日本全土を襲った最強寒波と呼ばれる大雪も要約勢力を収め、お店の前の三条通の交通量も以前のような賑わいを見せ始めました。
山科す皆様。ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。
先日、家に帰るとお風呂から上がってきた娘が頭をふきながら身体をモジモジしていました。
顔の表情から見るに何やら私に伝えたい事がある様子でしたが、娘の自主性及び積極性を養うために気づいて気付かぬフリをしていました。
しばらく後、私からのキュー出しは無いと理解した娘が私に恥ずかしそうに話しかけてきました。
「あんなお父さん。聞いて欲しい事があんねん。」
娘の話によると、どうやら明日学校で「2分の1成人式」という催しがあるとの事でした。
皆様の中でもご存知の方もいる事と思いますが最近、全国の小学校では10歳、つまり4年生の頃に2分の1成人式と題して「20歳まで半分生きてきた節目の儀式」として何か特別な事をしたりされたりしているそうです。
娘が通っている「山階南小学校」での2分の1成人式では、皆の前で両親に対しての感謝の気持ちと将来の自分の夢を発表すると言ったものでした。
当日、午前中から保護者同伴でその2分の1成人式をするそうなののですが、勿論私は仕事のために参加できないので、娘としてはどうしても父親である私に聞いて欲しい事があったらしく予行練習を兼ねて発表することを聞いて欲しいとの願いでした。
まあ最近ダンスを楽しくやってるし、美術や書道に関しては人並みならぬ才能を発揮している娘の事なので将来の夢は芸能人或いはダンサー、そうか絵描きさんになりたい、等と言うだろうなと思いつつ聞かせてもらう事にしました。
以下全文。(完コピではないですが)
お母さんお父さんへ
お母さんお父さん、今まで私を育ててくれてありがとうございます。
仕事が忙しいのにいつも私や蒼衣君(弟)の面倒を見てくれて本当にありがとうございます。
お母さんは大変なのにいつでも凄いなって思います。
私は今まで言った事は有りませんが、将来なりたい夢があります。
私は将来、美容師になろうと思っています。
私は小さい頃からお母さん達の美容室に行って色々な事を見てきました。
いつも楽しそうにお客さんをしているお母さんを見ていて素敵だなって思いました。
人を喜ばす仕事を楽しそうにやっているお母さんを私は誇りに思います。
そして私もたまに友達の髪の毛をピンでとめたり縛ったりしてあげていてとても楽しいので、美容師になりたいなって思い始めてました。
美容師になってお母さんたちのように沢山のお客さんを喜ばせてあげたいなと思います。
本当に本当にありがとう。栞は大きく成長する事が出来ました。
お母さん、あとお父さん。これからも栞をどうぞよろしくお願いします。
斉藤栞
メモを手に取りながらではなく暗記して全文を言い終えた事に、「どうっ」という感じでとても満足そうな笑顔を見せる娘。
何やら自分の姉がペラペラと標準語でしゃべり続けた事に「これは凄い事をやりとげた」と思い、訳も分からず笑顔で拍手を送る息子。
それを聞きながらもう一度聞くであろう発表を、いたく感動した表情で幸せそうに聞きほれる妻。
栞さん。感謝の気持ちと将来の夢を語ってくれてありがとう。
いつの間にか成長していたんだね。
だがね。だけどね。
細かくとやかくは言わないけどね。
お父さんだって頑張ってるんだぞ。
何とか言ってやってくれさおりさん。
そう思って目をやった先には、既に感動を終えて家事に戻る妻の姿がありました。
お父さんも頑張ってると思うんだぞ・・・たぶん。
・・・・
そしてこのブログを書いているところに丁度成人式を見届けた妻が店に帰ってきました。
妻曰く娘はトップバッターだったらしく、感極まって泣きながら発表を終えたそうです。
それを見ていた保護者達もボロボロと涙を流していたそうでした。
感動しながら私にその事を伝える妻。そしてそれを横で聞きながら「凄いですね」と相槌を打つ心優しき青年太郎君。
無事に発表できてよかったねしーちゃん。
頑張ったねって褒めてあげたい優しいお父さんともうちょっと何か欲しかったと思ういけないお父さんがいるみたいでゴメンね。
そう思ってブログを書き終えようとした時、ハッとすべてを理解した私。
嗚呼成程。これは2分の1成人式。
2分の1、つまりまずはお母さんを喜ばしておいてメインディッシュは本番に持ってくる。
流石わが娘なかなか侮れないな。
何はともあれ成人式おめでとう。
