やぁまざきいぃちぃばぁぁん。
山科一番やましなす。皆様ご機嫌いかがでしょうか。先日とあるお客様から「イチローに似てるね」と言われて喜んだ、この世に生を受けて以来「田中星児」似と言われ続けていた男斉藤です。
ややこしや。
と言う事でヤマザキ一番。ヤマシナ一番。
まずはこちらの動画をご覧ください。そしてこちらのページに帰ってきてください。(クリックで移動します)
この頭に残る歌をとりあえずブログを読み終わるまで忘れないでください。なんなら別タブでずっと流しながら読んで下さい。
先日、気持ちを一新したいがために久しぶりに妻に髪を切ってもらいました。
そして今まで赤色で染めてもらっていた髪を黄色で染めてもらいました。
その途中経過があまりにも酷かったので写真を撮ってみました。
くそう。似とるやんけ。
何処がイチローやねんってかんじですが。とりあえずお客様からは「坊ちゃん」と言われています。自分ではワールドカップ開催中なのでサッカー選手になる予定だったのですが。
と言う事で笑いに飢えている方は是非熱いうちに窓越しにでも見に来てください。
ヤマザキ一番。
やましなす皆様。何処に連れて行っても「お父さんそっくりねぇ」と言われる顔の息子の父親斉藤です。
ここ数カ月色々とバタバタとしていたので、ろくに家族との時間をとれていなかったので、最近は罪滅ぼしを兼ねて休みの度に息子と行動しています。
ともに時間を過ごしていると、本当に遺伝子のなせる業、とでも言うのでしょうか。教えていないはずなのに息子に私とそっくりの行動や言動、或いはクセのようなものがある事に気が付きました。
寝っ転がって襖にもたれかけ、柿ピーを口に放り込むその姿。スシローでもらった階段で使うと尺取虫のように動くはずのチャチいスプリングのオモチャをハンガーに巻き付けて取れなくなってしまい逆ギレするその思考回路。保育園の帰りがけ先生に挨拶する際前ではなく後ろにふんぞり返って逆にお辞儀をして「さよぉならっ・・・ぷぅっ」とする意味不明のアピール。
このままいけば彼はきっと30歳前後で一度挫折を味わう事になり、嫁には恵まれるけど大成はしない人生を送ることになるだろう。そんな心配をしてしまう位の血の繋がりを感じています。
そんな彼ですが、唯一ずっと私についている「嘘」がありました。
初めての嘘は1年程前。私がお風呂に入った時でした。
斉藤家のお風呂に入る順番は、いつも妻が一番。そしてその次に息子か娘が一人づつ入浴をすませ、最後に帰宅が遅い私が締めで入るのですが、一日の疲れを洗い流そうと浴室に入った時とある異変に気が付きました。
何か臭い。
市民プールのシャワー室と隣接していて裸足のまま行き来が出来るトイレで良く嗅いだ事のある臭いでした。
「これはやりおったな。」と即座に察知した私でしたが、取りあえず頭と身体を洗い、排水溝周りでくすぶっている泡を無駄なく使い、臭いの元と思われる個所をしっかりとこすり、仕上げに顔を近づけてクンクンしてみて、AG+のCMでお馴染みのお婆さんのように「グッド」判定をしてから湯船に浸かりました。
湯船に浸かった後、匂いの原因菌が排水溝付近ではない他の個所に潜んでいた事に気が付きました。
すぐさま湯船から上がり栓を抜き、くまなくバスタブ内を洗い終わった後、もう一度全身を洗ってみたのですがバスタオルで身体を拭いている時も未だ匂いは残っていました。
匂いを気にしながら寝に行くも、途中でやはり気になりすぎて夜中にもう一度身体を洗いに行きました。
そんな事が2~3回ありました。
事が起きた夜の規則性を探ってみるとどちらも「入浴が息子の次で、尚且つ浴室から息子の鼻歌が聴こえて来た」時でした。
我が子を疑うのはいけない事かも知れませんが、とりあえず事情聴取を順番に行った所、娘からは「はぁ。ウチがするわけないやん。何言うてんの知らんし。」という言葉と冷ややかな目線を返されました。
そして本命である息子に聞いたのですが、息子は「ううん。」と平然を装って答えるだけ。
念を押して聞いても見たのですが、彼の意思は固く、止む無く事件は迷宮入りしてしまいました。
