ブログ

はてなブックマーク
2013.09.11

 やましなす皆様。ご機嫌いかがでしょうか

 

 最近、深作欣也監督の「仁義なき戦い」を全シリーズ立て続けに鑑賞してからというもの、梅宮辰夫さんや松方弘樹さん、北大路欣也さん、小林旭さんが実はとんでもなく二枚目俳優だったと言う事を知り、その流れで加山雄三さんのCDを山盛りレンタルしてしまった斉藤です。

 

 

 例によってただ今ヴァーレスヘルツ作成中につき頭の中メンテナンス中です。

 

 しかしそんな中で頑張ってブログ書いてます。偉いでしょう。

 

 誰かヨシヨシしてください。

 

 なので今回は取り敢えずなブログになります。

 

 取りあえず。

 

 例の五条通のMKボウル&日野自動車の件ですが、どうやら本当臭いです。

 

 色々なところから情報が寄せ集められ始めております。

 

 個人的希望ですが、イオンモールになるのなら映画館はいらないので草津みたいに温泉作ってください。

 

 ではオーキニー通信作成頑張ります。

 

 今日もお仕事がんばってくださいね。

 

 加山雄三最高。

はてなブックマーク
2013.09.06

 jamasignass。

 あ、突然ですが前回の冒頭のあいさつで「Jamasignass」と記載していましたが、とある方から「あれなんですか」と聞かれてしまいましたのでひとまず説明を。

 

 では唐突に問題です。

 

 問題①

 

 イエスキリストの実弟とも言われている旧約聖書にも出てくる人物「Jacob」。この「Jacob」は何と呼ぶでしょう。

 答え① ジャコブ× ヤコブ○

 

 さらに問題です。

 

 問題②

 

 「魏志倭人伝」等に出てくる倭国の女王卑弥呼。その卑弥呼が治めていた都の「邪馬台国」。この「邪馬台国」は何と呼ぶでしょう。

 

 答え② じゃまたいこく× やまたいこく○

 

 もうお分かりですね。

 

   Jamsignass = じゃましぐなす× やましなす○

 

 どうです。もうその様にしか読めなくなったことでしょう。

 

 そうですか。

 

 そんなくだらねえ男斉藤です。

 

 

 突然ですが、皆様は普段使っている日本語について疑問を持たれたことはありますでしょうか。

 

 今日は、ごくごく当たり前に使っている「平仮名50音」について私が高校の頃から疑問に思っている事についてクダブラー(※1)したいと思います。

                   (※1 過去ブログ「ただでは起きない男」参照)

 

 50音。

 

 小さなお子様がいらっしゃる家庭等では目にした事があるかも知れませんが、「ひらがな学習ポスター」というものがあります。

 

 そう、こんなのですね。

 

 そこでどうしても私的に昔から解せない個所が二か所ほどある訳ですが

 

 その二か所というのが「やゆよ」「わをん」の行。

 

 ひらがなには一般的に「あ行」「か行」と呼ばれる、このポスターでいう所の縦の列と「あ段」「い段」と言われる横の列があります。

 

 例で言えば「あ行」は「あいうえお」。そして「あ段」は「あかさたなはまやらわ」ですよね。

 

 その中でも異彩を放っているのが「や行全般」と「わ行」の「を」と「ん」。

 

 ちゃっかり「や行」「わ行」とか言われて居座っておられる訳ですが、とりあえず全ひらがなを読んでみましょう。

 

 皆さんも一度一緒に口に出して言ってみてください。(※2)

                    (※2 電車の中ではご遠慮ください)

 

 あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもハァハァ

 

 はいっ「やぁゆぅよぉ」そして・・・・・らりるれろ。はいっ「わぁおぉんん」。

 

 ・・・・

 

 リズム悪。

 

 次に「あ段」、横の列行ってみます。

 

 「あかさたなはなやらわ。」そうそうそんな感じ。

 

 では更に「い段」行ってみましょう。

 

 いきしちにひみいりい

 

 うくすつぬふむゆるう、えけせてねへめえれえ、おこそとのほもよろお

 

 ん。

 

 お分かりでしょうか。

 

