クランクorフリン

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2021.02.02

 「わたし、大きくなったらディズニーのえいがやアニメをつくるしごとをしたいねん。」

 

 ビビデバビデやましなす皆様。好きなディズニーの音楽はシンデレラの「A Dream Is A Wish Your Heart Makes(夢はひそかに)」な男斉藤です。

 

 夢と魔法の世界へようこそ。

 

 と言う事で冒頭の一文は、現在中学2年になった我が家のお姉ちゃんが5歳の時に私とディズニー映画を見ていた時に語ってくれた、娘にとって恐らく最初に描いた将来の夢だと思います。

 

 今回のブログはディズニーに興味が無い方は殆ど理解できない内容になるかもしれませんので予めご了承ください。

 

 東京で一人暮らしをしていた頃、私の趣味の一つに「ディズニー映画のビデオとCDを集める」というものがありました。

 

 時は過ぎビデオの時代が終わり、DVDが主流になり始め、現在のBlu-rayへと文化が移り変わった頃、娘が生まれました。

 

 将来子供が授かったら私が好きだったディズニーの映画を見せてあげたい。その一心から持っていたビデオを全てBlu-rayに買い替えたのは当然の流れです。

 

 長くなりましたが、そのような英才教育を娘に施していた結果、冒頭のようなセリフを言ってくれたわけであります。

 

 そんな娘が「ティンカーベル」と言う作品を好んで見ていた頃「またお父さん(に似ているキャラが)出てきたで」といっていたく気に入っていたキャラクターが作品に登場していました。

 

 モノづくりの妖精、名前は「クランク」。

 

ぽっちゃりクランク

 

 娘がディズニーの世界に私の姿を反映してくれているという嬉しさ半面、不思議な屈辱感を抱かせる彼の姿を見ながらいつも心の中で思っていた事があります。

 

 もうちょっとマシなんちゃうんかな。

 

 自分で言うのもアレですが、補正ありでもせめて「塔の上のラプンツェル」に出てくるフリン位言ってくれてもいいやんか。

 

フリン・ライダー

 

 と言う事で、仮に娘が将来ディズニーに就職を果たしたとして、私のイラスト(もしくはCGグラフィック)を作成してくれたら問答無用でぽっちゃり妖精にされる事が長きの間確定していました。

 

 そんな事も忘れていたここ数年でしたが、先週テレビでスマフォのとあるアプリを紹介しているコーナーがありました。

 

 TOONME(トゥーンミー)。

 

 それは「カメラに撮った写真をディズニー風に加工できるアプリ」という私にとって大変興味深いものでした。

 

 私の心にあった屈辱感という影の部分に一筋の希望の光が差し込まれたのです。

 

 ここに来てフリンに昇格できる可能性あり。

 

 情報番組を見た直後に私がそのアプリをダウンロードした事は甚く必然の事となりました。

 

 ダウンロード後カメラ内に私の顔写真が全く無いことが判明して、とりあえず目と額の小じわが出ないよう且つ垂れ目ほうれい線に注意しながら新しく画像を撮影しました。

 

 残念ながらインカメは故障しているらしく何度やってもブサイクにしか写らなく、鏡に顔を写しながらアウトで取り直した結果ややマシなモノが出来たので早速加工。果たしてそこにフリンは居たのか。

 

Screenshot_20210126-104115_ToonMe

 

 誰やお前。

 

 主要キャラどころかアレやん。リメンバーミー出てくる祭りではしゃぐ子供の面倒見てる村の父親1やん。

 

 嫌々こんなはずでは無い。カメラかアプリがおかしいだけだ、ととりあえず向かいでドーナツ喰っていた妻に向けて続けざまシャッターを切ってみました。

 

Screenshot_20210126-082819_ToonMe

 

 ブルータスお前もか。

 

 私が愛し生涯を捧げた妻は、どうやらトイストーリーで出てくる保育園でカンシャクを起こしながらおもちゃ達を投げつけている女の子その2だった模様。

 

 どうやらアプリがおかしい事が認定されました。

 

 ただの悪ガキ

 

 横で見ていた自分も撮れ撮れ五月蠅い息子を写しましたがもはやただの悪ガキ。

 

 もう諦めるかな、と悩んでいると同じアプリ内に現在のディズニーCG風ではなく昔のトゥーン(イラストディズニー)風に加工できる機能を見つけたので、ダメもとで撮り直してみました。

 

Screenshot_20210127-091809_ToonMe

 

 これ男と女どっちや。

 

 どうやってもムーランの世界から出ていかれない顔を見て、自分はヨーロッパでは無くアジア人だと言う事を思い出しました。

 

 可哀そうだったので一応妻も変換。

 

20210127_091405

 

 うん。ホッとしたこれこそ我妻。

 

 現在娘はダンスの部活と友達との思い出作りに明け暮れ、毎日を楽しそうに過ごしてくれています。

 

 海外への渡航が今後どのような流れで再開されていくかは分からないので、進路先を「世界で通用するダンサー」から他の何かに変更する事も考慮し出した娘。

 

 もし万が一幼い頃の夢である「ディズニーのイラストレーター」をもう一度目指してみる、と言い出したら取りあえず教えてあげたい。

 

 親を模写する時は、コンピューターに頼ることなく筆か鉛筆による「昔ながらの描写」で描くようにと。

 

 こうして長年塔に幽閉されていたお姫様の側にいれる事を夢見た男は、ティンカーベルからリメンバーミーの世界へ引っ越した矢先、アジアの世界への永久的な移転を命じられたのでありました。

 

 この「TOON ME」というアプリを使ってどなたか主役級に昇格出来た方がいらっしゃれば、アプリか私の顔の結局どちらに原因があったかのかの答えを知る為にも、ご来店時に自慢の加工画像をご拝見させてくださるようよろしくお願いいたします。

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