やましなす皆様。ハズキルーペを購入したにもかかわらず、未だにお尻で踏んで試すことを躊躇している根性無しの男斉藤です。
ここ2~3カ月、本当に色々と八反バタバタして休みが一日も無かったのですが、先日久しぶりに休日のお昼間を家で過ごす事が出来ました。
リビングでゆっくりと本を読んでいると天井である上の階(5階)から何かガタゴトと騒がしい音が聞こえてきました。
気に留めないようにしていたのですが、余りにも長く続いていたので台所で晩御飯の支度をしている妻に聞いてみました。
私「なあ。俺休みの時家にいないから知らんかったけど、上の階の人っていつもこんなバタバタ動いたはるんか。」
妻は私の問いに対して、さも「妻の私がこのマンションの事で知らない事があるモノか」と言った誇らしげな顔を精一杯アピールしてため息一つついた後、こう言いました。
妻「そうだよ。上の階のご夫婦メチャメチャ歩くの速いんだよ」
歩くの速いって、そんなお歳のご夫婦だったけか。
・・・・上の階(5階)の人が引っ越してきたのは約3カ月前だったと思います。
丁度私しかマンションに居なかった時、珍しくチャイムが鳴り大変物腰の低い上品な初老の奥様が「上の階に引っ越してきたのですがよろしくお願いいたします」と菓子折片手に挨拶に来てくださいました。
姿勢はスゥっとされていましたが、パッと見た感じ私の母親よりはお歳が召されていた感じでした。
私「嘘やん。こんな子供がバタバタ走るように昼間に歩くか普通。そんな人たちには見えんかったぞ。」
怪しむ私に妻は「はぁ、アンタは何も知らないんだね」と言ったちびまる子ちゃんのような憐みの表情を見せながらこう言いました。
妻「ヒロミは知らないと思うけど、私毎日早朝に散歩行ってるでしょ。その時にそのご夫婦とよく公園で会うんだよ。お二人とも凄く早歩きで鍛えながら歩いてるんだよ。」
ああなるほどそうなのか。健康に気を使っていらっしゃるんだな。
一瞬そうも思いましたが、ちょっと待てよ。
私「いやいや。言うてもそれをリビングでやるか。ていうかそんな感じなら夜でも多少は音してるやろ。」
そう言う私に更なる持論による畳み掛けを乗せてくる妻。
妻「知らないと思うけど、お年寄りって耳が遠いんだよ。だから自分の足音が大きくてもあんまり気にならない・・っていうか分からない人が多いんだよ。」
私「ほんまかいな。」
妻「本当だよ。ヒロミは経験ないかも知れないけど私ひいお婆ちゃんとかお年寄りと一緒にずっと住んでたからわかるもん。」
ほんまかいな。
その後、気にしないように心掛けていたのですが、ずっと鳴りやまないドタドタという音にちょっと読書が出来ない気分になったので「ポケモンでも捕まえに行ってくるわ」と言って散歩に出ました。
エレベーターが珍しく中々4階(斉藤家のある階)まで上がって来ませんでした。
しばらくして上がってきてくれたエレベーターには人影はなく、代わりに3方のエレベーター室内の壁に何やら梱包材やら段ボールが巻かれていました。
1階のホールに到着するとマンションの裏手に続く勝手扉が大きく開かれており、大きな荷物がホールにいくつか並んでいました。
その勝手扉から青い作業着を着た若いお兄ちゃんが二人ほど、せせこましく段ボール箱を両手に抱えながら足早にエレベーターに向って小走りしていました。
ちょっと気になる所があって何気なくエレベーターの行き先の階を見ていると、オレンジ色の数字が「5」の所で止まりました。
外に出ると大きなトラックが止まっていました。
トラックには「アーク」と書かれてありました。
外に出てマンションを見上げると5階の廊下辺り、走る青い人影が一番奥の部屋、私の住処のちょうど上の階に当たる部分で消えて行くのが確認できました。
私は妻に写真付きでラインを送りました。
「上の階、引っ越し業者さん入ってる。」
即座の既読から2分後。妻から言い訳の言葉は無く、どう思ったのか分からないムンクの叫びのようなスタンプだけが送られてきました。