 うくすつぬふむゆるを

 

 おこそとのほもよろん

 

 

 

 「を」何処行ったの。「ん」どうしたの。ほもよろーん。

 

 

 明らかに湧き出てきた文字である「う」「お」。そして存在すら無かったものにされている同じ段の「を」「ん」。

 

 更には、えけせてねへめえれえ

 

 えれえ。って「え」ないやん。

 

 全身全霊「やいゆえよ」「わいうえお」断固反対。

 

 任天堂が家庭用に出しているゲーム機に「Wii」というものがあります。

 

 では一度変換がどうなるか見てみましょう。wa wi wu we wo →わうぃううぇを。

 

 を。うぉじゃ無く正式にわ行に認められている「を」。でもこんなのわ行じゃない。

 

 正式に「わ行」に迎え入れるなら「わ、うゎぃ、うゎぅ、うゎぇ、うゎぉ」でいいと思います。ノコギリしならせて叩いてる感じ。

 

 で、問題は「や行」。

 

 やい(ゐ)ゆえ(ゑ)よ。ええぃ「い」はこの際目をつむりましょう。

 

 問題は「え(ゑ)」。英語で表すと「YE」。

 

 皆さんこの英語どう読みますか→「yet」(和訳:まだ)

 

 イェット。それでもいいでしょう。でも本当にそうでしょうかそう発音しましたでしょうか。

 

 ではボーリングでストライクを取ったときに出す言葉である「いぇーい」。

 

 言葉にすればイェーイ。そう発音した人。本当にそうでしょうか。

 

 いえ違いますよね。

 

 そう。

 

 あなたもきっと私と同じくスムーズに「イェ」が出ているはず。

 

 なのにそれに適した「平仮名」がないではないですか。

 

 一応ある平仮名「ゑ」何このるん。ダメ認めない。

 

 

 

 そこで高校の頃の私が考えた新しい平仮名である「YE」がコチラ本邦初公開。

 

 

 

 

 

 

 誰ですか「おれ」とか読んだの。

 

 語源は「家」から来ました。こんな感じ

 

 

 

 どことなく「え」に似ている最後のはらいのパンチが決め手。少なくとも「るん」よりマシです。

 

 日常で使える文字である「YE(くやしいが「いぇ」)」がなく、使われていない文字の「やいゆえよわいうえを」が50音の表に認められているおかしな国JAPAN(ドイツ語読みでは「ヤポン」)。

 

 いつか必ずこの思いが文部省、或いは共感できる賢い学者さん達に届いて日本に認められるはずだと信じています。

 

 ・・・・

 

 はあ。

 

 カルテ溜まってるのに何やってんだろう私。

 

 

         わらやまはなたさかあ

          りゐみひにちしきい

          るゆむふぬつすくう

          れYEめへねてせけえ

         をろよもほのとそこお

    ん

 

はてなブックマーク
2013.09.03

 グーテンターク皆様。そしてJamasignass。

 

 又、性懲りもなくキャンプで虫よけスプレーを万遍無く振ったはずが雨で流れ落ちてしまい足首に虫刺されミサンガが発生した斉藤です。

 

 昔、とあるテレビで「人間誰しも、もう一人の自分が心の中にいる」というドラマがありました。

 

 そう。知る人ぞ知るB級ドラマ「ヤヌスの鏡」主演は杉浦幸。

 

 以前こちらのブログで私の中に住んでいるもう一人の私がいる、と言う話をチラッとしましたが実は今まで黙っていましたが私の中にもどうやらヤヌスが潜んでいます。

 

 今回のブログは最近現れた私と私の葛藤の話です。

 

 

 ここから先は音声多めでお届けしますが、以下心の声ですが分かりやすいように、冷静な私を「エンジェル斉藤」と呼び、声を青色もう一人の私を「デビル斉藤」と呼んで、声を赤色で表します。

 

 