日本全土を襲った最強寒波と呼ばれる大雪も要約勢力を収め、お店の前の三条通の交通量も以前のような賑わいを見せ始めました。
山科す皆様。ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。
先日、家に帰るとお風呂から上がってきた娘が頭をふきながら身体をモジモジしていました。
顔の表情から見るに何やら私に伝えたい事がある様子でしたが、娘の自主性及び積極性を養うために気づいて気付かぬフリをしていました。
しばらく後、私からのキュー出しは無いと理解した娘が私に恥ずかしそうに話しかけてきました。
「あんなお父さん。聞いて欲しい事があんねん。」
娘の話によると、どうやら明日学校で「2分の1成人式」という催しがあるとの事でした。
皆様の中でもご存知の方もいる事と思いますが最近、全国の小学校では10歳、つまり4年生の頃に2分の1成人式と題して「20歳まで半分生きてきた節目の儀式」として何か特別な事をしたりされたりしているそうです。
娘が通っている「山階南小学校」での2分の1成人式では、皆の前で両親に対しての感謝の気持ちと将来の自分の夢を発表すると言ったものでした。
当日、午前中から保護者同伴でその2分の1成人式をするそうなののですが、勿論私は仕事のために参加できないので、娘としてはどうしても父親である私に聞いて欲しい事があったらしく予行練習を兼ねて発表することを聞いて欲しいとの願いでした。
まあ最近ダンスを楽しくやってるし、美術や書道に関しては人並みならぬ才能を発揮している娘の事なので将来の夢は芸能人或いはダンサー、そうか絵描きさんになりたい、等と言うだろうなと思いつつ聞かせてもらう事にしました。
以下全文。(完コピではないですが)
お母さんお父さんへ
お母さんお父さん、今まで私を育ててくれてありがとうございます。
仕事が忙しいのにいつも私や蒼衣君(弟)の面倒を見てくれて本当にありがとうございます。
お母さんは大変なのにいつでも凄いなって思います。
私は今まで言った事は有りませんが、将来なりたい夢があります。
私は将来、美容師になろうと思っています。
私は小さい頃からお母さん達の美容室に行って色々な事を見てきました。
いつも楽しそうにお客さんをしているお母さんを見ていて素敵だなって思いました。
人を喜ばす仕事を楽しそうにやっているお母さんを私は誇りに思います。
そして私もたまに友達の髪の毛をピンでとめたり縛ったりしてあげていてとても楽しいので、美容師になりたいなって思い始めてました。
美容師になってお母さんたちのように沢山のお客さんを喜ばせてあげたいなと思います。
本当に本当にありがとう。栞は大きく成長する事が出来ました。
お母さん、あとお父さん。これからも栞をどうぞよろしくお願いします。
斉藤栞
メモを手に取りながらではなく暗記して全文を言い終えた事に、「どうっ」という感じでとても満足そうな笑顔を見せる娘。
何やら自分の姉がペラペラと標準語でしゃべり続けた事に「これは凄い事をやりとげた」と思い、訳も分からず笑顔で拍手を送る息子。
それを聞きながらもう一度聞くであろう発表を、いたく感動した表情で幸せそうに聞きほれる妻。
栞さん。感謝の気持ちと将来の夢を語ってくれてありがとう。
いつの間にか成長していたんだね。
だがね。だけどね。
細かくとやかくは言わないけどね。
お父さんだって頑張ってるんだぞ。
何とか言ってやってくれさおりさん。
そう思って目をやった先には、既に感動を終えて家事に戻る妻の姿がありました。
お父さんも頑張ってると思うんだぞ・・・たぶん。
・・・・
そしてこのブログを書いているところに丁度成人式を見届けた妻が店に帰ってきました。
妻曰く娘はトップバッターだったらしく、感極まって泣きながら発表を終えたそうです。
それを見ていた保護者達もボロボロと涙を流していたそうでした。
感動しながら私にその事を伝える妻。そしてそれを横で聞きながら「凄いですね」と相槌を打つ心優しき青年太郎君。
無事に発表できてよかったねしーちゃん。
頑張ったねって褒めてあげたい優しいお父さんともうちょっと何か欲しかったと思ういけないお父さんがいるみたいでゴメンね。
そう思ってブログを書き終えようとした時、ハッとすべてを理解した私。
嗚呼成程。これは2分の1成人式。
2分の1、つまりまずはお母さんを喜ばしておいてメインディッシュは本番に持ってくる。
流石わが娘なかなか侮れないな。
何はともあれ成人式おめでとう。