あれから一年。
先日、息子と玉無し自転車の練習をしている途中、水分補給の為に妻から持たされたアクエリアスのペットボトルを息子が飲んでいる最中に、息子がペットボトルの中の空気を吸い出し、ペコっとへっこんだボトルの口に舌を吸い付かせて「いたいいたいぃ。おとうさんみてみてぇ」とおチョケていたので、私が
私「それ10回に1回くらいメチャメチャ吸い付いてきてホンマに痛くなるから止めといた方がええぞ。」
とアドバイスしてあげたのですが、後に何度か同じことを行っていた息子が虚しくも私の予言通りの結果となってしまい半泣きになっていました。
いわんこっちゃない、という無慈悲な表情の私に対して、息子が舌を乾かしながら「おとうさん、なんでわかったん」と聞いて来たので私はこう言いました。
私「アオクン(息子)のやることはお父さんがアオクンとおんなじ歳の時に全部やって来てるからなんでもわかる。」
息子はその時、涙目ながらも何故か少し嬉しそうでした。
自転車の練習が終わり、帰宅して久しぶりに一緒にお風呂に入り「これ好きやろ」と言ってシャワーの水を天井にかけて、雨のように滴り落ちる冷たくなった水滴に襲われ、キャーキャーと喜ぶ息子。
息子「やっぱりおとうさんアオクンのことなんでもしってるな。」
お風呂から上がった後もご機嫌な息子は案の定パンツを履かず、フルチンのまま扇風機をつけてその前でチン〇ンを乾かしていたので「それもよくやったから気持ちはわかるけど、お母さんに怒られる前に早くパンツ履け」と伝えました。
珍しくすぐに言う事を聞いてくれた息子に、父親と言う存在が、今なら何となく無双モードに突入している気がして聞いてみました。
私「アオクン。正直に答えてや。」
息子「ウン。」
私「じゃあ目をつぶってください。お父さんも目をつぶるからな。」
座った姿勢でシャツを着ながら、私の向かい側で少しワクワクしながら素直に目を瞑る息子に聞きました。
私「お風呂の中でおしっこしたことある人。手をあげて下さい。」
わからないように薄目を開ける私と、バレバレに片眼だけを開けて私が目を開けていないか確認してから目をつぶる息子。二人の右手は高々と上に伸びていました。
私「はい手を挙げている人は手を下ろして目を開けてください。」
目を開けてお互いの顔を照れくさそうに見つめあう二人。「手を挙げたか」と聞かれて「ウウン」と首を横に振る息子。
「お父さんは手を挙げてたわ。」と教えてあげると、息子は焦った表情になり「あんなおとうさん。アオクンもてをあげてん。」と慌てて言ってきました。
私は「そうか」とだけ答えて続けて言いました。
私「お父さん小さい時に海の中でおしっこするの、あったかいし気持ちええしなんかドキドキして好きやってん。それが何回かだけバレへんと思ってお風呂の中でおしっこしててん。お婆ちゃん(母)はなんも言わらへんかったけど、次の日の朝にお婆ちゃん又お風呂でシャワー浴びたはった事覚えてるんや。お父さんのおしっこの匂いお婆ちゃんの身体についてたんやと思う。お父さん悪い事してたなぁって今でも反省してる。」
まじまじと聞き入る息子。その事を偉そうに話しながら何故か非常に申し訳ない事をしている気分になる父親。
私「これは二人だけの内緒の話にしとこな。」
息子「うん。」
そう言って最後には指切りを交わす親子の姿は、私の頭の中では「しょうべん小僧の銅像が二体、お互いのチン〇ンから出る水をクロスさせている姿」のイメージとなって、とても輝かしい時間を過ごせている気がしました。
こうして息子が私に唯一ついていた「嘘」は解決されました。
子供は親の鏡。
蒼衣君。最後に一つだけ忠告させてください。
小学校一年生になって、もし学校でスカートめくりが流行ってしまっても決して貴方はそれをしないでください。
それをする事によって、数人の女の子たちから返り討ちを受けた後、教壇に立たされみんなの前でパンツを脱がされ、とても恥ずかしい想いをする事になる、お父さんそんな未来になる気がしてならないです。
益々たくましく、そして健やかに成長してくださいね。
