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2018.08.15

 やましなす皆様。

 

 何となく体重が6キロ減って先日ひらかたパークに行った際、久しぶりにラッシュガードを脱いで泳ぐことが出来た男斉藤です。

 

 誰も待っていなかったと思いますが実に1カ月半ぶりのブログ更新になります。

 

 最近、外国からの留学生の方がちょくちょくオーキニーにご来店されるようになりました。

 

 しかし I can not speak English well. 私は英語が上手に話せません。

 

 そして She does not speak English at all. 我妻は全く英語を話しません。

 

 私は東京の頃、ホテルの中にある美容室で働いていた過去があり、ホテル宿泊の外人さんが結構飛び込みでカットをしに来ていたので、営業用の英語がほんの少しだけ話せますが(中学レベル)、決して背伸びをすることの無い性格の妻は、私がレンタルDVDを字幕映画で見ていると勝手にメニューを押して「吹き替え」に変えてしまうレベルです。

 

 と言う事で大体の場合、外国のお客様は私が担当する事がほとんどであります。

 

 先日、金髪の素敵なお嬢様が飛び込みでご来店されました。

 

 私が受付をしたのですが、確認した所私の予約枠にしばらくは空きが無く、妻の予約の空き状況を見てから、とても愛想の良い方で髪質も髪の長さも(コミュニケーションするには)難しくなさそうだったので初めて妻の担当で受け付けました。

 

 妻「えぇ。私英語できないよいいの。」

 

 やや驚いた表情をした妻でしたが「俺がフォローするから大丈夫」と約束してあげた事で意外とすんなり了解してくれました。

 

 そして当日を迎え、ご来店されてから私と一緒にカウンセリングを行った妻でしたが、その間も普通に日本語で接してました。

 

 妻「スタイルこんなのでいいですか。」「ええとわかんない。でもこれくらいで大丈夫ですよね。」

 

 その後私は自分の担当のお客様に戻り、ややそちらにアンテナを張りながら行く先を見守っていました。

 

 やはりと言うか一向に英語を話さない妻は、時折私に助けを求めながらも理解しているのかどうか疑問が残る不思議な会話を進めていました。

 

 私が耳にする限りはほぼ100%日本語で、「オッケー」や「オゥ」などの超簡単な英語すら妻の口からは発せられていなかったと思います。

 

 カットの途中、外人さんが雑誌「婦人画報」を手に取り始め、京都の夏特集の「大文字の送り火」を見ながら妻に何かを訴えている時に妻が突然嬉しそうに大きな声で、その大文字の写真を指差してこう言いました。

 

 妻「これ。マイバースデー」

 

 恐らくですが彼女は外人さんに「8月16日に行われる送り火」が自分の誕生日と同じことを伝えたかったのだと思います。

 

 外人さんが「リアリー。」(本当に)と聞いていたので

 

 1 奇跡が起こり理解して下さった 

 

 2 何か良く分からないけど突っ込んで聞くとめんどくさくなりそうなので繋ぎで相槌をした

 

 のどちらだったかと思われました。

 

 その後綺麗な金髪は、その艶を最大限に素敵に見せるであろうボブスタイルとして仕上げられ、外人さんはとても満足した顔を見せてくれ「又来る」的な言葉を残してお帰りになられました。

 

 結局私の知りうる範囲では、妻が外人さんとの英会話の中で使用した言葉は「マイバースデー」と最後に放った「サンキュー」の2単語だけでした。

 

 仕事が一段落した際、妻に「どうだった」と聞いたところ「バッチリうまく出来た」との事だったのですが、驚愕なのはその後妻から説明された情報でした。

 

 妻「うんバッチリうまく出来たよ。キャ〇リンさんって言ってなんかカナダから留学してるみたいで今年で28歳なんだって。京都の文化が好きで勉強しに来てるって感心だよね。とっても素敵な方だった。お料理の話で盛り上がっちゃったから時間かかったね。でもまた来てくれるって言ってたから大丈夫だったと思うよ。あ。途中でヘルプありがとう。」

 

 ・・・マジすか。

 

 私「なんで理解してんねん翻訳こんにゃくでも食べたんか。てかそんな英語分かってたら全然大丈夫やんマジで聞き取れてたんか。」

 

 妻「ううん。良く分かんないけど何となく。」

 

 私はこの妻の言葉を聞いて思いました。

 

 ジョン万次郎が外国の船に助けられたり、ペリーが来航して浦賀沖がパニックになったりした時代の歴史の影。どうやって初めての言語の壁を超える事が出来たのか。

 

 いつの時代も時代を切り開いていったのは、「勉強が良く出来る勤勉な人」たちではなく、こういった「センスのみで歩いて行ける天性の持ち主」たちであったのだろうと。

 

 私がマスターカードの会社で上役として働いていたら間違いなく妻をCMに採用すると思います。

 

 因みに「それだけ会話できるんなら今度から新規の外人のお客様アンタがやってくれ」と妻にお願いしましたが「やだ。そんなんヒロミがやった方がいいに決まってんじゃん」とあっさり断られました。

 

 マイバースデーサンキュー。

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2018.08.07

 日頃オーキニーをご利用いただきまして有難うございます。

 

 下記日程にて夏季休暇を頂いております。

 

 8月21日(火)~8月23日(木)

 

