母は外 父は内

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2021.05.19

 やましなす皆様。湿気多く早くも猛暑の香りが漂ってくるこの時期いかがお過ごしでしょうか。

 

 気がつけば5月も中頃になっており、全くブログを更新していない事に気が付いたので、慌てて何か書かないといかないのではと言う事で久しぶりにアップいたします。

 

 今回チョットお下品なブログになる事をご了承ください。

 

 オーキニーにご来店いただいている方は多くの方がいわゆる主婦層と言われている女性です。

 

 担当させて頂いていると、良く家族の事や家での出来事を相談と言うか報告してくださいます。

 

 その中で特に「ダンナ(夫)の話」を多く聞かせていただいています。

 

 「仕事から帰ってきて靴下を洗濯機に入れずリビングでほったらかしにしてるのどう思いますか。」

 

 「休みの日に私が掃除機をかけているのを横目で見ておいてソファに横になったままでどいてくれないんですよ。」

 

 「ご飯茶碗が空になったら自動的に御飯を盛ってもらえると思っているの何とかして欲しい。」

 

 「ベッドの横に飲みかけのペットボトル何本も置いて溜め続けてるのアホですわ。」

 

 と言うように何処となく他人事に思えないような報告を受け、敏感な私はその都度隣で仕事をしている妻の微反応を感じとり、冷や汗と共に何か姿勢を正されるわけであります。

 

 そんな大変ためになるお話の中、東京で働いていた頃より良く聞かさせて頂いていた相談事がありました。

 

 今回はその事(話の内容)についてモノ申したいと言っている私の中のもう一人の私に筆を渡して書いてもらいます。(なので私になんら責任は生じないという事を先に断って置きます)

 

 トイレの便座問題。

 

 本当によく聞かされます。私も同棲時代から妻にちょくちょく言われていました。

 

 立ちションするな。周りに飛び散るから女性と同じように所謂「座りション」を男連中もして欲しい。否、するのが当たり前だとの女性側の主張。

 

 男が立ってすると確かに飛び散っていると思います。軌道は見えませんが身長166センチの私ですら偶に太ももの内側に雫を冷たく感じる事があるので、高身長の男性の場合落差からより多く飛び散らかしている事も予想できます。

 

 新婚当初は私も座りションをしていました。

 

 お客様にも「私は座ってしてますよ」と伝えるとウケが良いので努力してきました。

 

 でもいつからか座ったり立ったりとポジショニングが不安定になりました。

 

 これを見ている方のご家庭でも男連中に「座ってね」とお願いされている方が多くいると思います。実際に普通に座って協力してくれている男の人もいると思います。

 

 只私は言いたい。いや私だけではなく全ての男の人が思っていると思いますので代弁したい。

 

 アレ大変なんです。

 

 何が大変なのかと不思議がっている女性のために説明させて頂きます。

 

 ご存知では無いかも知れませんが、男性は基本カタカナの「ト」のような形でお股にアレが付いています。

 

 でもその「ト」のポジションであるアレは直立している時の状態であり、そのまま座ると太ももが便座と平行になるわけで「下」という形に落ち着くのではなく「丁」の右上の出っ張りのように重力に逆らう訳であります。

 

 しかもそのアレは水戸黄門の助さん角さんのような梅干し風の子分を二人引き連れており、便座に座ると内またの太ももに圧迫され、アレの下に二人が潜り込もうとするので、アレは当然もう少し天を目指した方向へと角度調整されてしまうのです。

 

 ですので便座に座ってオシッコをしようとするのであれば、必然的に指先を何本か使用して下方向へと軌道修正してあげないといけないわけであります。

 

 例を挙げるために少し話は変わりますが、ストローってありますよね。

 

 外出先、例えば古き良き佇まいの喫茶店でレスカやアイミティを注文してでてくるストローと、マクドで出てくるストローの形は違います。

 

 ※分からない人は勝手にググってください。

 

 残念ながら男性のアレは殆どがマクド風ストローの形状であり、喫茶店のようにジャバラのカーブを描けるような利便性を持って生まれてきませんでした。

 

 マクドのストローを無理やり曲げようとするとどうなるか。折れ曲がって上手く吸い取れなくなります。(吸えなくはないです)

 

 と言う事で軌道修正すると当然ながら流れはスムーズにいかなくなり、それでも何とか道筋を作って排出されていきます。

 

 圧迫され折れ曲げられ、それでも仕事を全うしようと仕事を終えた後そのまま立ち上がろうとすると、まるで庭の水やりを終えて巻き取られるときのホースのように、どれだけ振って落としたつもりであろうと姿勢を変えた途端アレの内部に残って出ていけなかった所謂残尿が結構な量で出てきます。

