おはようございます。先日、関西テレビの「よーいドン」と言う番組の取材を受けていた男斉藤です。
ちなみに円ヒロシさんが出てる番組、お店が休みの日はちょくちょく見てるのに「よーいドンってご存知ですか。」と聞かれて「いや・・・・ああ。そうなんですか。」と何故か興味薄目な感じで答えてしまったヘンコな斉藤でもあります。
皆様はディズニー映画の「メリーポピンズ」という作品をご覧になられた事はありますでしょうか?
映画好きな人なら誰しもが1度は見た事があるであろう素晴らしい映画です。
私がこの作品に出会ったのは小学2年生の頃。
当時、南極物語や里見八犬伝こそ映画の中の映画だと思い込んでいた私にとって、日曜洋画劇場で流れたこの「メリーポピンズ」は本当に衝撃的な映画でした。
そんな作品の中で、私が最も好きなシーンが劇中で主人公メリーが歌う「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」という曲の場面。
知らない方は下の画像をクリックしてご覧ください。(動画は日本語版)
結構色々なところで使用されている有名な曲「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」。
とても長すぎる言葉だけど言えたらスッキリ「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」。
本当にいい曲で、私の娘息子もこの映画とこのシーンが大好きです。と言うかそうさせました。
一昨日の月曜日、娘の学校の日曜参観の振り替え休日で時間が出来た為、家族で久しぶりに「青少年科学センター」に行って来ました。
その道中、退屈しのぎにと車のハードディスクに入っているアルバム「ディズニーミュージック」から子供たちが喜ぶと思って、この「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を車内で流してあげました。
案の定、真っ先に娘が食いついて来て一生懸命サビの部分である「スパカリ」をBGMと一緒に合わせて歌おうと歌い始めました。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
これが結構中々歌えなくて、アナウンサーや司会業などをやっている人でさえ何回か練習しないと無理と言う難易度。
ちょっと試しに皆様も歌ってみてください。
・・・・
どうでしょう。ちゃんと歌えた方いらっしゃいますか。
「すぱかりふらいっしっくえぴありどーしゃす」位になってしまった人、ご安心ください。それが正常です。
話を戻しますがこの時、助手席に座っていたうちの娘も、一生懸命曲に合わせて何回も失敗しては「あぁもう、又アカンかったわ」と悔しそうに次のパートまでに毎回ブツブツ練習していました。
途中、眠そうにしていた後部座席の息子も訳も分からぬままに「すぱさりたんたんえぴあらどーだっ」と合わせて歌ってました。
そして曲が終わり、結局一度もうまく歌えず悔しがる娘。
「お父さん、もっかいならして。」
と必死になってせがんできたので快く曲を選曲し直しました。
すると、そこでずっと静かに事の経過を眺めていた妻が
「そんなに難しいの。」
と笑顔で間に入って来ました。
母親に曲の難しさを一生懸命説明する娘。て言うかその説明ですら「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」言えてないんですけどね。
「へー。ここにエクスぺリア出てくるんだ。」
と何故かスマートフォンに関連したがる妻でしたが正確には「エクスピアリ」。
「お母さん結構歌えると思う。みんな黙っててね。」
娘から無理だと言われているのを無視して、わずか3秒でマザーオンステージにしてしまう妻さおり36歳。
静まる車内。子供たちの視線を独り占めする妻。私も耳だけ傾けます。
アンビリリダマビリアンビリアーン
サビが近づいて来ます。
アンビリリダマビリアンビリアーン
背中から妻がリズムを取り出してる気配を感じます。
大きな声で言えたらスッキィリ
そして・・・・
妻「すぱかりふぁじりっちえっぴありローション」