やましなす皆様ご機嫌いかがでしょうか。両足首にパワーアンクルを着けて出勤している斉藤です。
今回のブログは少し汚らしいシーンが出ますのでお嫌いな方はご遠慮ください。
斉藤家では毎週火曜日を「ゲームの日」として、どんな事があろうと家族四人でドイツゲームを含む何かしらのゲームを楽しむ、という決まりがあります。
先日、いつものようにお酒を飲みながら子供たちにゲームのリクエストを尋ねると5歳の息子から 「かくれんぼしたい」と提案がありました。
70平方メートル3LDK内でどれだけ隠れられるのかと思いながらも、常日頃から「自らの意思やアイデアを尊重してあげる」を子育てのモットーにしている私は笑顔で主張を承諾しました。
じゃんけんで最初に勝った娘の鬼からゲームはスタートしました。
カウンターキッチンの最奥地で顔を伏せて30の数を逆から数えだす娘。
嬉しそうに寝室のほうに移動した愛する妻子を見届けてから、私は台所と繋がっているリビングの、冬場はコタツになる大型ローテーブルの下に無理矢理体を蒸しエビのように畳んで潜り込んで隠れてみました。
娘「いぃちっ・・・・もういいかい。」
何処かの部屋からかすかに聞こえる律儀な息子の「もういいよ」の声で娘が動き出す気配がし、数秒で私の背中の辺りから「みいつけた」という声がしました。
「お父さん下手くそすぎやねん」と言う言葉と共に気配の主はリビングから出て次の獲物を探しに行きました。
私は、娘と顔を合わし「ああ見つかったか。やるなぁ。」等と会話をする時間すら与えられず、静かになったリビングで1人空しくテーブルから這い出ようとしました。
這い出る途中、ルームウェアがテーブル下のネジ部分に引っかかりパンツと共にずれ落ちて、左半分のお尻が丸見えになりました。
何だか嬉しくなり、その瞬間の姿を見てもらおうと娘を探しましたが当然娘は既に別の部屋。タイミングを逃した私は人知れずそっとズボンを元に戻しました。
その後、ものの数秒で全員を見つけだしたご満悦の娘が嬉しそうに、いとも簡単に見つかってしまったマヌケ三人に次の鬼の為のジャンケンを促しました。
次は私生活で決して鬼になり切れない妻が鬼。
その鬼が途中で睡魔に負けてしまわないか不安を感じながらも、先程よりも上手に隠れる事を決意した私は意を決してルームウエアのまま玄関を飛び出し、マンションの通路で待機してみました。
中で何が起こっているのか分からなくなって、何だか寂しくなって傘立てから傘を取り出し、寝室の窓の格子をわざとらしくコンコンと叩いて「僕はここにいる」と山崎まさよし的なヒントを与えることにしました。
努力は報われず、ため息だけが静寂に消えていく事およそ2分。煮え切らなくなった私はコンコンからガンガンに加減を強めて格子を叩きました。
その結果、あまりお付き合いのない隣の部屋の男性が何事かと外に出て来てくれ、久しぶりの挨拶を交わせ、こうやって週に一度は頑張って家族サービスをしている事を伝える事が出来ました。
その節はお騒がせいたしました。
次は私が鬼になったのですが、鬼では足りないと思った私は、頼まれてもいないのに映画「エルム街の悪夢」のフレディになり切り、必要以上に恐怖を与えてしまい、お風呂場に隠れていた息子のパンツとお風呂場にもう少しでおしっこの香りを残してしまう結果になりかけました。
そして最後に息子の鬼の番。
先程、殺人鬼で息子に恐怖心を与えてしまったことを若干後悔し、尚且つ娘にお尻の決定的チャンスを見てもらえなかった私は、息子が私を見つけてくれた時にそれらの事を記憶から挽回しようと考えました。
まず服を脱ぎパンツ一丁になりました。
次にそのパンツ(ダースベイダー柄)をお尻の部分に食い込ませてみました。
そして仕上げに、以前娘の誕生日に購入した「HAPPY BIRTHDAY」の文字でPとRの部分が目の部分に来る、スイッチでキラキラ光るやかましい眼鏡をかけてみました。
そのまま隠れる場所を探し出し、チョイスしたのがベランダでした。