 

 座った状態から立ち上がる際、残尿を便器の中へ収めようとすると丹田の部分をグッと引き締めて立ち上がるか、もしくは立ち上がりながらタンクのほうへと身体をひねる必要があります。

 

 後者の身体をひねる方法は何度かやってみましたが、まずおしりを片側にずらし上体をかがめながら片足を半分宙に浮かし、そこから一気にひるがえし便座に向かってマウンティングポジションをとる、というかなり難易度の高いテクニックを必要とされとてもでは無いですが毎回やろうと思えません。

 

 面倒になってそのまま立ち上がると液漏れにより便座枠外を結局汚してしまうので、ソロっと立ち上がり「く」の字のようにおしりを後ろに引き、情けない状態で内ももの筋肉と指先を上手に震わせるか、もしくは素早くパンツを上げて収納して途端ジョバッと肌着に向かって小なりの尿漏れを覚悟するかの二択しかなくなります。

 

 ではストローを曲げずに、要はフリーハンドでするとどうなるか。これも実験済みですが、便器と便座の数ミリのまるで計算されて製造されたかのような絶妙な隙間目掛けて飛び出していき、拡散メガ粒子砲いや想像するにはあまりにも恐ろし過ぎる結末になりました。

 

 ご存知の方も少ないかも知れませんが、私が幼稚園児の頃の当時は家庭のトイレは汲み取り式の「ボットン便所」と呼ばれるものが殆どでした。

 

 ようを足すとそのまま便器の下の肥溜めに排せつ物が貯まっていき、数日に一回「バキュームカー」と呼ばれる貯まった排せつ物を吸い取りに来るコンクリート車の様なものが町内を回っていました。

 

 しばらくして「和式便所」と呼ばれる水洗トイレが世に迎え入れられました。我が家に来たのは多分小学校1年くらいの時だったと思います。

 

 当時便秘気味だった私にとって、この和式水洗トイレは踏ん張るのに非常に好ましい形態でしたが、程無く「洋式トイレ」と呼ばれる現在も使用されている水栓トイレが主流になり、例に漏れる事無く我が家もそれにモデルチェンジする事になりました。

 

 このように便器は年々進化していき現在に至るわけですが、どういう事かここに来て進化は高止まりしているので恐らく世間的には今の所ベストだと言う事でしょう。

 

 しかし考えてみて下さい。男性が様式で座るのは当然というのなら何故ホテルやサービスエリア、公共施設の男子トイレは未だに立ちションスタイル御用達のモノが採用されているのでしょうか。

 

 女性陣は知らないかもしれませんが、映画が終わった後もしくは高速道路での休憩時間に、どれだけ列が作られていようとも男子トイレでは洋式トイレの扉が開いて「未使用」状態であるにも関わらずそちら側を小便利用者は使用しようとせず列の最後部に並び続けています。(日本語ややこしくてスミマセン)

 

 とても長くなりましたが、そこで私は考えました。女性(奥様)そして男性(旦那さん)両方がウィンウィンの関係になれる方法は無いものか。

 

 それはもういっそ法律で「便座の裏側を掃除するのは男性(だんな)の役目」であると義務付ける事では無いでしょうか。

 

 便座の裏側は必ず汚れます。そしてそれを逐一確認出来得るのは家庭内で必然的に便座を上げ下げ出来る「男性」が最も適しています。

 

 我が家には数年前からこのかわいい顔した商品がトイレに常駐されてあります。

 

 20210518_065646

 

 いつもおせわになっている「まめぴか」君。これを国民的な法で定められた商品に登録して、「まめぴか」も悪くはないですが、商品名をリニューアル

 

 「男子の人権の為スプレー」もしくは「お父さんいつもありがとう」

 

 いやいっそ「母は外 父は内」

 

 という商品名にしてみてはどうでしょうか。

 

 これによりお互いに言い争わない関係になれ(何をかは不明)家族円満になると言うもの。

 

 と言う事で、皆様も一度天気の良い休日にでも家族会議を開いてこの議題に対して詰めてみて下さい。

 

 きっとこの憲法改正がどれだけ素晴らしい案なのかご主人、あるいはお父様ならわかって下さる事と思います。

 

 いつも通り途中から何を書いているのか分からなくなりましたが、体内にピロリ菌を持つ男(今回は)デビル斉藤でした。

 

 注:冒頭申し上げましたが今回は執筆に私の責任はありませんのでクレームは受け付けません。

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