皆様にとって今年の夏は充実されていますでしょうか、されましたでしょうか。この3か月間色々とありましたが、少しづつ自分が成長できている事に気が付けるようになった斉藤です。
8月19日の日曜日から23日の木曜日までお盆休みを頂いておりました。
例年なら妻の実家の長野に帰るのですが、今年は娘が小学校で最後の夏休みになり、来年からはクラブや友達付き合いが多くなると思い、もしかすると一緒に旅行に行けなくなるかも知れないので、斉藤家発足以来で初めてお盆休みを利用して「家族旅行」で長崎に行かせて頂きました。
今年の夏は台風の当たり年と言う事で、旅行前から天気や気象情報にヤキモキしながら終始web情報とにらめっこをして、予定変更に変更を重ねながらの旅行となりました。
1日目
10時半頃山科を出発。京都駅まで母に送ってもらい、リムジンバスで伊丹空港まで移動。
初めて飛行機に乗る事になる息子は私が思っているほどの反応を示しませんでしたが、二回目のフライトになるはずの娘の方が興奮していました。
3時半頃長崎空港に到着してレンタカーを借りてホテルまで移動しました。道中で妻がお金とカードを一切忘れてきたという事実が発覚。「今回の旅は何かあるぞ」と一抹の不安を感じました。
宿泊先は佐世保ハウステンボス近くの西海市にある洋風のリゾートホテル「西海橋コラソンホテル」。
明日、明後日の天気が怪しかったのでホテルにチェックインを済ませてからその足でハウステンボスに向かいました。
特にせかされる事も無かったのですが何せ広いハウステンボス。散々迷った挙句、結局定時に行われる予定のプロジェクションマッピング会場が分からず、スマフォの万歩計が2万歩越えという過去最高歩数をたたき出し、イルミネーション観覧や久しぶりに家族間の会話を満喫。
2日目
台風が西にそれていたのでもう一度ハウステンボスに行くことになりました。
朝食を済ませてから遅めにホテルを出発。4人乗りの自転車をレンタルしてのんびり園内を回りました。
予約した昼食会場「ウォーターマークホテル」が園内最奥地にあったため移動しているだけで時間が取られてしまい、ほとんどアトラクションを楽しんだのではなく、家族でくだらない事を話しながらの散策がメインになり、昼食後は男グループと女グループに分かれて行動してから、園内のプールで合流して火照った体を冷やしました。
夕方ハウステンボスを出てホテルのプールでひと遊びしました。
3日目
ホテルに無理をお願いしてお弁当にサンドイッチを作ってもらい、7時に長崎市内に向けて出発。向かった先は軍艦島ツアー会社の「軍艦島クルーズ」。
この日の長崎は39度と言う殺人的な気温だったので、ガイドさんが「上陸後はいつもの予定を短縮して回らないと死人が出る」と判断して、ショートカットコースになりました。
ハウステンボスで何故か買う羽目になってしまった「息子が手に持つLEDの日本刀」が「軍艦島に日本刀」と言う事で乗務員さんたちのツボにハマったらしく、100回位「銃刀法違反でつかまえる」と脅されました。
その後市内の中華街を散策。本場のちゃんぽんや皿うどんを食べて帰りました。
この日は、長年お世話になっているお客様が偶々長崎に帰省されていて、お客様御家族と合流して夕飯を食べに行く約束をしていたので、子供たちのリクエストでその時間まで再びホテルのプールで泳いでいました。
夕食は西海市にある地元で有名な焼肉屋さんで伊万里牛を食べました。
とても気さくなご主人と笑顔が素敵な奥様と今年中学1年のK君。奥様は初めて会った我が家の娘と色々お話をしてくれ、人見知りがちな娘もスッカリ心を開いて楽しそうに話をしていました。
感謝感謝です。元気を沢山いただけました。
私はと言うと、元京大アメフト部で筋肉のIPS細胞開発まで担当していたという筋肉博士(ムキムキ付)なご主人と、とても中学1年生に見えない長身(既に175cm)なK君に男として食べ放題で負けないよう、勝負の場所をそこではなくアルコールに託し、がぶ飲みして酔っ払い、食べ放題の肉を食べずカレーのお替りを3杯、という絶妙なアイデアで見事に引き分けに持って行きました。
この判断がいけなかったのかその後ホテル到着後すぐにダウン。炭酸と牛エキスが混ざり合った睡眠中の自分のオナラの香りで気持ち悪くなって起き、その後誰かのいびきと強風の音が気になって寝れなくなりました。