やはりやってくれました。
夫婦とは不思議なモノで、長年連れ添っていると何となく「そうなるであろう」という一種の悟りにも似た予測が立てられるようになります。
きっと妻の頭の中に「ローション、いつか使いたいなぁ」と言う願望があったのでしょう。
助手席に座っていた娘は大爆笑。言った本人ですら他人事のように笑い出してそれにつられて流れに乗ろうと息子もチャイルドシートでウヘウヘ言いだしてました。
私だけ、心の中で突っ込むべきか否かで葛藤しながら複雑な心境でCX-5をスカイアクティブしていました。
そしてそんな出来事も忘れて、昨晩娘が「一緒に寝たい」とせがんできたので寝室で二人横になっていました。
「うち今日は絶対お父さんの夢見るわ。」娘から少し嬉しい言葉を掛けて貰え、一体いつまでこの幸せが続くのかとやや不安になりながらも「お父さんも今日はしーちゃんの夢見るわ。」等と言いつつ、お互い親子愛を確かめ合いました。
深夜3時頃。
何か奇妙な笑い声で目が覚めてしまい、暗闇の中隣を見てみると娘が寝ながら笑っていました。
「うへへへ」
とても嬉しそうな笑顔。きっと楽しい夢でも見ているんだな。
どやしーちゃん。お父さん夢の中でも優しくしてるか。
ちょっぴり幸せな時間を過ごせている気がして、娘の寝顔を眺めていました。
すると笑いながら娘の口から
「ローションて。あはは。」
・・・
やはり、どう頑張っても母親の愛、そして妻の存在には到底勝てそうにない事を学びました。
皆様こんにちは。かすみ目全開男斉藤です。
このブログを読んで頂いているお客様で、私が2年前程に、ここで「地震が起こるかも知れない」という話をブログに書いた事があるのを覚えていらっしゃる人が居るかもしれません。
上記のブログは「ロンバート」という過去に色々と大きな予言をされた外人さんが、日本で大きな地震が起こると予言した事で当時メディアで騒がれた記事を紹介しました。
まあ結局当日何事もなく平和な一日が訪れ、お客様のI様に石垣島にダイビングに行く予定をわざわざキャンセル察せてしまっただけの結果となりました。
I様、その節は本当に申し訳ございませんでした。
そして又懲りずに今回のブログのアップ。
最近、小笠原を始め各地で頻繁に起こる小規模な地震、そして休火山の活動が活発になって来ていて「近いうちに大きな地震が起こる」とニュースなどで取り上げられ始めています。
そんな中昨日ネットのニュースを見ていると以下のような気になる記事がありました。
観覧出来ない方に簡単に説明させて頂くと、どうやら東京の芸能人御用達な占いが出来る有名なゲイバーのママさんが先月の小笠原などの地震を言い当てており
今回今年の10月に関東に大きな地震が来る
と予言を立てられたそうです。
私は恥ずかしながら、同じ人類にそう言った「未来を予知する力を持つ人」がいるとは考えられない人間なのですが、そういった災害に対する用心はするに越したことがないと常日頃から思っています。
新宿の母でも、銀座の父でもない、渋谷のママという又新たなカテゴリーに位置する見知らぬ人の予言などどれ程の信ぴょう性があるのか、などと言う事は百も処置です。
しかし「やらなきゃ良かった、言わなきゃ良かった」と言う後悔より「やっておいたら良かった、言っておけばよかった」と言う後悔の方が後になって辛い思いをする事も人生の中で経験出来てきました。
なので、関東地方にいる友人たちにも例え笑われようが馬鹿にされようが取り敢えずは伝えておきたいと思います。
大丈夫かとは思いますが、皆様も又万が一の時の為にご家族での連絡方法や身の回りの災害時の用意などをもう一度ご確認されて見てくださいね。
やましなす皆様。「コーンスープ」と「コーンポタージュ」の違いがこの歳になって何となく分かってきた気がする男斉藤です。
いや御免なさい。ホントは良く分かってません
先日、とあるお客様にブログが長過ぎ注意報を出されたので、今回は余計な文章を極力控えるため久しぶりに音声のみでお届けします。
今回は先日来店されたO中学に通う女の子と交わしたオーキニーでの会話の1シーンです。
JC(Joshi Cyugakusei女子中学生)「今度学校で日本の地図のテストあんねん。」
