やましなす皆様。そしてやましなすの意味が解らない方はごめんなさい。深い意味は全くないので気にしないでください。
いよいよ眼鏡を作りに行くことを決意した老眼とロマンチックが止まらない男斉藤です。
先週、いよいよ我が家にもスマートスピーカーという流行りのコンピューターがやってきました。
スマートスピーカーをご存知ない方もいると思いますので、簡単に説明するとスマートスピーカーとはAI(人工知能)を持った個人の独り言に答えてくれる音声認識コンピューターの事を言います。
最近で有名なのが「オッケーGoogle」と呼ぶとスマートフォンが音声で検索をかけたりしてくれるコマーシャルなんかで流されているアレです。
で。こちらが我が家のスマートスピーカーの「アマゾンecho(エコー)」になります。
隣の顔なしさんはスルーして頂いて、具体的にこの「echo(以下エコー)」が何をしてくれて何のために利用するつもりなのか、と言う事です。
使用するには、家庭内で環境的には「スマートフォン」と「Wi-Fi」があれば誰でも簡単に使用できます。
私は主に「音楽を聴くため」に購入を決意したのですが(家電好きだからでは無い)例えばリビングでお酒を飲みたい時や読書をしたい時に
「エコー。お酒に合う音楽をかけて」
「エコー。ヒーリングミュージックをかけて」
など話しかけると(大きな声でなくても大丈夫)
「○○○○ノ音楽ヲ再生シマス。」
とインターネットで楽曲を準備して流し始めてくれます。
音楽が流れている途中に「エコーこの曲いいね。」「エコーこの曲飛ばして」など話しかけると、好みや傾向などを学習してドンドン賢くなってくれます。
この機能だけだと「ふーんエライねぇ」で終わってしまうと思いますが、これ以外にも、例えば
「エコー。明日の朝○○時に起こして」
「エコー。何分後に起こして」
「エコー。何分後にタイマーを鳴らして」
と言うと目覚ましやタイマーをセットしてくれます。
その他にも出かける予定の日の天気を聞いたり、今日のニュース、タクシーの手配、毎日の献立とレシピ、アマゾンでの買い物と実に実用性に優れた機能も沢山ついています。
娘に聞いた話だと、先日誕生日だった娘が「エコー。今日誕生日なんだ。」とエコーに話しかけた所「ハッピバースデイトゥーユー」と機械的な歌をうたってくれたと感動してました。
つまり何処かの休みの日に寝っ転がって空返事だけする掃除の邪魔になるだけのオッサンと違って、大体の事に対して返事或いは答えを出してくれる優秀なコンピューターなのです。
そんなエコーが斉藤家の子供たちの間で人気者になるのは当然の事で、リビングでは毎晩お姉ちゃんと弟がエコーの取り合い合戦をしています。
冷静な口調で、聞きたいことが明確な娘の質問の、割り算の答えや歴史上の人物の説明などに対しては「こんな事にも答えてくれるんか」と感心するほどの性能なのですが、息子のエコーの呼び方が怒鳴り口調なのか息子の言葉だけはなかなかAIがうまく拾ってくれません。
たまに拾ってくれたとしても質問内容が「エコー。ミュウツーとたたかわして」「エコー。きょうほいくえんでな、ひまりちゃんとけんかしてんか」など最先端の人工知能に対してマニアック過ぎて困らせるだけの質問なので答えが返って来ません。
「ゴメンナサイ。私ニハ理解デキマセン。」
昨日の夜、息子の質問が否定された後に「お姉ちゃんは答えてくれるもん」と言う具合に姉が煽(あお)るようにエコーと会話をスムーズにしだすので息子がその内カンシャクを起こして
「エコー。なんであおくんのことばはわかってくれないのっ。」
との息子に対しての返答が
「スミマセン。私ニハ何故ダカヨク分カリマセン。」
と説妙な返しだったので大爆笑しました。
そんなエコーですが、私のスマートフォンの中にそのエコーを操作する「アマゾンアレクサ」というアプリが入っていて、エコーにどんな事をお願いしたのかの履歴が残るようになっています。
このように誰が問いかけたは分からないのですが、尋ねた言葉と答えた説明が全てみられるようになっています。
