やましなす皆様。ご家族お知り合いその他付近の親しい方々の状況はお変わりないでしょうか。
私の家族と私の愛するお客様方のご無事を心よりお祈りしつつ、今回も私に出来ることを精一杯くだぶらせて頂きます。
最近顎の肉が減り、お腹の横の肉が凹んできた男斉藤です。
毎朝欠かさず筋トレという名の皮を被ったただのテレビゲームをやること二週間。
なんだか筋肉痛や「もう無理ぃ後三回無理ぃ」と追い込まれるのも満更では無いと感じ始めた今日この頃。
もうすぐ美容室内で長渕剛の歌を流しはじめ、サイズ小さめの迷彩柄のランニングを着てカットをし始める可能性が3%程出てきた自分に恐怖しております。
あ。若い人には「タンクトップ」と書いた方がわかり易かったか。
シリーズ斉藤家の夜。
最近、毎朝8時過ぎにリビングに上がってきてバスタオルで頭を拭きながら牛乳を飲んでいる私の姿を見て、息子も感化され始めた様子で、近頃ワケの解らない行動を始めました。
我が家はローテーブルにローソファーという目線の低い生活を好んでしているのですが、先日晩御飯中に息子がステーキの如くいきなり立ち上がりました。
何事かと思って動向を見ていると突然頭をたたきはじめました。
気でも狂ったのかと心配になり、腕を止めに掴むと「お父さんはなして。あおくん今しゅぎょう(トレーニング)してるから。」と真面目な顔でにらまれました。
その後彼は再びステーキの如く片手でこたつテーブルの端を掴み、もう片方の手でローソファーの背もたれ部分の端に腕をピンと伸ばして体操選手のように脚を空中に上げて前に突き出し、プルプルと震え始めました。
急に息子の将来が不安になり大丈夫か、と声をかけた所、さわらんといてとの返事が。
吊り輪のポーズをやめたかと思うと、顔の赤みがとれてきたのを見計らって今度はリビングの壁に向かって「ト」の形の斜め棒になるように、棒立ちの状態のまま頭の先を壁にもたれさせ、直立不動で瞑想し始めました。
「そ、それも修行か。」
そんなささやか過ぎる私の問いに彼は答えることなく、20秒程たってからでしょうか。旅立っていたと思われる遠くの国から帰ってきた様子で目を開けて、私に飛び切りの笑顔を向けてくれました。
「どうや。修行はきつかったか」
笑いそうになるのを抑えながら精一杯絞り出した私の問いに
「うん。3レベ(※レベル3つ分)くらい上がったわ。」
と得意気な顔で今度は答えてくれました。
そんな弟に対して最近思春期になりはじめた娘が「ウッザ(※ウザい)」とスマートフォンの画面を見ながら冷たく言い放ちます。
3レベル上がってしまった息子はそれに動じることなく「しゅぎょうのせいかをみせてやる」と言いながらスプラトゥーン(テレビゲーム)をやり始めました。
3レベル上がったはずの息子が無惨にも相手チームにボコボコに負けてしまい、かける言葉がすぐに出てこなかった父親の罪はどれほど大きかった事でしょうか。
でも大丈夫。私は大人で、反省を活かすやり方や考え方を今までの人生で学んできました。
過ぎたことは仕方がない。問題は次にどうするか。勝ったときに大袈裟くらい3レベル分ほめてあげりゃあいい話。
と言うことで次のゲームで勝った瞬間、思いっきり大声で共に喜んでアタマをクシャクシャになるくらいになでくり回して「あおくんヤッパすげえなオイ。」と誉めまくってあげました。
得意そうな笑顔の息子のそばで、はしゃぎまくる中年オヤジ。そんな光景を見ながらため息をついて息子の歯ブラシだけテーブルに置いて寝室に向かう妻。
「ほんと飽きないよねお父さんたちは。」
バタンと閉められた扉。妻がしばらくでてこない事を確認してから息子にコッソリお願いしました。
「あおくん、さっきの最後の壁に頭つける修行、メッチャおもろかったから今度又お母さんの前でやってくれ。お母さん大爆笑しよるし。」
すでに本来の目的から脱線させられていることに気付かない息子は目をキラキラさせて「うんわかったまかせといて」と頼もしい返事をくれました。
私の息子はくだらない事にも毎日一所懸命反応して成長してくれています。
彼を見ていると、楽しく生きていかないと大人として恥ずかしくなります。
子供は子供として今出来ることを精一杯考えて動いています。
そんな子供に親として男として出来る事は「この先を心配して不安になる事」では決して無いはず。
私に出来ること。第一は免疫力を高めること。
第二は必要としてくれている方がいる限りは与えられた使命を全うすること。
そして回りの人が笑顔になるよう努める事。
息子の渾身の直立不動瞑想の二回目は、後日歯ブラシを口に咥えてウトウトしてた妻にスルーされる結果になりました。
しかし彼は修行を止めないでしょう。
何故か。それは彼にとってそこが終わりではないから。
まだ始まったばかり。こんな最初のうちにしょげて疲れてめげてるようでは勝てる訳が無い。
私も頑張って直立不動瞑想を極めます。
そしていつか妻を大爆笑させてやる。
という事で今日も免疫力を高めるためにもう寝ようと思います。(現在21時半)
明日も少しでも誰かを幸せに出来ますように。おやすみなさい。