4日目
台風がかなり九州から遠ざかってくれ快晴。一日雨だと思っていたので「今日はのんびりしよう」と言う事で遅めの朝食を頂き、昼前に近くの「七ツ釜鍾乳洞」に行きました。
結局私が一番興奮していたのですが、想像以上に子供達もご満悦の様子で2週目を周回していました。
その後、昼食にGoogle先生に教えてもらった近くの漁師さんの奥様達が経営されている活魚料理「小安丸」さんに行きました。
流石は長崎と言う海鮮の味に一同舌鼓を打ち、私のどんぶりのネタは半分以上「おなかいっぱいやしごはんたべれへんからアオクンいらんわ」と豪語していた息子に奪われました。
夕飯はホテルの部屋でゲームをしながらゆっくりしよう、と言う事で近くのスーパーによって食材やお酒を買い溜め、又ホテルのプールでくつろぎました。
ホテルの部屋で娘が以前からやりたがっていた「言葉繋ぎゲーム」を4人で馬鹿笑いしながら楽しみました。
その夜酔っぱらってはいたのですが、明日午前中から気象情報で台風が近畿に直撃するらしく、飛行機が飛ぶか否かという微妙な天候が気になってずっと「旅行中はいじらない」と決めていたスマフォをいじりまくり「飛行機のキャンセル手続き」や「京都まで移動手段」を検索していました。
5日目
ホテルでの最後の朝食を食べてから、ダメもとでレンタカーを返しに空港に移動。電光掲示板には私たちの乗る予定の便以降のフライトは全て欠航になっていました。
「状況によっては途中で長崎に引き返す」との事だったのですが、体感したことの無い富士急のジェットコースターより恐怖を感じる事の出来たフライトは、定刻より20分程遅れて無事に伊丹空港に着陸してくれました。
その後、運よく京都駅行きのリムジンバスも丁度良いタイミングで乗車する事が出来、1時半京都に到着。雨が降っていました。
こうして斉藤家の今年のお盆休みは無事終了。ハプニングもあり、お金も沢山使ってしまいましたが、とても充実した時間を過ごさせて頂けました。
いつも心におおきに本当にありがとうございます。
皆様が私達を必要としてくださる事で私達家族は幸せになれています。
娘にとって小学校、そして息子にとって保育園最後の夏休み。
そんな大切な時にこのような掛け替えのない体験、素晴らしい想い出の時間を頂けた事を私と妻は一生忘れません。
皆様の髪と髪の健康、そして少しの笑いの為にこれからも精一杯頑張ります。
本当に本当にありがとうございました。
やましなす皆様。
何となく体重が6キロ減って先日ひらかたパークに行った際、久しぶりにラッシュガードを脱いで泳ぐことが出来た男斉藤です。
誰も待っていなかったと思いますが実に1カ月半ぶりのブログ更新になります。
最近、外国からの留学生の方がちょくちょくオーキニーにご来店されるようになりました。
しかし I can not speak English well. 私は英語が上手に話せません。
そして She does not speak English at all. 我妻は全く英語を話しません。
私は東京の頃、ホテルの中にある美容室で働いていた過去があり、ホテル宿泊の外人さんが結構飛び込みでカットをしに来ていたので、営業用の英語がほんの少しだけ話せますが(中学レベル)、決して背伸びをすることの無い性格の妻は、私がレンタルDVDを字幕映画で見ていると勝手にメニューを押して「吹き替え」に変えてしまうレベルです。
と言う事で大体の場合、外国のお客様は私が担当する事がほとんどであります。
先日、金髪の素敵なお嬢様が飛び込みでご来店されました。
私が受付をしたのですが、確認した所私の予約枠にしばらくは空きが無く、妻の予約の空き状況を見てから、とても愛想の良い方で髪質も髪の長さも(コミュニケーションするには)難しくなさそうだったので初めて妻の担当で受け付けました。
妻「えぇ。私英語できないよいいの。」
やや驚いた表情をした妻でしたが「俺がフォローするから大丈夫」と約束してあげた事で意外とすんなり了解してくれました。
そして当日を迎え、ご来店されてから私と一緒にカウンセリングを行った妻でしたが、その間も普通に日本語で接してました。