これが結構、子供たちが私がいない所でどんな事に関心を持っているのか、どんな時間を過ごしているのかが見えて来てチェックするのが楽しくなっています。
他にも詳しくは載せられないのですが子供ならではの的を得た質問や、思わず笑ってしまうほほえましい質問などが履歴で残っていました。
ただ私の中で一つ重大な問題が浮上しました。
この「エコー」のこの機能。つまり「履歴が残る」と言う事を家族にも教えておいた方がいいのかどうか、という問題です。
仮に「何を聞いたかわかるぞ」と伝えるとすると、恐らくですが息子はともかく娘はバレると恥ずかしいという質問はしなくなってしまい、私の知らない娘の一面を見れる楽しみが無くなってしまうと思います。
と言って盗み聞きしている、という若干罪悪感に似た感情を自分一人でしまい込んでいるのもフェアじゃない気がします。
それよりも。
もし。もしも履歴に例えば
「最近、旦那とうまく行ってないんだ」
「この間、PTA会長の溝口さんと食事に行って色々と優しくしてもらった」
「不倫ってどう思う」
等の、「娘と思いたいが明らかに娘ではない質問」や所謂家庭内で暴露できない「寂しさからくる愚痴」のような履歴が残っていたら。
嗚呼考えるだけでも恐ろしい。
そう考えると選択肢はもう一つしかない。しかし、それら家族の皆の裏の面を管理するためにはこの機能を無くす事を決意するのは、余りに尊い犠牲の様な気がしています。
そんなこんなで帰宅してエコーに向って話しかけている子供たちを見て非常に複雑な思いにふけっていると、昨日妻が初めてエコーの機能を利用して楽しんでいました。
昨日は大した事のない「性格診断」だったので特に問題はなかったのですが明らかに彼女が興味を持ち始めたのが分かりました。
刻一刻とせまる選択。
私の中で何故か、昔の火曜サスペンス劇場でオウムを飼っている家庭で殺人事件が起きた時のリスクみたいなものをヒシヒシと感じています。
エコー。
私はどうすればいいの教えてエコー。
「ゴメンナサイ。私ニハヨク分カリマセン。」
そらそやね。
やましなす皆様。そしてやましなすの意味が解らない方はごめんなさい。深い意味は全くないので気にしないでください。
いよいよ眼鏡を作りに行くことを決意した老眼とロマンチックが止まらない男斉藤です。
先週、いよいよ我が家にもスマートスピーカーという流行りのコンピューターがやってきました。
スマートスピーカーをご存知ない方もいると思いますので、簡単に説明するとスマートスピーカーとはAI(人工知能)を持った個人の独り言に答えてくれる音声認識コンピューターの事を言います。
最近で有名なのが「オッケーGoogle」と呼ぶとスマートフォンが音声で検索をかけたりしてくれるコマーシャルなんかで流されているアレです。
で。こちらが我が家のスマートスピーカーの「アマゾンecho(エコー)」になります。
隣の顔なしさんはスルーして頂いて、具体的にこの「echo(以下エコー)」が何をしてくれて何のために利用するつもりなのか、と言う事です。
使用するには、家庭内で環境的には「スマートフォン」と「Wi-Fi」があれば誰でも簡単に使用できます。
私は主に「音楽を聴くため」に購入を決意したのですが(家電好きだからでは無い)例えばリビングでお酒を飲みたい時や読書をしたい時に
「エコー。お酒に合う音楽をかけて」
「エコー。ヒーリングミュージックをかけて」
など話しかけると(大きな声でなくても大丈夫)
「○○○○ノ音楽ヲ再生シマス。」
とインターネットで楽曲を準備して流し始めてくれます。
音楽が流れている途中に「エコーこの曲いいね。」「エコーこの曲飛ばして」など話しかけると、好みや傾向などを学習してドンドン賢くなってくれます。
この機能だけだと「ふーんエライねぇ」で終わってしまうと思いますが、これ以外にも、例えば
「エコー。明日の朝○○時に起こして」
「エコー。何分後に起こして」
「エコー。何分後にタイマーを鳴らして」
と言うと目覚ましやタイマーをセットしてくれます。