DO(Dandy Oyajiダンディー親父)「へぇ。ピノ(仮)ちゃん地理とか得意なんか。」
JC「ううん。めちゃ苦手やから困ってんねん。」
DO「ほならおっちゃんと一緒にカットしてる最中勉強しよか。」
JC「うん。頼むわ。」
DO「よし。ほなら北のほうから一個ずつ言って行ってみ。まずは東北地方を日本海側からやな。」
JC「えっと。北海道・・で秋田、青森でしょ。それから宮城。」
DO「おっとちょっと飛んだぞ。始めはAAI。秋田青森ともう一個Iから始まるのがある。」
JC「ええ。あ、わかった岩手や。そっかなるほど。」
DO「それから日本海側にもう一個。山っぽいのな。」
JC「山梨。」
DO「山形や。それと地震があったとこ。忘れたらアカンで。」
JC「あ。福島。」
DO「そそ。東北は6つ。数で覚えたら忘れへんで。」
JC「流石オーキニーさんやな。分かりやすいわ。」
DO「男前やろ次は関東地方やな。ここは関西の人は覚えにくいからじっくり考えや。」
JC「うん。えっと群馬、東京、千葉、埼玉・・・あとどこだっけ。」
DO「エライ飛ばすなピコちゃん。まずはなんちゃら「き」とか「ぎ」っていうのはややこしいからセットで覚えとき。大阪と京都の間にも似た名前の地域あるで。」
JC「き。あ。茨城。あとぎ、か。栃木や。」
DO「おっやるやん。そんな感じ。きとぎはセットやで。それと関東は7つ。あと一個や。」
JC「どこやろ。ヒント教えて。」
DO「東京の近く。名古屋と一緒で都市が有名過ぎて出てきにくい県があるぞ。」
JC「あっそっか。神奈川県やオーキニーさんやっぱ男前やわ。」
DO「気付くのが遅いけど許したる。じゃあ今度は最近新幹線通った北陸とか中部地方いってみよか。」
JC「この辺は得意やねん。京都から近いもん。えっと、長野、愛知、滋賀・・・」
DO「ちょちょっちょっと待てちょと待てお姉さんや。地理を思い出しながら順番に降りてこな分からんようになるで。」
JC「そっか。えっと新潟、長野、富山・・・愛知、静岡。」
DO「うんそうええ感じ。もっかい上から降りてこよ。結構あるで。」
JC「石川、福井、山梨、・・・あとわからへん。」
DO「しょうがない。男前の出番やな。あと二個あるで。京都から近くてスキー場とかある所と新幹線で賑わってる所。」
JC[えっと・・・岐阜県。あと分からんどこやろ。」
DO「岐阜は正解や。出てこうへんか。金沢や。」
JC「あそっか。神奈川と似てるから難しいな。これで10個、中部多いな。」
Do「この辺は面積が広いところやから確実に覚えときや。」
・・・中略・・・
DO「どや勉強になったか。」
JC「うんありがとう。取りあえず明日のテスト行けそうや。ほんまありがとう。」
DO「かまへんかまへん。分からんことあったらオッチャンになんでも聞きや。教えたる。」
JC「うん。今日来てよかったわ。」
・・・・
ピノちゃん。
ゴメンそんな県あらへんかった。
皆様こんにちは。1年のうちで恐らく一番電気代がかからない季節になりましたが如何お過ごしでしょうか。本日から3日間妻が息子を連れて帰省してるので夜が少しだけ寂しい男斉藤です。
お電話お待ちしております。
今回も張り切ってくだらないブログをダラダラと書かせて頂きますね。
私、以前こちらのブログでも少しお話した事がありますが、少し前まで朝に店を開けてから準備を始めるまでに必ず日課にしている事がありました。
ラジオ体操。
皆様はこのラジオ体操。第1だけで良いので全て見本無しで体操出来る自信はありますでしょうか。
小学校の夏の想い出に誰しもが経験しているであろうこの体操。
ひょっとしたら私の他にもいらっしゃるのではないかと思ってちょっとお尋ねします。
さあみんな目を瞑(つむ)れ。
いいですか。
曲の終わりパートで最後まで待てずに動き出したことのある人はい手を挙げて。
出席カードにハンコをもらう順番が遅くなっても何も損は無いはず。そんな事は百も承知。
ついつい他の人より少しでも早く先頭に行きたくて動き出しちゃった人恥ずかしがらないで手を挙げて。
しんこきゅぅうぅっ ちゃんっ ちゃんっちゃちゃんっちゃんっ ちゃんっ・・
