ほいっとぉよいっとぉ。やまっしぃなすっとぉ。御機嫌よう皆様。
オーキニー通信「秋号」を完成させ、要約時間が出来て太郎君をディスる事で毎日ストレスフリーな時間を過ごしている男斉藤です。
毎年10月の第3日曜日に行われる「山科まつり」の東野にある三之宮神社から出る御神輿担ぎの日までいよいよ一カ月を切りました。
毎年、祭りが終わってからレポートのようにブログを書いていたのですが、昨年は御神輿の前後に私生活の方でかなりバタバタとしていて、しっかりお祭りに参加できていませんでした。
その体(てい)で偉そうにブログを更新してしまうと、一日中一生懸命に担いでいる氏子さんに申し訳なく思って、昨年は書けませんでした。
で。今回は主構を変えて祭りが行われる前に少しでも多くの人に興味を持ってもらおうかと、カメラに収めた祭り(神輿)の画像で祭りの一日の流れを紹介してみたいと思います。
4時半起床。妻に晒(さらし)を巻くのを手伝ってもらい5時過ぎに三之宮神社前の同級生である神輿会会長の別宅に集合。各々法被や晒(さらし)の着替え等をさせて頂きます。
奥様からの朝ごはんのおもてなし。ねぎらいのオムスビと具沢山の豚汁が絶品。毎年御馳走様です。
その後程無く酔っぱらってから三之宮神社にて出向き受付をすませてから手ぬぐい(鉢巻)と木札を貰い境内にて御神輿に宮様を迎え入れるための儀式と巡行の無事をご祈祷していただきます。
お神酒で体を清めます。
ご祈祷中。ピリッとした空気が流れます。
7時宮出。担ぎ手はあまり沢山引っ付いて担ぎに入ると前の人の足を踏んでしまったりして危険なので人一人分は間を開けます。
巡行途中、民家や町内の方から奉納品があるのでその都度、神輿を止めて柏手(合いの手)や軽いパフォーマンスを行います。
会長「ほいっとよいっと。」皆「ほいっとよいっと。」
町中に響いているメガホンの声の主、神輿を先導する会長。
道幅に余裕があったり、通行車や人に迷惑をかけないところだとこのように神輿を担ぎあげて景気よく神輿の飾り(鈴の音)を響かせます。
「さし」(さしあげ)と言います。手の空いている人は内側に入ったり外側から担いでいる人の腰を支えてあげます。
この状態で思い切り御神輿を揺するので結構足元の踏ん張りが大変。
写真で見るよりかなりハードです。
手首に巻いているサポーターは「手甲」といって手首の関節を守るもの。名入れの人は神輿慣れして自分専用のモノを作って所持している歴戦の勇者。
山科団地の裏道。御神輿は台車に積んで進んでいます。
山科団地で午前一番のパフォーマンス。肩に担いでステップを踏んだりジャンプするのでかなり激痛が走ります。
担ぎ手だけではなく、周りの世話係や役員さんも神輿が方向を失わないようにリードしたり修正したりでかなり気が抜けない状態が続きます。
神輿がかなり斜めになっているのですが、撮り方も斜めなので画像を傾けて見てみて下さい。
山科団地でのパフォーマンスの後。生ビールやおつまみ、パンなどの差し入れが本当に有り難い一瞬。
二年前から巡幸コースに含まれるようになった「香東園やましな」。
午後一番の見せ場である、渋谷街道京都銀行付近に移動。
見物の方や関係者で一番人口密度が多くなる場所。ここで六所神社の神輿とかち合います。
三之宮神社の氏子は背中の文字が「三」六所神社は「若」。
先端と殿(しんがり)の部分の担ぎ手はいかに揺するかの勝負。片足でステップを踏みながら力の限り動きます。周りの人もドンドン交代で入ってきてくれます。
神輿本体の近くの人はただひたすら耐えるのみ。殆ど誰も代わりに来てくれません。
両方の画像の足の踏ん張り方を見てもらうと分かると思います。
ちなみに神輿の担ぎを交代するときは、交代してあげたい人の肩をポンッと叩いてから、その人の前に回って交代してあげる意思を伝え交代してもらう人は、「よろしく頼む」と言う意味合いで背中をグイッとするのが礼儀。
交代が上手くいくとこのように自然と笑顔になります。
お昼休みの場所である「西野公会堂」お昼ご飯を食べる前にご祈祷があります。
隣の神輿は一緒に回っている三之宮の子供神輿。
少しだけ御神輿についている見事な装飾を載せておきます。
この青い立ち上がった紐等は全て神輿会のメンバーが土台無し紐だけで立ち上げて組み立てているそうです。
青い法被を着ているのが子供神輿の担ぎ手と付き添いの役員さんたち。
3年生の頃の斉藤家の娘です。
間に大人が入っていますが、立派に子供達だけで担いでいます。
16時30分頃。三之宮神社に帰って来た子供神輿。