やましなす皆様。ご家族お知り合いその他付近の親しい方々の状況はお変わりないでしょうか。
私の家族と私の愛するお客様方のご無事を心よりお祈りしつつ、今回も私に出来ることを精一杯くだぶらせて頂きます。
最近顎の肉が減り、お腹の横の肉が凹んできた男斉藤です。
毎朝欠かさず筋トレという名の皮を被ったただのテレビゲームをやること二週間。
なんだか筋肉痛や「もう無理ぃ後三回無理ぃ」と追い込まれるのも満更では無いと感じ始めた今日この頃。
もうすぐ美容室内で長渕剛の歌を流しはじめ、サイズ小さめの迷彩柄のランニングを着てカットをし始める可能性が3%程出てきた自分に恐怖しております。
あ。若い人には「タンクトップ」と書いた方がわかり易かったか。
シリーズ斉藤家の夜。
最近、毎朝8時過ぎにリビングに上がってきてバスタオルで頭を拭きながら牛乳を飲んでいる私の姿を見て、息子も感化され始めた様子で、近頃ワケの解らない行動を始めました。
我が家はローテーブルにローソファーという目線の低い生活を好んでしているのですが、先日晩御飯中に息子がステーキの如くいきなり立ち上がりました。
何事かと思って動向を見ていると突然頭をたたきはじめました。
気でも狂ったのかと心配になり、腕を止めに掴むと「お父さんはなして。あおくん今しゅぎょう(トレーニング)してるから。」と真面目な顔でにらまれました。
その後彼は再びステーキの如く片手でこたつテーブルの端を掴み、もう片方の手でローソファーの背もたれ部分の端に腕をピンと伸ばして体操選手のように脚を空中に上げて前に突き出し、プルプルと震え始めました。
急に息子の将来が不安になり大丈夫か、と声をかけた所、さわらんといてとの返事が。
吊り輪のポーズをやめたかと思うと、顔の赤みがとれてきたのを見計らって今度はリビングの壁に向かって「ト」の形の斜め棒になるように、棒立ちの状態のまま頭の先を壁にもたれさせ、直立不動で瞑想し始めました。
「そ、それも修行か。」
そんなささやか過ぎる私の問いに彼は答えることなく、20秒程たってからでしょうか。旅立っていたと思われる遠くの国から帰ってきた様子で目を開けて、私に飛び切りの笑顔を向けてくれました。
「どうや。修行はきつかったか」
笑いそうになるのを抑えながら精一杯絞り出した私の問いに
「うん。3レベ(※レベル3つ分)くらい上がったわ。」
と得意気な顔で今度は答えてくれました。
そんな弟に対して最近思春期になりはじめた娘が「ウッザ(※ウザい)」とスマートフォンの画面を見ながら冷たく言い放ちます。
3レベル上がってしまった息子はそれに動じることなく「しゅぎょうのせいかをみせてやる」と言いながらスプラトゥーン(テレビゲーム)をやり始めました。
3レベル上がったはずの息子が無惨にも相手チームにボコボコに負けてしまい、かける言葉がすぐに出てこなかった父親の罪はどれほど大きかった事でしょうか。
でも大丈夫。私は大人で、反省を活かすやり方や考え方を今までの人生で学んできました。
過ぎたことは仕方がない。問題は次にどうするか。勝ったときに大袈裟くらい3レベル分ほめてあげりゃあいい話。
と言うことで次のゲームで勝った瞬間、思いっきり大声で共に喜んでアタマをクシャクシャになるくらいになでくり回して「あおくんヤッパすげえなオイ。」と誉めまくってあげました。
得意そうな笑顔の息子のそばで、はしゃぎまくる中年オヤジ。そんな光景を見ながらため息をついて息子の歯ブラシだけテーブルに置いて寝室に向かう妻。
「ほんと飽きないよねお父さんたちは。」
バタンと閉められた扉。妻がしばらくでてこない事を確認してから息子にコッソリお願いしました。
「あおくん、さっきの最後の壁に頭つける修行、メッチャおもろかったから今度又お母さんの前でやってくれ。お母さん大爆笑しよるし。」
すでに本来の目的から脱線させられていることに気付かない息子は目をキラキラさせて「うんわかったまかせといて」と頼もしい返事をくれました。
私の息子はくだらない事にも毎日一所懸命反応して成長してくれています。
彼を見ていると、楽しく生きていかないと大人として恥ずかしくなります。
子供は子供として今出来ることを精一杯考えて動いています。
そんな子供に親として男として出来る事は「この先を心配して不安になる事」では決して無いはず。
私に出来ること。第一は免疫力を高めること。
第二は必要としてくれている方がいる限りは与えられた使命を全うすること。
そして回りの人が笑顔になるよう努める事。
息子の渾身の直立不動瞑想の二回目は、後日歯ブラシを口に咥えてウトウトしてた妻にスルーされる結果になりました。
しかし彼は修行を止めないでしょう。
何故か。それは彼にとってそこが終わりではないから。
まだ始まったばかり。こんな最初のうちにしょげて疲れてめげてるようでは勝てる訳が無い。
私も頑張って直立不動瞑想を極めます。
そしていつか妻を大爆笑させてやる。
という事で今日も免疫力を高めるためにもう寝ようと思います。(現在21時半)
明日も少しでも誰かを幸せに出来ますように。おやすみなさい。