位から手を動かしつつ前に動いてた人。
はい。目を開けて。
ほうら一人じゃなかった。
さて話を戻しますが、健康のため実に2年程朝の日課として続けていたラジオ体操ですが、1年前程からでしょうか、妻が「一緒に体操する」と言い出してしばらくの間、朝から夫婦仲睦まじく並んで体操をしていました。
しかし二人の体操をやり始めるタイミングを合わすのがやや面倒で、いつからかマイペースな妻は私がいくら他の用事をしていようと自分の用事が済むと1人で勝手に音楽を流し始めました。
「ちょ。まだ始めんといてえな」
そんな私の言葉に対して「途中から寄ってきて始めればいいじゃん。」と自分の感覚を素直に投げつけてくる妻。
ダメなんです私。途中からとか最後だけとか中途半端な事全て。
妻的には「体操する事に変わりない」と言う。まあそうと言えばそうなんですけど。
しまいにはお客様に「私ラジオ体操するのが日課なんです」なんて、まるで生まれてこの方ずっと自分で見つけて続けている健康法の様に明るく話す妻に、何故か微量な嫉妬心を抱くようになりました。
ほんと小っちゃい男やわぁ。
そんな事もあって私は最近ラジオ体操をしなくなってしまい、現在何事も無かったかのように妻だけが体操しています。
私はいつもそれを横目にタオルを畳んでいます。
最近、ふと妻のある変化に気が付いてしまいました。
「1,2,3,4吐いてぇ吸ってぇ吐いてぇ吸ってぇ手足の運動1,2,3・・・」
曲の終盤。女の子達が嫌がるガニ股開きの屈伸運動が始まりラストパートが始まります。
「深呼吸です。ちゃんっちゃぁらちゃんっちゃん」
ソワソワ
ん。なんだ。
「ちゃんっちゃっちゃちゃっんっちゃっん」
テクテク
「ちゃんっちゃぁら」
テクテクテクテク・・・
ぷちっ
「ちゃんっちゃんっ」
「ちゃっちゃっ・・・・てろてろりん ねばえんでぃんすとぉりぃぃ・・・」
曲変わりましたね。
「最後動きながら深呼吸」万国共通万歳。
安西先生、スタンプとか関係なかったんですね。
「深呼吸」を一生懸命行っている人(誰)に対しては少し申し訳ないですが、少し妻との距離が近づいた気がした皐月の朝でした。
日本の皆様こんにちは。
営業中、ブルーライト軽減用のメガネを装着して仕事をするようになった所、原宿でうろうろしている怪しい芸能スカウトマンのオッサンの様な風貌になってしまった男斉藤です。
早いモノでゴールデンウィークが終わってから1週間以上が経過しましたね。
GW期間中は斉藤家では胃腸風邪がアウトブレイクしてしまい、外へ遊びに行けなくなってしまったのですが、予約してしまっていた為強行で大阪天保山に新しく出来た「レゴランド」に行って来ました。
連休中と言う事もあったので高速の渋滞を避けるため久しぶりにJR~大阪環状線など電車を利用しての道中。
いやあやはり休日や連休は朝から多いですね。改札から車内、トイレに至るまで人、人、人。
そんな中やたらと目立つ外国人観光客。
最近何かと噂の中国人。多いわぁ。
日本人と似ているようで似ていない。しかし産まれ持った血の御蔭サガとでも言いますでしょうか。恐らく皆様も[日本人」と「中国人」の違いが何故か分かってしまうと思います。
私「しーちゃん(娘)見てみ。あの人達多分ミスターブーとかと同じ中国人やで。」
娘「お父さんなんで解るん。」
満員電車の車内、座りたいと喧(やかま)しい娘の気を紛らわせるためくだらない話を振り出す父親。
私「あんな。その1。中国人の人は大抵4~5人で大きな声で話してるねん。(悪魔で主観です)」
娘「へぇ。」
私「その2。持ってるモノでな。男性は大きなカメラを首からぶら下げてる。女性は大きなサングラスはめてる。(悪魔主観)」
娘「ほんまや。げへへ。他には。」
私「その3。カップルがな、ちょっと変ねん。男性はそんなにカッコ良くない服着てておっさんっぽいねんけど、相方の女の人はやたらと派手な色の服か肌露出してるのが多いねん。(悪主)」
娘「なにそれ。」
私「そんなんねんて。あとは小さい子供連れがほとんどいないわ。」
その後、高槻や梅田の駅でも「チャイニーズを探せ」ゲームが続きました。
そんな日本人時々中国人の天気の中、目的地であるレゴランドへ到着。
