おはようございます。相手の事を悪く言っているばかりで実際に自分たちが何をしていくかを討論会で表に出さない政治家たちに日本の明日を危惧する男斉藤です。
皆様は占いを信じられていますでしょうか。
私も勿論全てを鵜呑みにしているのではないのですが、ジャンル的には楽しむ程度に信じている方です。
小学生の頃、皆様と同じように6角形の鉛筆の皮をカッターで削って「バカ」だの「天才」だの書いてコロコロと転がしたり、或いは皆様と同じようにヤッコサンの折り紙の途中で派生したエリマキトカゲの顔のような4つに割れるパクパク君を作り、めくったところに「ウンコを漏らす」や「今日死ぬ」というくだらない事を書き込んで遊んでいました。
私は毎朝8時に出勤の為家を出ています。
そんな出勤時間に、いつの間にか日課になってしまった「目覚ましテレビの星座占い」というテレビの1コーナーがあります。
今朝もいつものようにテレビを見ていると、私の星座であるてんびん座が久しぶりに最下位の順位をとりました。
今日の最下位は・・・ごめんなさいてんびん座のあなた。仕事中、身勝手な振る舞いが原因で喧嘩になり1日憂鬱な気分になっちゃうかも。でも大丈夫。信頼する部下が助けてくれそう。ラッキーアイテムは「ロールキャベツ」。今日も元気に行ってらっしゃい。
ロールキャベツって。
出かける間際に、一応妻に「今日のお弁当にロールキャベツって入ってないよな」と聞いてみたのですが、「入ってないよな」を言い終わる前に「無いよ」と言われました。
いつもはそれ程気にしなかったのですが何故か嫌な胸騒ぎを覚えました。
店に着くと唯一該当するであろう「部下」が一人で朝練をしていました。
朝の挨拶をしてくる部下に、返事を返す前より先に異常な室温を感知して
最下位の私「あっつぅ。何へコレ。何度にしてあんねん」
と言って真っ先にエアコンの表示を確認しに向かいました。
部下は練習の手を止めて私の経緯を見守り、心配そうな表情をしていました。
てんびん座の私「げぇ。27度になってるやんか。歩いて出勤して代謝上がってる俺に嫌がらせかコレ。」
部下「違いますよ。自動だから勝手に上がっただけだと思います。今日寒かったですよね。」
質問に対し、私が求めている答えではない答えを返す部下に多少の苛立ちを覚える私。
私は彼に「そういうとこだぞ」と言い放ちながら、即座にエアコンの設定を24度に変えました。
その後二人の間に、スタートから気まずい雰囲気が流れ始めた事を察知した私は、流れを変えるべく何か話題はないものかと模索してから今朝のテレビの話をする事にしました。
憂鬱な私「ロールキャベツって好きか。」
部下「ロールキャベツですか。好きですけど・・・カンピョウがあまり好きじゃないですね。」
何えカンピョウって。
ロールキャベツの話してるのに何でカンピョウが出てくんねん。と問いただすと彼曰く「ロールキャベツの周りに巻かれている」との事でした。
ロールキャベツを確認できる環境じゃない事を良い事に適当言ってるな、と問いただすと彼曰く「多分ローソンに売ってますよ」との事でした。
お前は上祐史浩スポークスマンか。と言い放つ私に、彼が「そんなんちゃいますよ」と言って悲しそうな顔をしたので、又悪い流れになりそうな雰囲気を察知した敏感な私は念のために財布を持ってローソンに向かいました。
ローソンにロールキャベツなんかあるかいな。
ブツブツ言いながら総菜コーナーをチェックしてみたのですが、案の定ロールキャベツは見当たりませんでした。
念のため店員さんに聞いたところ「コッチにありますよ」と案内され、おでんコーナーの浴槽にロールキャベツが気持ちよさそうに浸かっていました。
流れ的に買わないわけには行かなくなり、ポンタのポイントカードを探していると店員さんにこう言われました。
店員さん「お箸はいつもお持ち帰りになられていなかったと思うのですが、お持ち帰りになられますか。」
この子俺の事覚えててくれてるんか。
店員さんに声をかけてもらえて少し機嫌がよくなった私。その後横断歩道で信号待ちをしている際、見知らぬ奥様が声をかけてきました。
奥様「向かいの美容室の人ですよね。今度の御神輿頑張って担いでくださいね。」