変態として誇らしく、リビングの大きな窓を静かに開けてキッチン横の小窓の下あたりに身を潜め、寒空の下息子が探し出してくれるのをひたすらに待ちました。
なかなか見つかる気配がなく、しばらくしてからスイッチをオンにしてキラキラ光らせてみました。
やはり音が必要だな、と今度はピカチュウの鳴き声をまねてみました。
リビングのカーテン辺りを調べていた息子が外から聞こえる鳴き声に気が付き少しずつ近づいてきました。
誰もいないはずの私の背後から「ひいっ」と言う叫び声が聞こえました。
私の住んでいる部屋はマンションの4階になるのですが、ベランダから少し距離を置いて別の会社のマンションが建っています。
声に驚いた私が振り向いて確認した所、そのマンションのらせん階段がある一番手前の5階の踊り場みたいな場所で一人の女性が口に手を当てて立ちすくんでこちらの方を見ていました。
直感で「ああ。これはアカン奴や。」と感じ取った私は出来るだけ自然に、落ち着きを払いながら振り返ったままの姿勢で軽く頭を下げ「ベランダの壁で見えてないはず」と念じながらパンツの食い込みを直し、息子に早く見つかるように足元にあったポールを蹴飛ばして音を鳴らしました。
窓と網戸を開けて息子が笑顔で私の姿を発見してくれました。
息子「お父さん見っけ。」
息子の声は確実に聞こえていたのですが、私はやや焦り気味に「声がちっさい。もっと大きい声じゃないとアウトちゃうし。」と言いました。
この時ばかりはリクエストに答えて大きな声を出してくれた息子に誇りすら感じれるほど感謝しました。
二度目の息子の声が近隣に響き渡り、背後の遠くに見える先程と同じ姿勢のままの人影に向かい「すみませんでした」とお辞儀をしてから息子と一緒にリビングに戻りました。
息子「だれなん。」
私「今の人か。えっとあれや怖がりさんや。」
私の説明に、息子は私の渾身のある意味人生をかけたパンイチ姿に突っ込む事すらせず、フーンとだけ答えて残りの二人を一緒に探すよう私に命じました。
しばらくして妻をお風呂場で発見した息子。「みぃつけた」のあとに放った妻の言葉の「捕まっちゃった」と言うセリフと「何そのカッコ」と言う呆れ顔に何故か底知れぬ不安を感じてしまいました。
その後、家族が寝静まった後、五条通から聞こえてくるパトカーの音に、その都度本当の意味でのかくれんぼの醍醐味である「見つかるかも」という感覚を一晩じゅう味わう事が出来ました。
そして再びかくれんぼがリクエストされても、もう二度とメガネのスイッチはオンにしないと心に誓いました。
やましなす皆様。うぅん実に久しぶりな挨拶になります。
いつぞやのブログで私が頼まれてもいないのに除湿乾燥機を購入してスッタモンダした挙句、何故か洗濯が毎日の日課になってしまったと言う事を載せた事がありました。
今回はその続きのような話になります。
斉藤家の朝は忙しい。
息子と娘は母親である妻を朝から召使のようにこき使っています。
リビングでテレビを見ながらの「お腹減ったー」や「のど乾いたー」は当たり前の事でその他にも
トイレの中から「おかーさーん。おしりふいてー。」
別の部屋のタンスの前から「おかーさーん。今日長袖のほうがいいかなー。」
鼻くそをほじった後に「おかーさーん。ティッシュー。」
玄関から「おかーさーん。今日雨降るかなー。」
「自分で出来るやろ。」と私が何度怒っても、隙あらば母親をシンデレラのようにこき使う子供達。
子供たちのリクエストに答えながら、お弁当を作り寝室を片付け娘を見送り掃除をした後お風呂を掃除して要約一息つく時の妻の口癖は
「はぁ。やっとコーヒー飲める。」
そんな彼女を見ながら何か少しでもコーヒーに早くありつけるように、尚且つ自分も面倒くさくならないような手伝えることは無いか、と模索していました。
そんな私が見つけたのがお風呂掃除でした。
と言っても朝に彼女が動いている時に一緒になって動くのは何だか「見せつけている感じ」がして嫌なので夜に行っています。
家族では、順番的に私が最後にお風呂に入っています。
ですので当然その時残り湯を洗濯に使用しています。