 これは先週、夜のテレビで「所さんの笑ってこらえてSP」という番組をやっていたのを偶々家族全員で見ていた時の出来事。

                  ・
 その番組によると現在フランスではひそかにジャパンブームが起こっているそうでした。
                  ・
 特に人気が高いのは日本のアニメ。そしてスポーツで言えばプロレス。
                  ・
 そのテレビでは「ジャパンエキスポ」と題して大がかりなイベント会場で「北斗の拳」や「ドラゴンボール」というアニメに群がる人々、そして現地レスラーによる生中継の「プロレス」が行われていました。
                  ・
 画面では、フランス人の女性レポーターがプロレスが大好きでリングサイドに駆け寄って興奮してる姿が見られました。
                  ・
 その様を、私と娘がソファーに寝そべって、妻が息子(蒼ちゃん)を寝かせる為に両手で抱いてチラ見でテレビ鑑賞をしていた時の一コマより。
                  ・
 妻「凄いねぇ蒼ちゃん。プロレスだってカッコいいねぇ。あ。危ないダウンしたよ。」
                  ・
 「ほう。さおりもプロレスに興味あるのか。珍しいな。」
                  ・
 「いやいや。どうせお父さんが見てて野球みたいにちょっと知ってる位やて。」
                  ・
 アナウンサー訳(以下「ア訳」)「あ~っと、ここで日本人がダウンしたぁ。カウントが入ります。」
                  ・
 レフリー(以下「レ」)「ワンっ、ツゥー」
                  ・
 妻「あぁ。蒼ちゃん負けちゃう。」
                  ・
 「なぁ。負けちゃうの前に蒼ちゃんって付けなくてもええんとちゃうか。」
                  ・
 「いやいや。蒼衣(息子)とスキンシップ取ってるつもりなだけやて。そう言うなや。」
                  ・
 ア訳「お~っと、何とかカウント2で返したぞ。そして形勢逆転。今度はフォールに行ったぁ。」
                  ・
 妻「お~今度は勝つかも。頑張れ~って。」
                  ・
 そして画面では再びレフリーのカウントが入ります。
                  ・
 レ「ワンっ(1)」
                  ・
 妻「一緒に数えよ。はいワンっ。」(上と同時進行)
                  ・
 レ「ツー(2)」
                  ・
 妻「はいツー」(上と同時進行)
                  ・
 レ「スリィィィィィッィィ(3)」
                  ・
 妻「スリィッ」(上と同時進行)
                  ・
 カンカンカンっ
                  ・
 妻「フォォォォォぉぉ(4)」
                  ・
 ・・・・
                  ・
 「おい。」
                  ・
 「なんえ。」
                  ・
 「なんえちゃうで。今さおり、「ふぉぉぉぉぉぉっ」て言いよったぞ。」
                  ・
 「言いおったな。それは俺も聞いたわ。」
                  ・
 「行っとくか。」
                  ・
 「いやいや。きっと勢いで言ってしもうたかボクシングみたいにカウント10まであると思いよっただけやて。」 
                  ・
 「いやお前。「ふぉぉぉぉ」やぞ。アカンて。最後伸ばしよったぞ。おかしいやろアレ。しかも見てみろ、なんか喜んどるぞ。」 
                  ・
 「あんなお前。今まで何回経験して来た思てんねん。子育て頑張っとるやろ。それに勉強したやろ突っ込む事意味ないって事。そっとしといたれや。」
                  ・
 「お前いっつもエエ子ぶりやがって。知らんぞ俺。」
                  ・
 そしてプロレス中継が一段落。画面ではコマーシャルが始まっていました。
                  ・
 妻「蒼ちゃん、ほらもう一回やるよ~。」
                  ・
 そう言って両腕に抱えた息子を掛け声と同時に左右にゆっくりゆすり始めた妻。
                  ・
 妻「ワンっ」
                  ・
                  ・
 妻「ツー」
                  ・
                  ・
 妻「スリィ」
                  ・
                  ・
                  ・
 妻「ふぉぉぉぉぉぉぉぉ」
                  ・
 「あ・・・・・」
                  ・
 「ほら見ろ行きおった。」
                  ・
 「アカン。もう我慢できん。」
                  ・
 「コラちょっと待て。」
                  ・
 私「なあ。なんや「ふぉぉぉぉ」って。ワザとか。」
                  ・
 「やめろって。お前何度も乗り越えてきたやろうに。」
                  ・
 「限界があるわ。」
                  ・
 妻「ん。何。」
                  ・
 「今なら引き返せるぞ。」
                  ・
 私「プロレス、3までしかないやろ普通。テレビでも「スリィッ」って大声出してたし、なんでその後もっと盛りあがっとんねん。」
                  ・
 妻「そうなのふーん。そう言えば来週キャンプの日雨降るって。」
                  ・
 「あ・・・」
                  ・
 「そらみろ。」
                  ・
 「なんでや。なんでなんや。」
                  ・
 「もういいだろ。彼女の中ではそんなに大したことじゃないんやって。」
                  ・
 妻「じゃあそろそろ寝よっか蒼ちゃん。お父さんにお休みーって言って。」
                  ・
 「さおりに成長してほしいだけやねん。」
                  ・
 私「プロレスは3までです。」
                  ・
 「もう彼女は成長しつくしてるよ。」
                  ・
 妻「はいじゃぁしーちゃん(娘)も上いこう。お休みー。」
                  ・
 そして子供二人を連れてリビングの扉を閉めて階段を上がって行った妻。
                  ・
 「ちくしょう。くやしいな。」
                  ・
 「あいつがあれで居てくれるからこそ俺らも成長できるんちゃうか。悔しさをバネにして高みに登っていこ。な。」
                  ・
 「・・・おう頑張るわ。」
                  ・
 そして薄ら、かすかにですが、階段を上がる足跡と共に何やら声が聞こえてきました。
                  ・
 「・・・はい、ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」
                  ・
 「・・・・」
                  ・
 「・・・・」
                  ・
 「エンジェル。」
                  ・
 「なんえデビル。」
                  ・
 「もうプロレスのカウント。」
                  ・
 「うん。そうやな。わかるわ。」
                  ・
 「4まである事にしとこか。」
                  ・
 馬の耳に念仏。
 糠に釘。
 暖簾に腕押し。
                  ・
 そして
                  ・
 さおりにつっこみ。
                  ・
                  ・
 「 たっちん。手を出すんじゃ無いよ。今夜のアタシは血が燃えたぎってるんだ。アタシに触るとヤケドするよ」  by 大沼ユミ 「ヤヌスの鏡より」
はてなブックマーク
2013.09.01

