触は「かまぼことつみれの真ん中」のようなモノでした。

 

 しばらくの間プニプニと触っていたのですが、完全に目が覚めてしまい「一体これは何なのだ」との疑問から、灯りを点けて確認する事にしました。

 

 電気のついた部屋には娘の姿は勿論なく、ベッドの上、足元の冷たかった水滴の場所には赤やピンク色の少し不気味なシミが付いていました。

 

 そして未だ完全に開ける事の出来ない瞼(まぶた)を擦りながら、そのピンポン玉を見てみました。

 

 「これは。」

 

 そのピンポン玉は全体が白味、もしくは黄味がかったイガイガボール、もしくはパチパチ飛び出すパチパチ君のような形で、所々に血の様な赤い色とピンク色の筋の様なモノが綺麗な模様で入っているモノでした。

 

 「これは・・・手毬(てまり)か。」

 

 その小さな手毬をしばらく色々な角度から眺めていたのですが、不意に何処からか得体の知れない生臭い臭いがしてきました。

 

 真夜中に何かに怯えるように飛び出して行った娘。時間が経っても消える事の無い水滴。足元に残された血の様な跡。生臭い臭い。そしてこの手に残された小さな手毬。

 

 嫌な胸騒ぎは止まらず、鼓動が早くなっていくのが分かります。

 

 「しーちゃん(娘)。」

 

 娘の無事を祈る様に小さな手毬をベッドの横の棚に乗せ、慌てて身を起こして立ち上がり、駆け出す私。

 

 部屋を後にしようと扉のノブに手を掛けました。

 

 ノブがヌルッとしました。

 

 何事か。と思いノブに顔を近づけてみるとノブからでしょうか。とても嫌な臭いがしてきました。

 

 どこかで嗅いだ事のある臭い・・・これは・・・

 

 「ハッ」とした私。部屋を出る前にもう一度ベッド横の「小さな手毬」を取りに戻りました。

 

 そしてその手毬を恐る恐る拾い上げ、その「臭い」を嗅いでみて、この不思議な一連の怪奇現象。全ての出来事の意味、点が線になっていくのが分かりました。

 

 

 クンクン・・・

 

 「手毬くさっ」

 

 

 「これ・・・・・」

 

 

 「これゲロやんけ」

 

 

 そう言えば娘は良く慣れない所で寝ると夜目が覚めた時に気分が悪くなっておう吐する習性があったっけ。

 

 水分足りてなかったから固まってたのだと思いますが、こんなつみれみたいな硬さになるなんて。

 

 てか、ずっと指でプニプニプニプニ触ってた私。

 

 「指くっさ」

 

 速攻お風呂に行って踵と手を洗いました。

 

 真夜中にお風呂場で何とも言えないブルーな気分になった私。部屋に帰る途中に妻の部屋をのぞいてみるとそこには幸せそうに眠る娘の姿がありました。

 

 夏の夜はミステリー。

 

 今晩、あなたの下にも現れるかもしれない「恐怖の手毬」。

 

 皆様も十分に水分を取ってから夢の世界へ旅立ち下さいね。

 

 では明日からのお盆休み、家族みんなで楽しんできたいと思います。

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