大体いつも15分程お風呂に浸かって、その後に身体を洗うタイミングでお湯取りホースを湯船に突っ込んで吸水を始め、身体を洗い終わって3分の1程に減った湯船に、ペチャペチャと背中を浴槽の床につける感じで無理矢理に体を折りたたんで入浴してから上がっています。
このペースで行くと大体、体を拭いて髪を乾かし歯を磨いてからリビングで発泡酒を飲み終わる位に、洗濯機が出来上がりの音楽を流してくれています。
歯を洗ってから発泡酒を飲んでいる事は突っ込まないで。
それから洗濯を干し始めるのが日課だったのですが、ここに風呂掃除を効率的に入れる工夫をしてみました。
洗濯機の「残り時間」のタイマーの数字で言うと「10」が表示されてからは、もうお湯を吸い込まなくなる事を確認出来た私は、その背中ペチャペチャのタイミングで今度は湯船の栓を抜いて減っていくお湯にスポンジをつけて風呂用洗剤を壁や床、浴槽に吹き付けて裸のままゴシゴシ。
するとどうでしょう。さすれば服が水浸しになる事も、靴下が濡れる事も気にする事なく掃除できるではないか。
such a 仕事で疲れ切った体で最後の力を振り絞り浴槽を力強く掃除する素敵な旦那。
残念ながら好きだった背中ペチャペチャ時間は無くなりましたが、全ては妻のコーヒーにありつける朝の時間を少しでも早くするために。
と言う事で自分の底知れぬ優しさに酔いしれながらのお風呂掃除初日が終了しました。
明くる朝。
いつものようにふるまっている私の前で、いつものように妻がお風呂場に入っていきました。
私の予定では彼女はすぐに浴室から出て来て、飛び切りの笑顔で私に感謝の言葉をかけてくるはずでした。
シャァァ シャァアァァァ。
しかし残念ながら洗面所の電気は消える気配がなくそれから数分。我慢ができなくなりついに声をかけてしまいました。
私「お風呂ぉ昨日の晩に洗っといたからぁ。」
「そうなん」遠くからかすかに聞こえる返事の後、シャワーの音と洗面所の明かりが消えて妻がリビングに戻ってきました。
妻「どおりで綺麗だなぁって思ったよ。」
この言葉を切っ掛けに私の中で試合開始のゴングが鳴り、以前の様(洗濯の干し方)なバトルのスイッチが入ってしまいました。
絶対にぐうの音も出ないくらいに掃除綺麗にしたる。
そう言えば、洗濯は干している姿を見る事が出来るので何となく「何をするか」が分かり易かったけど、お風呂掃除は扉を閉めて行うために、どういった所を掃除するのか良く分かっていません。
CMやドラマでもあまり詳しく紹介されないので「なんとなく」に頼るしかなく、真似するのは結構な難易度な事を知りました。
その日の夜。
お風呂に浸かりながら減っていく湯船を見て「昨日しなかった事」を一生懸命に考えました。
映画の「リング」の貞子ビデオを見てしまった我が子を守る松嶋菜々子さながらに出た答えは「ダビングして見せた」・・・ではなく「風呂桶(おけ)と椅子を忘れてた」でした。
浴槽よぉぉし(良し) 壁、床、鏡、ドアよぉぉし。・・・・椅子、桶よぉぉぉし。
椅子と桶が洗われたのが彼女に解るよう、天地をひっくり返した気の利く行動に我ながら感心して明日を迎えました。
朝。
シャァァぁ。
やはりと言うか相変わらず一筋縄ではいかない様子。シャワーの音が浴室から空しく聞こえてきました。
何が足りない。
フルチンで浴槽の縁に立ち、天井の換気扇のホコリを綺麗に落としながら考えていた私は、下を眺めながら排水溝の入り口のタイルを綺麗にしていない事に気が付きました。
次の日の朝。
シャァァぁ。
まだ足りないどうして足りない。
ドンドン増えていく仕事に、もはや背中ピチャピチャタイムからでは時間が足りなくなってしまい片手で頭を洗いながら、もう片方の手で蛇口回りを掃除する荒業に切り替えながら考えました。
妻「匂いで掃除してくれたってわかるよ。有難うね。」
その言葉の真意は「掃除してくれたけどちょっと足りないかな」そうだよね。
そんなこんなで一週間が経ちました。
今回は流石にギブアップ。そう思った私の口から情けない言葉が出ました。
私「風呂でいつも何やってんの・・・」
そんな私に妻は、やや申し訳ない笑顔で答えてくれました。