 平成25年9月1日

 

 皆様、いつもオーキニーを御利用頂きまして本当に有難うございます。

 

 本日は人知れずオーキニーのオープン記念日。早いモノで満7年を迎える事が出来ました。

 

 毎年この日は営業が終わってからお店に残ってビールを片手に、相棒「オーキニー」と一緒に乾杯&お祝いをしているのですが、今年は定休日なので明後日に持ち越しです。

 

 お客様方とオーキニーに対して感謝し直す日。それが今日と言う日。

 

 

 長くなりますが本日はブログにて、オープン以来長年お世話になった1人のお客様のお話を書こうと思います。

 

 

 

 

 7年前の9月1日。オープンしたてのオーキニーにご近所にお住いのM様と言う奥様が初来店されました。

 

「自分でシャンプーをすると髪がまとまらないので美容室でいつもシャンプーブローをしていたが、ずっと通っていた美容室が白川のほうへ移転したので近くでいいところを探していた。」と言う事でした。

 

 M様にはこだわりがあり、まずシャンプー剤は白川の先生から薦められたシャンプー剤でなければいけなく持参されてました。シャンプーは必ず2度洗い。ブローの際はドライヤーの温度や髪の毛の引っ張り具合、仕上げのカーラーの巻き方に至るまで色々と注文をされました。

 

 M様のスタイルは顎までの綺麗なショートボブ。髪の量が多くクセが強いのでブローは簡単ではありませんでした。

 

 そして30分ほどでブローが仕上がりました。

 

 手厳しい指導の下どうやらまずまず気に入って頂けたらしく、それから週に2~3回はご来店して頂くようになりました。

 

 しかしシャンプーブロー以外の、カット、毛染め、ストレートパーマ等は白川にある慣れている美容室の先生にお願いされていました。

 