どうやら私の来ていたシャツを見て察知してくれたようで日曜日の祭りを知ってくれている様子でした。
何や嬉しいこと言ってくれるなぁ。
「ありがとうございます」と言って上機嫌になった私が店に帰ると、部下は私が手に持っているローソンの袋を見て苦笑いをしました。
上機嫌の私「これはロールキャベツやないで。」
そう言いながらコソコソとスタッフルームに入り、だし汁の匂いが漏れないように換気扇を回してからロールキャベツの存在を早急に始末することにしました。
ロールキャベツには一本の黄色い帯が巻かれていました。
その時私の中での疑問、心の持ち様は「カンピョウなんかあるか」から「これカンピョウかなぁ」と言うものに変化していました。
味が混ざるといけないので、ロールキャベツだけを消去して丸裸にしてから総仕上げに入りました。
まぎれもなくカンピョウでした。
何事も無かったかのようにフロアに戻ると、部下は一心不乱にパーマを巻く練習をしていました。
晴れやかな気分の私「今日も1日頑張ろうな」
私は頑張っている部下に対してそう言ってあげてから、いつものように掃除を始めました。
部下は「ありがとうございます。今日も1日宜しくお願いします。」と言って嬉しそうな顔をしてから又練習の手を動かし始めました。
そしてそこから二人の間にいつものような朝が始まり、いつものような時間が流れ出しました。
数分後、いつものように遅れて出勤した妻が開口一番こう言いました。
妻「なんかうどんみたいな匂いがするね。なんか朝に買ってきたの。」
何故か気まずい気分になり部下のほうをチラッと見てみました。
部下は黙ってタオルを畳んでいました。
その時急に私の頭の中に今朝の星座占いの言葉が再び過りました。
めざまし星座占い恐るべし。
因みにエアコンの24度という設定温度は私の「寒い」と言う言葉と共に苦笑いをする部下によって再び25度に変更し直されました。
おはようございます。相手の事を悪く言っているばかりで実際に自分たちが何をしていくかを討論会で表に出さない政治家たちに日本の明日を危惧する男斉藤です。
皆様は占いを信じられていますでしょうか。
私も勿論全てを鵜呑みにしているのではないのですが、ジャンル的には楽しむ程度に信じている方です。
小学生の頃、皆様と同じように6角形の鉛筆の皮をカッターで削って「バカ」だの「天才」だの書いてコロコロと転がしたり、或いは皆様と同じようにヤッコサンの折り紙の途中で派生したエリマキトカゲの顔のような4つに割れるパクパク君を作り、めくったところに「ウンコを漏らす」や「今日死ぬ」というくだらない事を書き込んで遊んでいました。
私は毎朝8時に出勤の為家を出ています。
そんな出勤時間に、いつの間にか日課になってしまった「目覚ましテレビの星座占い」というテレビの1コーナーがあります。
今朝もいつものようにテレビを見ていると、私の星座であるてんびん座が久しぶりに最下位の順位をとりました。
今日の最下位は・・・ごめんなさいてんびん座のあなた。仕事中、身勝手な振る舞いが原因で喧嘩になり1日憂鬱な気分になっちゃうかも。でも大丈夫。信頼する部下が助けてくれそう。ラッキーアイテムは「ロールキャベツ」。今日も元気に行ってらっしゃい。
ロールキャベツって。
出かける間際に、一応妻に「今日のお弁当にロールキャベツって入ってないよな」と聞いてみたのですが、「入ってないよな」を言い終わる前に「無いよ」と言われました。
いつもはそれ程気にしなかったのですが何故か嫌な胸騒ぎを覚えました。
店に着くと唯一該当するであろう「部下」が一人で朝練をしていました。
朝の挨拶をしてくる部下に、返事を返す前より先に異常な室温を感知して
最下位の私「あっつぅ。何へコレ。何度にしてあんねん」
と言って真っ先にエアコンの表示を確認しに向かいました。
部下は練習の手を止めて私の経緯を見守り、心配そうな表情をしていました。
てんびん座の私「げぇ。27度になってるやんか。歩いて出勤して代謝上がってる俺に嫌がらせかコレ。」
部下「違いますよ。自動だから勝手に上がっただけだと思います。今日寒かったですよね。」