その他にも出かける予定の日の天気を聞いたり、今日のニュース、タクシーの手配、毎日の献立とレシピ、アマゾンでの買い物と実に実用性に優れた機能も沢山ついています。
娘に聞いた話だと、先日誕生日だった娘が「エコー。今日誕生日なんだ。」とエコーに話しかけた所「ハッピバースデイトゥーユー」と機械的な歌をうたってくれたと感動してました。
つまり何処かの休みの日に寝っ転がって空返事だけする掃除の邪魔になるだけのオッサンと違って、大体の事に対して返事或いは答えを出してくれる優秀なコンピューターなのです。
そんなエコーが斉藤家の子供たちの間で人気者になるのは当然の事で、リビングでは毎晩お姉ちゃんと弟がエコーの取り合い合戦をしています。
冷静な口調で、聞きたいことが明確な娘の質問の、割り算の答えや歴史上の人物の説明などに対しては「こんな事にも答えてくれるんか」と感心するほどの性能なのですが、息子のエコーの呼び方が怒鳴り口調なのか息子の言葉だけはなかなかAIがうまく拾ってくれません。
たまに拾ってくれたとしても質問内容が「エコー。ミュウツーとたたかわして」「エコー。きょうほいくえんでな、ひまりちゃんとけんかしてんか」など最先端の人工知能に対してマニアック過ぎて困らせるだけの質問なので答えが返って来ません。
「ゴメンナサイ。私ニハ理解デキマセン。」
昨日の夜、息子の質問が否定された後に「お姉ちゃんは答えてくれるもん」と言う具合に姉が煽(あお)るようにエコーと会話をスムーズにしだすので息子がその内カンシャクを起こして
「エコー。なんであおくんのことばはわかってくれないのっ。」
との息子に対しての返答が
「スミマセン。私ニハ何故ダカヨク分カリマセン。」
と説妙な返しだったので大爆笑しました。
そんなエコーですが、私のスマートフォンの中にそのエコーを操作する「アマゾンアレクサ」というアプリが入っていて、エコーにどんな事をお願いしたのかの履歴が残るようになっています。
このように誰が問いかけたは分からないのですが、尋ねた言葉と答えた説明が全てみられるようになっています。
これが結構、子供たちが私がいない所でどんな事に関心を持っているのか、どんな時間を過ごしているのかが見えて来てチェックするのが楽しくなっています。
他にも詳しくは載せられないのですが子供ならではの的を得た質問や、思わず笑ってしまうほほえましい質問などが履歴で残っていました。
ただ私の中で一つ重大な問題が浮上しました。
この「エコー」のこの機能。つまり「履歴が残る」と言う事を家族にも教えておいた方がいいのかどうか、という問題です。
仮に「何を聞いたかわかるぞ」と伝えるとすると、恐らくですが息子はともかく娘はバレると恥ずかしいという質問はしなくなってしまい、私の知らない娘の一面を見れる楽しみが無くなってしまうと思います。
と言って盗み聞きしている、という若干罪悪感に似た感情を自分一人でしまい込んでいるのもフェアじゃない気がします。
それよりも。
もし。もしも履歴に例えば
「最近、旦那とうまく行ってないんだ」
「この間、PTA会長の溝口さんと食事に行って色々と優しくしてもらった」
「不倫ってどう思う」
等の、「娘と思いたいが明らかに娘ではない質問」や所謂家庭内で暴露できない「寂しさからくる愚痴」のような履歴が残っていたら。
嗚呼考えるだけでも恐ろしい。
そう考えると選択肢はもう一つしかない。しかし、それら家族の皆の裏の面を管理するためにはこの機能を無くす事を決意するのは、余りに尊い犠牲の様な気がしています。
そんなこんなで帰宅してエコーに向って話しかけている子供たちを見て非常に複雑な思いにふけっていると、昨日妻が初めてエコーの機能を利用して楽しんでいました。
昨日は大した事のない「性格診断」だったので特に問題はなかったのですが明らかに彼女が興味を持ち始めたのが分かりました。
刻一刻とせまる選択。
私の中で何故か、昔の火曜サスペンス劇場でオウムを飼っている家庭で殺人事件が起きた時のリスクみたいなものをヒシヒシと感じています。
エコー。
私はどうすればいいの教えてエコー。
「ゴメンナサイ。私ニハヨク分カリマセン。」
そらそやね。