 当時、美容技術に関してそこそこ自信のあった私でしたが、度々ご要望通りにいかず、オーキニーのこだわりも私の技術もあまり通じなかったので、しばらく苦手意識が強くなり、言われたことで何度もかなり落ち込んでしまったこともありました。

 

 しかし徐々に、性格がとても気さくでハッキリ物を言う方なだけで、実は明るく上品でとても素敵な奥様だと言う事が分かり始めました。

 

 1~2か月程はブロー技術や仕上げの形に対してだけの会話でしたが、日増しに仲良くなっていき

 「上手になって来たやん」

 「私の好み分かってきたやん」

 などと声を掛けて頂け始め、日常会話などを話せるようになってから苦手意識は消えて行きました。

 

 それからというもの、ご自身やご主人の趣味や生活態度の話、ご子息様の恋愛から結婚までの話、その他色々な話を私にしてくれるようになりました。

 

 毎週2~3回で1年で約100回のご来店。そして年末仕事納めのラストのお客様&年始最初のお客様がM様でした。

 

 ひょっとすると一年を通して自分の母親や妻、その他誰よりも長く会話をしていたと思います。

 

 時には母親の様に、私の事を叱ったり励ましてくれました。

 

 お蔭で自分の技術の再確認や知識の確実性、そして私の仕事である美容は「誰のための美容か」と言う事を深く考えさせられ、そして勉強させてもらえました。

 

 そして担当してから3年が過ぎた頃。初めてカットを任して頂けました。

 

 そしてそれから1年後。うちのサロンでストレートやヘアエステなどもされるようになりました。

 

 それからほどなくして、「オーキニーさんにここでずっと頑張ってもらいたいから見つけたらいい物件紹介してあげる」と言って建物の仲介の話まで頂きました。M様は不動産関係の会長様の奥様だったのです。

 

 それから沢山のお知り合いをお店に紹介してもらいました。

 

 その頃からシャンプーブローで出るお釣りの小銭を「チップよ」と言ってニッコリ置いて帰ってくれていたので、私はそのチップを勝手に溜めて頃合いを見てM様への勝手なプレゼントとしてヘッドスパとして「お返しです」と何度か還元して対抗しました。

 

 「そんなんいいのにもう」と言いながらもとても喜んでくれたM様。その時の笑顔と表情を見るのがたまらなく嬉しかったです。

 

 

 それから約1年後。「最近体調が良くない」と言って次の予約を取られなくなり、当日予約の電話だけになりました。

 

 ご来店の際に聞いてみると「耳の調子が悪い」との事でしたが全く自然で至ってお元気だったので、私も「すぐよくなりますよ」と毎回励まさせて頂いてました。

 

 そんあある日「調子が悪くてこれなかったら嫌だから家で自分でブローできるようにカーラー(巻く道具)を頼んでおいて」とお願いをされました。

 

 言われたように急いでカーラーを発注して取り置きしておきました。

 

 しかしそれからM様から全く連絡が来なくなりました。

 

 何も知らなかった私は「又旅行にでも出かけられたのかな」単純にそう思っていました。

 

 

 そしてM様がご来店されなくなってから3週間程が過ぎたある日の事。

 

 夕方に突然M様の息子さんが隣に紳士的な初老の男性を連れて来店されました。

 

 対応に行った私に対して隣の方から「いつもお世話になってます。Mの亭主です。」との自己紹介を受けました。

 

 御用をお伺いすると、奥様が注文していたカーラーを取りに来た、との事でした。

 

 「M様、最近ご来店されませんが具合でも悪くなられたのでしょうか」と言いながらカーラーを準備している私に、息子様が静かに口を開かれました。

 

 「母は先月亡くなりました。」

 

 

 

 突然の事で何が何やら本当にわかりませんでした。

 

 

 言葉が出てこなく震えるだけの私に、お二人は「連絡が遅くなってすみません」と深々とお辞儀をされてお店を出て行かれました。

 

 私は初めて営業中に涙を流しました。

 

 

 後日、M様のご自宅に弔事に伺わせて頂くと、ご主人が丁重に出迎えて下さり経緯等について教えて下さいました。

 