妻「スタイルこんなのでいいですか。」「ええとわかんない。でもこれくらいで大丈夫ですよね。」
その後私は自分の担当のお客様に戻り、ややそちらにアンテナを張りながら行く先を見守っていました。
やはりと言うか一向に英語を話さない妻は、時折私に助けを求めながらも理解しているのかどうか疑問が残る不思議な会話を進めていました。
私が耳にする限りはほぼ100%日本語で、「オッケー」や「オゥ」などの超簡単な英語すら妻の口からは発せられていなかったと思います。
カットの途中、外人さんが雑誌「婦人画報」を手に取り始め、京都の夏特集の「大文字の送り火」を見ながら妻に何かを訴えている時に妻が突然嬉しそうに大きな声で、その大文字の写真を指差してこう言いました。
妻「これ。マイバースデー」
恐らくですが彼女は外人さんに「8月16日に行われる送り火」が自分の誕生日と同じことを伝えたかったのだと思います。
外人さんが「リアリー。」(本当に)と聞いていたので
1 奇跡が起こり理解して下さった
2 何か良く分からないけど突っ込んで聞くとめんどくさくなりそうなので繋ぎで相槌をした
のどちらだったかと思われました。
その後綺麗な金髪は、その艶を最大限に素敵に見せるであろうボブスタイルとして仕上げられ、外人さんはとても満足した顔を見せてくれ「又来る」的な言葉を残してお帰りになられました。
結局私の知りうる範囲では、妻が外人さんとの英会話の中で使用した言葉は「マイバースデー」と最後に放った「サンキュー」の2単語だけでした。
仕事が一段落した際、妻に「どうだった」と聞いたところ「バッチリうまく出来た」との事だったのですが、驚愕なのはその後妻から説明された情報でした。
妻「うんバッチリうまく出来たよ。キャ〇リンさんって言ってなんかカナダから留学してるみたいで今年で28歳なんだって。京都の文化が好きで勉強しに来てるって感心だよね。とっても素敵な方だった。お料理の話で盛り上がっちゃったから時間かかったね。でもまた来てくれるって言ってたから大丈夫だったと思うよ。あ。途中でヘルプありがとう。」
・・・マジすか。
私「なんで理解してんねん翻訳こんにゃくでも食べたんか。てかそんな英語分かってたら全然大丈夫やんマジで聞き取れてたんか。」
妻「ううん。良く分かんないけど何となく。」
私はこの妻の言葉を聞いて思いました。
ジョン万次郎が外国の船に助けられたり、ペリーが来航して浦賀沖がパニックになったりした時代の歴史の影。どうやって初めての言語の壁を超える事が出来たのか。
いつの時代も時代を切り開いていったのは、「勉強が良く出来る勤勉な人」たちではなく、こういった「センスのみで歩いて行ける天性の持ち主」たちであったのだろうと。
私がマスターカードの会社で上役として働いていたら間違いなく妻をCMに採用すると思います。
因みに「それだけ会話できるんなら今度から新規の外人のお客様アンタがやってくれ」と妻にお願いしましたが「やだ。そんなんヒロミがやった方がいいに決まってんじゃん」とあっさり断られました。
マイバースデーサンキュー。
日頃オーキニーをご利用いただきまして有難うございます。
下記日程にて夏季休暇を頂いております。
8月21日(火)~8月23日(木)
ご迷惑をおかけいたしますが宜しくお願いいたします。
尚、夏季休暇中のお問い合わせやその後のご予約はインターネットから受け付けておりますのでどうぞご利用ください。
お久しぶりです皆様。全くブログを更新できずそろそろ忘れられ始めているであろう事に危機感を感じての更新となります。
現在、店舗や住居、その他今後の人生の歩き方について本当に時間を費やしており、余力が足りていません。
とりあえず通信に乗せていた技術講習が終了したので皆様にご報告だけしておきます。
未だ試験段階なので鍛錬する余地は十分にありますが、一通りは習得しました。
と言う事で晴れて「増毛」も出来る美容師になり、これで皆様の老後も安泰という事実。
お客様方がご来店時。ゆっくりとした時間を過ごしていただいた後の仕上がり間近。居眠りされて「隙」が出来てしまったお客様に、クリスマスの夜のサンタの如くコッソリと毛を増やす。
目指すはそんな素敵でさりげない美容師です。
今後ともよろしくお願いいたします。