自慢ではありませんがこのレゴランド。4月末にオープンしたばかりで当日入場は不可能でインターネットにてかなり事前に時間指定で予約を取らないと入場できない位人気のテーマパークなのですが、一体どうやって入場できたのかと言うくらいの驚くほどかなりの中国人率。
娘「お父さんあの人らも中国人やな。」
私「おっやるやんしーちゃん。間違いないわ。」
娘「私絶対わかるねん。げへへ。」
私「偉いな。ご褒美にソフトクリーム買ったるわ。」
娘「やったー。」
よほど気にいったのか、レゴランドを満喫しながら途中途中でチャイニー探しをする娘とその父親。
その後、レゴマンとたわむれた後にも
「お父さん、又中国人いたなぁ。」
ミニチュアの街を満喫した後にも
「お父さん、又中国人いたなぁ。」
4Dシアターを見終った跡でも
「お父さん、又中国人いたなぁ。」
アンタら親子どんだけしょーもない事続けてんねん。
そんなこんなで4時間程楽しんだレゴランドを後にして近くの天保山マーケットプレイスの中のフードコートで遅めの昼食をとりました。
昼食後妻が一人で「少し色々見て回りたい」と言い出したので、待っている間に息子と娘三人でおもちゃ屋さんやアクセサリー屋さんを見て回っていました。
「またいたなぁ。」「ここにもいたなぁ。」
良く見てると何回か同じグループの人たちに向かって「いたなぁ。」言うてるんやけどなしーちゃん。
さて置き、しばらくすると「もう終わったけど今どこにいるの」と妻から電話が入りました。
妻がいるフロアーのほうが出口が近かったので「皆でそっち向かう」と伝えて移動する私達。
若いアベックと一緒にエレベータに乗り込んだのですが、下のフロアに降りると思っていたエレベーターが逆の方向へ向かい出だしました。
まあええか。そう思って取り敢えず3階のフロアに到着。扉が開いた途端けたたましく入ってきた3人組。
手には大きなカメラ。似合わない派手な服。強引な入り込み。
3拍子揃って中国人確定。
ふと斜め下を見てみると娘がニコニコしながら今にも何か言い出したそうな顔をしていました。
「しーっ」とだけ念入りにいなめる私。
それに合わせて娘も感づいた様子で「しー」っというジェスチャーを返してきました。
そんな静まり返った空気の中突然大きな声が。
「またちゅうごくじんきたなぁ。」
声の主を探すと、犯人はなんと息子。
ニコニコしながら私の顔を見上げていました。
発表会で出すくらいの大きな声が鳴り響いたエレベーター内。ゆっくりと動き出してはいたものの中々に気まずい雰囲気が漂い始めます。
そして「ちゅうごくじん」位の単語は分かったのでしょう。扉付近の中国人(仮)達が息子の顔を睨み付けてました。
娘「蒼ちゃんしーっ。あかんでそんなこと言ったら。」
そう言って弟のおでこをジャッキーチェンのカンフー(蛇拳)の構えで突く姉。
ていうか中国ネタヤメなハレ。
姉に怒られているのに「ようやく僕も脚光を浴びれた」のような満足な笑みを浮かべてるKYな息子。
その後元居たフロアーに戻ってきたエレベーター。扉が開くと同時に先ほどの3人組が降りて行きました。
すかさず
「ちゅうごくじんいったなぁ。」
あのね一々言わなくていいの。失礼だから。
やや広くなったエレベーター内で弟の口を必死で防ごうと格闘する娘の顔は何故か嬉しそうでした。
そして目的の階に要約到着。エレベーターから降りた途端ほっと胸をなでおろし赤面してる私に、一緒に乗っていたアベックの人たちが笑いながら話しかけてきました。
「お父さん。息子さん最高です。有難う御座いました。」
そして「写真を撮らせてほしい」とお願いされて上機嫌で一緒に撮ってもらった息子。
そしてその光景を横目で見ていた娘が一言
「ええなぁ。私ももっと中国人当てといたらよかったわ。」
いやそこじゃないやろ。
くやしそうな娘は、妻と合流するまでの道のりで売っていたソフトクリームを自分の財布から何故か息子に買い与えてました。
そして娘は学校の発表で「ゴールデンウィークは中国人のお蔭で楽しかったです」と言い放ったそうです。
誰やこの子供達の保護者。
注:日中のこれからも変わらぬ友好の為、何かご指摘を受けましたらこのブログは削除させて頂きます。