トミーとアオイ

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2013.10.11

 やましなす皆様。素晴らしいお天気ですね嗚呼暑い。

 

 ブログですっかり日常言葉の様にさらっと「やましなす」を使っている、昨日人知れず39歳になった男斉藤です。

 

 さあ今回も張り切って参りましょう。皆様も心の準備はいいですか。

 

 そうですか。

 

 さて冒頭から突然ですが皆様に質問です。皆様にとって山科を代表する「顔」と言えば何でしょうか。

 

 

 

 予想される答えとして多いと思われるのは

 

 本命・前原清司 対抗・藤山寛美 単穴・大石内蔵助 連下・オセロ中島or近藤正臣

 

 とまあこんな所が真っ先にピックアップされる顔ぶれでしょう。

 

 個人的にはマツヤ周辺を徘徊しているピンクの服を着てぬいぐるみをじゃらじゃら着けて怒鳴り散らして歩いているおばさんを推薦したいです。

 

 しかし大穴で以下のような名前が出てきた人もいるはずだと思います。

 

 山科の顔 富きくおさん。

 

 恐らく車生活ではない主婦の方や、歩いて通勤通学をされている方だとこの人の顔は一日一回は必ず目にしている事でしょう。

 

 そして「顔に落書き」「鼻に画びょう」を悪戯された回数では山科一を誇る人物でもあります。

 

 そんな有名人富きくおさん。例にもれず私も、息子を腕に抱いて保育園までの短い通勤経路にすら二回もお顔を拝見しています。

 

 しかしそんな富きくおさんをとっても嫌いになってしまった人物が我が家に。

 

 息子蒼衣くん。

 

 初めてポスターで対面したときのインパクトがあまりにも強かったのでしょう。

 

 東野妙見道の東部文化会館への曲がり角付近に貼ってあるのを見て大泣きしたのが今年の6月。

 

 通勤途中、息子を片手に抱いて耳元に息を吹きかけて喜ばせている際くすぐったかったのか、笑い転げながら上体反らしてのけぞった先に天地逆さに見た富きくおのポスターと目が合ってしまいました。

 

 あの時の息子の表情の急激な変化は今でも忘れられません。

 

 それからと言うものそのポスター前を通るとき、必ずと言って良い程指をさして「近寄れ」と私に指図した後、ポスターの顔、目のあたりを難しい顔でバンバン叩いてからでしか保育園に行かせてくれません。

 

 

 流石に叩いている時はシャッター切れないので画はありませんが、この御方かなり強めに叩かれます。

 

 そしてそんな蒼衣君。先日の日曜日に組運動会でうちの妻が午前中からフル出場した為、私と一緒にテント内で観覧していた時の事です。

 

 

 「どうもいつもお世話になっている市会議員の富です。」

 

 と言う声がして後ろを振り返るとそこに白い巨塔の唐沢さんのように手下をゾロゾロト引き連れた富きくおさんが。

 

 余りにも突然の出来事でした。

 

 カメラを出すことも忘れ間近で見る本物を、半ば興奮気味に見入ってしまった私。

 

 しかし視線を合わせる事無く足早に次の西野学区のテントに去って行ってしまった富さん。

 

 慌ててシャッターを切った私。

 

 何処にも映っていなかった富きくお。

 

 「いつも応援してます」位言えなかった意気地だった私。

 

 

 あ。そう言えば息子・・・

 

 そう思って慌てて息子の顔を覗き込みました。

 

 息子は

 

 息子は泣いていました。

 

 いつものような大声をあげての泣きじゃくりではなく、グッと何かを押さえつけるように泣いていました。

 

 ~息子よ~

          作詞作曲 ヤマシナス斉藤

 息子よ

 小さい命でその時何を思っていたの

 息子よ

 澄み切った眼は何を見ていたの

 

 あの時間は貴方にとってどうでしたか

 やっと出会えた町のあの人

 子供の頃大きく見えた背中

 小さく見えるのは何故

 

 こらえた気持ちを力に変えて )

 強く大きく踏み出そう    )※

 涙の意味は二人の秘密    )

 

 

 息子よ

 例え歳をとってもこの事忘れないでいて

 息子よ

 振り返る事も時には必要なんだと

 

 いつか私と同じように

 画びょうを鼻に刺すでしょう

 小柄に見えたその訳は

 貴方が大きくなったから

 

 ※繰り返し

 

 泣いて叩いた右の目はやがて色褪せ流れ行き

 時を超えて伝説と変わる OH

 

 ※繰り返し

 

 

 

 ・・・・

 

 いや。なんか書いてて恥ずかしくなって来ましたね。しかしそれ以上にきっと真剣に読んでしまった方のほうがとっても恥ずかしくなっている事でしょう。

 

 突如としてこういう事もやってのけますので、読者の方は気を抜いて読んでいると一瞬で気持ち悪い空気になる危険もありますので今後ご注意ください。

 

 それにしても富きくおさんってこれだけ長く山科を愛し愛され続けてるって、本当に凄い人なんだと思います。

 

 因みにお父様も昔から有名な政治家さんらしいです。

 

 私も美容師が駄目になったらツルッパゲにしてサングラス掛けて参議院選挙に新党大地から立候補しようとも考えておりますので、その時には皆様の清き一票を何卒宜しくお願い致します。果てぇしぃなひぃ。

 

 お後がよろしくないようなので、最後に一枚。

 

 

 

 写真は先日夜に家族で食べに行った回転寿司スシローでの一コマ。

 

 ネタが乗っていない舎利(しゃり)だけが回っていました。流石恐るべし山科。

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