 M様は突然の事故に遭われたそうでした。

 

 涙が止まらなくなり、励ますどころか逆にご主人に励まされてしまいました。

 

 御線香をあげさせて頂く為、仏間に行くと笑顔のM様の写真の御霊前に新品のカーラーが置かれていました。

 

 

 私の後悔。

 

 それは、もっとしっかり感謝の気持ちを伝えて置けばよかった。という事。

 

 

 

 その日から私の中で「お客様のお見送り」についての考え方が変わって行きました。

 

 

 

 美容業は一般的には水商売と言われています。

 

「お客様とは常に流れていくものであって去る者は追わず、川上から流れてくるものだけを見ていきなさい。」私のお師匠さんが以前私にこう教えてくれていました。

 

 私は長い美容人生の中で、今まで何回も長年お世話になったお客様達とのお別れを経験してきました。

 

 しかし、お仕事や学業、家庭の事情。そう言った理由でのお客様方とは必ずと言って良い程「別れの挨拶」をする事が出来ました。

 

 逆に「別れの挨拶」をしなければ次に再び会える事は当たり前だと思っていました。

 

 毎週毎月、会えることも当たり前だと。

 

 

 

 毎日の仕事の中で、お客様達は私達夫婦に色々な事を教えて下さいます。

 

 今までも沢山の美容師としての技術や接客、姿勢など大切な事を教えてもらいました。

 

 

 

 いつも心におおきにありがとう。

 

 

 オーキニーでは、お帰りになる際の「ありがとうございました」の挨拶は、少し寂しい言い方ですが「もう会えないかもしれないので精一杯の気持ちを込めて」という挨拶を心掛けています。

 

 ですので又再び御来店いただいた時の「いらっしゃいませ」はそれ以上に感謝の気持ちが一杯です。

 

 

 今私達ができる精一杯の事。

 

 もうM様の「素敵なボブ」を作る事は出来ないかもしれませんが、培った沢山の人たちへの感謝の気持ちと満足させるための心構えはこの先ずっと身に着いたはずですし、同じように素敵な笑顔を作る事なら今の私達には出来る。

 

 この先、この気持ちは生涯絶対変わりません。

 

 これからも技術、接客の両方で笑顔が作れる美容師で居続けられるよう、頑張って行きます。

 

 

 

 

 いつも心におおきにありがとう。

 

 

 これからもオーキニーは成長し続けます。

 

 7年目もフルパワー宣言。

 

 今までありがとうございます。そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 さあ気合い入れて頑張るぞ。

はてなブックマーク
2013.08.28

 ご機嫌いかがでしょうか皆様。本格雨男斉藤ですが、もう「オオカミこどもの雨と雪」はご鑑賞いただけましたか。

 

 又週末雨です。

 

 予定していたマイアミ浜オートキャンプ場に先ほど慌ててキャンセルの電話を入れてから朽木のてんくう温泉バンガローに変更しました。

 

 思い起こせば今年の夏は6月からことごとくキャンプの予定を雨に邪魔されています。

 

 皆様も「接待ゴルフに行きたくない」「遠足嫌だ」「庭の水やりが面倒」「レイニーブルーが歌いたい」等な考えでお困りの時は、私に「どこか出かけてください」とお気軽に声掛けをどうぞ。一回500円。

 

 思い切って農家に能力を買ってもらおうか。

 

 そんなわけで忙しく今回は短めのブログにしてみます。

 

 先週の金曜日、例によって大雨の中四ノ宮の盆祭りに出かけた際、娘がエビ(ヤマトヌマエビ)釣りをしました。

 

 3年前にも釣って持って帰っていたのを忘れていたのですが、懲りずに又やってしまいました。

 

 その結果。

 

 水槽で長年飼っていた先住者たる熱帯魚「グッピー」達が約50匹全滅。

 

 これで2度目です。

 

 なぜ全滅するのかは不明ですが、もう二度と釣らないと心に決めました。

 

 皆様もご注意ください。

 

 偶にはこうやって短いのも緩急ついて良いモノですね。

 

 やましなす。

<< 次のブログ
一覧 TOP
前のブログ >>