 ご迷惑をおかけいたしますが宜しくお願いいたします。

 

 尚、夏季休暇中のお問い合わせやその後のご予約はインターネットから受け付けておりますのでどうぞご利用ください。

 

 

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2018.07.26

 お久しぶりです斉藤です。何とか生きております。

 

 何を血迷ったかお店の前にこんなものを取り付けました。

 

 涼

 

 

 お買い物又は通学通勤帰宅途中に宜しければご利用ください。

 

 残暑まだまだ厳しいですが皆様お気を付けください。

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2018.07.14

 お久しぶりです皆様。全くブログを更新できずそろそろ忘れられ始めているであろう事に危機感を感じての更新となります。

 

 現在、店舗や住居、その他今後の人生の歩き方について本当に時間を費やしており、余力が足りていません。

 

 とりあえず通信に乗せていた技術講習が終了したので皆様にご報告だけしておきます。

 

簡単に取れました

 

 未だ試験段階なので鍛錬する余地は十分にありますが、一通りは習得しました。 

 

 と言う事で晴れて「増毛」も出来る美容師になり、これで皆様の老後も安泰という事実。

 

 お客様方がご来店時。ゆっくりとした時間を過ごしていただいた後の仕上がり間近。居眠りされて「隙」が出来てしまったお客様に、クリスマスの夜のサンタの如くコッソリと毛を増やす。

 

 目指すはそんな素敵でさりげない美容師です。

 

 今後ともよろしくお願いいたします。

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2018.06.27

 おはようございます。ワールドカップのお陰で目の下に熊が居座ってしまい、会う人会う人に「体調悪いの」と心配されている男斉藤です。

 

 にわかファンですが許してください。

 

 以前オーキニー通信にも載せた事がありますが、斉藤家では毎週火曜日を「ゲームの日」としています。

 

 昨日、家族4人で「ナンジャモンジャ」というドイツゲームを遊んでいました。

 

 ゲームの勝者が子供の場合下図のような「おこずかい表」にシールを一個(準優勝)か二個(優勝)貼るという姑息な手段をとっています。

 

頑張った表

 

 「票」の漢字が間違っているのはさておき、親が勝利した場合は大体うつ伏せになって、娘が「肩や足の裏」を担当。息子が「腰や背中」を担当するマッサージをご褒美にしています。

 

 この日も「お父さんやお母さんが勝ったらマッサージな」と提案したのですが、どうやら娘が疲れていたらしく違うバージョンを希望してきました。

 

 そこで私が「お母さんが勝った場合は皿洗いとリビングの掃除をアンタら(子供たち)がやりよし。」と提案しなおしました。

 

 「じゃあお父さんが勝ったら」と皆に尋ねられたので、別段何もほしくなかったので「お父さんが勝ったら10秒間ずっと(お父さんを)褒めてくれ。」と提案しました。

 

 皆の反応は「はぁ何それ」と冷ややかなものでしたが「まあどうせお父さん酔ってるし勝つ事ないやろ」と余裕たっぷりの娘の言葉でゲームが始まりました。

 

 で40分後。何故だか珍しく私が優勝しました。

 

 「どうしたらええん。」と子供たちが言ってきたので「3人同時に何でもエエし言葉にして10秒間お父さんを褒めまくってくれ」と言いました。

 

 じゃあお父さん10秒数えてね、と言われたのですが数えてたら折角褒められてるの聞かれへんやん、と言う事でAmazonエコー(スマートAI)にカウントダウンしてもらう事にしました。

 

 合図を皮切りに各々に本来尊敬すべき父である私を思い出したかのように褒めたたえる一同達。

 

 その一言一言を、目を瞑りながらまるで聖徳太子のように集中して両の耳で拾っていたのですが、その言葉の中でやや引っかかる言葉が聞こえました。

 

 妻はどうやら「優しい」と言う言葉を色々な動詞を繋いで褒めてくれている様子。

 

 息子は「カッコいい」と言う言葉を使いながら、いつも遊んでくれている事を感謝していました。

 

 問題は娘。

 

 とりあえず10秒が過ぎたので、終了の合図と共に二人には「ありがとう」と伝えて置き、娘に「アンタ。ちょっと分らんかったんやけどなんて褒めてくれたん」と尋ねてみました。

 

 娘の口から渋々ながら出てきた言葉

 

 お父さん山崎法正みたいな髪型ぁ。

 眉毛ゲジゲジみたいに太いねぇ。

 えっと足臭いな。

 そや早く(娘の担任の)先生と一緒に飲みに行く約束守ってや。

 

 この結果、娘の「お手伝い頑張った票」からシールが一枚剥がされる結果となり、娘も私のVAR技術(ワールドカップで行われている審判の誤審を手伝う最新の映像システム)に嘘偽れない事を悟り、心から「ごめんなさい」と言ってきました。

 

 その心に応じて娘の「お手伝い頑張った票」にシールが二枚貼られる事となりました。

 

 それを見て息子が何故か流れに乗っかって謝って来たので息子にもシールを一枚貼りました。

 

 そんな微笑ましい光景を他所に、妻は電動歯ブラシを口に咥えながらウトウトとしていました。

 

 一番心から褒めていないのはコイツだな。と改めて感じれました。

 

 今度は妻に心から褒めてもらえるような行動をとってから又再チャレンジしたいと思います。

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