次、もし上の階のご夫婦に出会う事があったら、不思議がられるかも知れませんがしっかりと謝罪の言葉を伝えたいと思います。
妻をお許しください。と。
お久しぶりです斉藤です。皆様お元気にしていらっしゃいますでしょうか。
「ちょっとオーキニーさん最近全くブログを更新してへんけどどうしたんポンポでも痛いの。」
数多くのご心配の声を頂きまして本当にありがとうございます。
皆様に愛され続けて50年。
ブログを読んで頂いている方がこれほど多くいらしたとは、と感謝の気持ちが身体に収まらなくなり溢れ出て来る今日この頃。
斉藤は元気です。と言うか少しずつ元気になってきました。
それらの原因からもう少しで全ての決着がつき、開放されそうになってきましたので取りあえず再び無理が無い程度に更新をしていきたいと思います。
又、12月から来年の2月にかけて美容室でも色々な企画を考えておりますので楽しみにしていてくださいね。
まずはご挨拶まで。
お客様各位
台風24号の接近に伴い29日(土)及び30日(日)を臨時休業とさせていただきます。
(※既にご予約済みの午前中のお客様は早朝営業にてさせていただいております。)
尚、臨時休業中のお問い合わせはO-Keyneeホームページ「お問い合わせ」からご連絡ください。
ニュースを見るなり沖縄県での被害も相当なようですので、皆様も台風に備え十分にお気をつけください。
やましなす皆様。毎日頑張っていらっしゃる事だと思います。斉藤です。
大好きなんです。
これは私の妻が話しの中でよく口に出すフレーズです。
以前、ブログで私の妻が一度耳にした音楽を平気で「さぞ昔から好きだった」ような口ぶりで話すという特技を持っているという記事を載せた事があります。
その時は確か「KARA」と言う韓国のグループだったと記憶していますが、そのKARAの曲を一度聴いただけで、次の日からお客様達に
「私今KARAに凄くハマってて、もう大ファンなんです。」
と言いまくっていました。
その後お客様から「どういう所が好きなの」や「どの曲が好きなの」との問いが出たりするのですが、「5人で踊るのが凄い好き」や「ミスター(代表曲)っていう曲だけずっと聞いてる」という答えで、横で聞いていると思わず「なんじゃそりゃ」と突っ込みたくなるような返答を笑顔でしていました。
車のオーディオのハードディスクに「お。これいいな」と思ってCDをレンタルして録音したのは私でしたが、奇跡的に妻の趣味とあっていた様でした。
そんな妻が、ここ最近お客様方に8月の「長崎旅行」の話をよくしているのですが、夫婦生活14年。今まで知らなかった妻の事を今更ながら発見できています。
例えば「軍艦島」にクルージングした際の想い出と共に
「実は私、昔から軍艦島ずっと行きたかったんですよ。なんて言うか『廃屋』とかそういう場所が昔から大好きだったんです。」
へぇ。廃屋好きだったのか。
更に「鍾乳洞」に行った想い出も
「実は私、探検とか大好きで、昔から鍾乳洞に行くの大好きだったんです。」
へぇ。鍾乳洞大好きだったのか。
挙句は
「私、一度長崎とか九州行った時は、昔から九州でお魚料理食べるのが夢だったんですよ。」
ほぅ。そんな夢があったのか。
私は妻の昔からの夢や好きな事をあまりに知らなさ過ぎて結婚してしまいました。
勿論、妻の事は「昔からどんな事でも大げさ位に反応して、何に対してもすぐ感動してくれる」と言う事だけは知っているつもりではいました。
そんな事なら結婚式の時に御列席者の席札に書いた「二人のプロフィール」の趣味の欄に「鍾乳洞、廃屋」と書いて、尚且つ将来の夢に「九州で魚料理を食べる事」と書いて欲しかったです。
と言う事でまだまだ勉強不足ですが、又ここにきて新たに妻の事を深く知る事が出来ました。
因みに8月だけで分かった事はコチラ。
廃屋マニア、鍾乳洞好き、綾瀬はるかファン、さくらももこ先生ファン、十二指腸潰瘍と付き合いが長い。