妻「お風呂の蓋をちょっとやってるだけだよ。」
蓋か。
その夜私は「はいはい蓋ね」と独り言を言いながら、足りないと思っていたジグソーパズルの最後の1ピースがまさかパズルの箱の蓋の切れ込みの部分に挟まっていたとは、と訳の分からない納得感を感じながら気分よく風呂掃除を終了させました。
あれから2週間が経ちました。
彼女のコーヒーを飲みに来る時間は若干早くなりました。
しかし浴槽からの「シャァァぁ。」は以前消えることなく響いてきます。
彼女は私には「完璧だよ」と言ってくれています。
扉の側面の汚れも取った。
シャァァぁ。
鏡の横の4つくらいあるなんかモノを置く入れ物の棚の底も下もヌメリは無くなった。
シャァァぁ。
電球の周りのカバーの黒ずみもあらへん。
シャァァぁ。
あとは何が足りへんねん。
と言う事でとりあえず今晩は帰り際に、CMで見た「武藤敬司さんら筋肉質の男が数人出てるなんかすごそうな強力マジックリン」をケーヨーデイツーで買ってから戦場に向かおうと思います。
まだリハビリ中ですが、また時間を見てブログをアップする事を心に決めた男斉藤でした。
注:いかにもやってそうな事を偉そうに書いてますが実際は今まで何もしてこなかったという事実があります。
お久しぶりです斉藤です。皆様お元気でしょうか。
最近冒頭がこの挨拶ばかりですね。いやんなっちゃう。
前回ブログで店の移転やらほにゃららと言う話を少し出してしまいましたが、未だ現在もその問題は解決されておらず引き続き頭を悩ませていただいております。
しみったれた雰囲気は皆様に心配をかけるだけなので、営業中は普段通りに笑顔3:冗談5:美容師2位の割合で全力を出してますが、少し空いた時間に更新しているブログは中々どうしてくだらなく書けないものです。
これほどに悩んだのは、中学の頃に悩んだであろう「仲良しの井出君と戦う覚悟で生徒会副会長に立候補するか、勝てそうな相手がすでに立候補している図書委員長に参戦するかを決断した時」を凌ぐぶっちぎりの初めてかも知れません。
そういう時はブログを書いても大してくだらなくならないので、「どうせ皆様をくだらせることが出来ないのであれば」とここの所開き直ってブログを書いていません。
「オーキニーさん流行りに乗ってセクハラ疑惑で捕まらはったんちゃうか」と巷で流れ始めていますが、お陰様でこういう仕事をしていると正義・・いやセクハラの「セ」の字も出てこなくなるくらい「女性って深くて強くて怖い」と言う事を理解していますのでご安心下さい。
したら何でも願いをかなえてくれるという伝説の龍「シェンロン」にお願いしてギャルのウ〇コ出して貰って、それを食べて死んで見せます。
突然ですが、最近仕事の合間を縫ってカレンダーを作っていました。
私が絶大に信頼しているとある大阪の美容業者の、とある株式会社ナカハシと言う名前の、とある素晴らしい社長と会社に毎年「新生活標語」という日めくりカレンダーを毎年頂いているのですが、その中に書かれている「標語」の言葉が素晴らしいタイミングでいつも私を助けてくれています。
そんな感動や言葉の持つ力を皆様にも、と思って来年に向けて母親に手伝ってもらいながら「オーキニー版生活標語」をパクって・・・いや作っています。
ご存知の方も多いと思いますが、私の母親は書道教室を営みとしているのですが、母の書く「書」はとても優しく独特なタッチで見ていると元気が出てきます。
マザコンであることは百も承知で、実の子供ながらに彼女の字は素晴らしいと思っております。
その書体で勇気や力をくれる言葉を日頃お世話になっている方にもおすそ分け出来たらな、と言う事で先日要約形になり始めました。
業者に見積もりを出して貰ったら、とんでもない金額が提示されたので企画倒れになりそうになりましたがこれも何かの流れかと思い、震える指先に力を加えポチっと先程ネットから入金処理ボタンをクリックした所です。
又出来上がったら少しだけアップしたいと思いますので楽しみにしていてくださいね。
今はこんな形のブログで許してちょんまげね。