質問に対し、私が求めている答えではない答えを返す部下に多少の苛立ちを覚える私。
私は彼に「そういうとこだぞ」と言い放ちながら、即座にエアコンの設定を24度に変えました。
その後二人の間に、スタートから気まずい雰囲気が流れ始めた事を察知した私は、流れを変えるべく何か話題はないものかと模索してから今朝のテレビの話をする事にしました。
憂鬱な私「ロールキャベツって好きか。」
部下「ロールキャベツですか。好きですけど・・・カンピョウがあまり好きじゃないですね。」
何えカンピョウって。
ロールキャベツの話してるのに何でカンピョウが出てくんねん。と問いただすと彼曰く「ロールキャベツの周りに巻かれている」との事でした。
ロールキャベツを確認できる環境じゃない事を良い事に適当言ってるな、と問いただすと彼曰く「多分ローソンに売ってますよ」との事でした。
お前は上祐史浩スポークスマンか。と言い放つ私に、彼が「そんなんちゃいますよ」と言って悲しそうな顔をしたので、又悪い流れになりそうな雰囲気を察知した敏感な私は念のために財布を持ってローソンに向かいました。
ローソンにロールキャベツなんかあるかいな。
ブツブツ言いながら総菜コーナーをチェックしてみたのですが、案の定ロールキャベツは見当たりませんでした。
念のため店員さんに聞いたところ「コッチにありますよ」と案内され、おでんコーナーの浴槽にロールキャベツが気持ちよさそうに浸かっていました。
流れ的に買わないわけには行かなくなり、ポンタのポイントカードを探していると店員さんにこう言われました。
店員さん「お箸はいつもお持ち帰りになられていなかったと思うのですが、お持ち帰りになられますか。」
この子俺の事覚えててくれてるんか。
店員さんに声をかけてもらえて少し機嫌がよくなった私。その後横断歩道で信号待ちをしている際、見知らぬ奥様が声をかけてきました。
奥様「向かいの美容室の人ですよね。今度の御神輿頑張って担いでくださいね。」
どうやら私の来ていたシャツを見て察知してくれたようで日曜日の祭りを知ってくれている様子でした。
何や嬉しいこと言ってくれるなぁ。
「ありがとうございます」と言って上機嫌になった私が店に帰ると、部下は私が手に持っているローソンの袋を見て苦笑いをしました。
上機嫌の私「これはロールキャベツやないで。」
そう言いながらコソコソとスタッフルームに入り、だし汁の匂いが漏れないように換気扇を回してからロールキャベツの存在を早急に始末することにしました。
ロールキャベツには一本の黄色い帯が巻かれていました。
その時私の中での疑問、心の持ち様は「カンピョウなんかあるか」から「これカンピョウかなぁ」と言うものに変化していました。
味が混ざるといけないので、ロールキャベツだけを消去して丸裸にしてから総仕上げに入りました。
まぎれもなくカンピョウでした。
何事も無かったかのようにフロアに戻ると、部下は一心不乱にパーマを巻く練習をしていました。
晴れやかな気分の私「今日も1日頑張ろうな」
私は頑張っている部下に対してそう言ってあげてから、いつものように掃除を始めました。
部下は「ありがとうございます。今日も1日宜しくお願いします。」と言って嬉しそうな顔をしてから又練習の手を動かし始めました。
そしてそこから二人の間にいつものような朝が始まり、いつものような時間が流れ出しました。
数分後、いつものように遅れて出勤した妻が開口一番こう言いました。
妻「なんかうどんみたいな匂いがするね。なんか朝に買ってきたの。」
何故か気まずい気分になり部下のほうをチラッと見てみました。
部下は黙ってタオルを畳んでいました。
その時急に私の頭の中に今朝の星座占いの言葉が再び過りました。
今日の最下位は・・・ごめんなさいてんびん座のあなた。仕事中、身勝手な振る舞いが原因で喧嘩になり1日憂鬱な気分になっちゃうかも。でも大丈夫。信頼する部下が助けてくれそう。ラッキーアイテムは「ロールキャベツ」。今日も元気に行ってらっしゃい。
めざまし星座占い恐るべし。
因みにエアコンの24度という設定温度は私の「寒い」と言う言葉と共に苦笑いをする部下によって再び25度に変更し直されました。