宮入の際はとにかく最後の力を振り絞るのと、ギャラリーが家族や関係者ばかりなので皆が我先に格好良く見せるためにかなり迫力ある掛け声と動きになります。
無事終了。肩も腫れあがり気力も体力もゼロに近くなっているのに、何故だかとても清々しく心から「神様が近くにいらっしゃる」という何とも言えない透き通った気持ちになれる瞬間。
祭りがあった次の日から、4日間位シャンプーがきつくなって「来年はやめとこう」と毎年思うのに、近づいてくるとワクワクしてくる、そんな素敵な時間が今年ももうすぐやってきます。
興味を持たれた方、見に来るだけでも大変価値のあるモノですので是非一度見に来てくださいね。勿論担ぎ手としても大丈夫です。
ほいっとぉよいっとぉ。やまっしぃなすっとぉ。御機嫌よう皆様。
オーキニー通信「秋号」を完成させ、要約時間が出来て太郎君をディスる事で毎日ストレスフリーな時間を過ごしている男斉藤です。
毎年10月の第3日曜日に行われる「山科まつり」の東野にある三之宮神社から出る御神輿担ぎの日までいよいよ一カ月を切りました。
毎年、祭りが終わってからレポートのようにブログを書いていたのですが、昨年は御神輿の前後に私生活の方でかなりバタバタとしていて、しっかりお祭りに参加できていませんでした。
その体(てい)で偉そうにブログを更新してしまうと、一日中一生懸命に担いでいる氏子さんに申し訳なく思って、昨年は書けませんでした。
で。今回は主構を変えて祭りが行われる前に少しでも多くの人に興味を持ってもらおうかと、カメラに収めた祭り(神輿)の画像で祭りの一日の流れを紹介してみたいと思います。
4時半起床。妻に晒(さらし)を巻くのを手伝ってもらい5時過ぎに三之宮神社前の同級生である神輿会会長の別宅に集合。各々法被や晒(さらし)の着替え等をさせて頂きます。
奥様からの朝ごはんのおもてなし。ねぎらいのオムスビと具沢山の豚汁が絶品。毎年御馳走様です。
その後程無く酔っぱらってから三之宮神社にて出向き受付をすませてから手ぬぐい(鉢巻)と木札を貰い境内にて御神輿に宮様を迎え入れるための儀式と巡行の無事をご祈祷していただきます。
お神酒で体を清めます。
ご祈祷中。ピリッとした空気が流れます。
7時宮出。担ぎ手はあまり沢山引っ付いて担ぎに入ると前の人の足を踏んでしまったりして危険なので人一人分は間を開けます。
巡行途中、民家や町内の方から奉納品があるのでその都度、神輿を止めて柏手(合いの手)や軽いパフォーマンスを行います。
会長「ほいっとよいっと。」皆「ほいっとよいっと。」
町中に響いているメガホンの声の主、神輿を先導する会長。
道幅に余裕があったり、通行車や人に迷惑をかけないところだとこのように神輿を担ぎあげて景気よく神輿の飾り(鈴の音)を響かせます。
「さし」(さしあげ)と言います。手の空いている人は内側に入ったり外側から担いでいる人の腰を支えてあげます。
この状態で思い切り御神輿を揺するので結構足元の踏ん張りが大変。
写真で見るよりかなりハードです。
手首に巻いているサポーターは「手甲」といって手首の関節を守るもの。名入れの人は神輿慣れして自分専用のモノを作って所持している歴戦の勇者。
山科団地の裏道。御神輿は台車に積んで進んでいます。
山科団地で午前一番のパフォーマンス。肩に担いでステップを踏んだりジャンプするのでかなり激痛が走ります。
担ぎ手だけではなく、周りの世話係や役員さんも神輿が方向を失わないようにリードしたり修正したりでかなり気が抜けない状態が続きます。
神輿がかなり斜めになっているのですが、撮り方も斜めなので画像を傾けて見てみて下さい。
山科団地でのパフォーマンスの後。生ビールやおつまみ、パンなどの差し入れが本当に有り難い一瞬。
二年前から巡幸コースに含まれるようになった「香東園やましな」。
午後一番の見せ場である、渋谷街道京都銀行付近に移動。
見物の方や関係者で一番人口密度が多くなる場所。ここで六所神社の神輿とかち合います。
三之宮神社の氏子は背中の文字が「三」六所神社は「若」。
先端と殿(しんがり)の部分の担ぎ手はいかに揺するかの勝負。片足でステップを踏みながら力の限り動きます。周りの人もドンドン交代で入ってきてくれます。
神輿本体の近くの人はただひたすら耐えるのみ。殆ど誰も代わりに来てくれません。
両方の画像の足の踏ん張り方を見てもらうと分かると思います。
ちなみに神輿の担ぎを交代するときは、交代してあげたい人の肩をポンッと叩いてから、その人の前に回って交代してあげる意思を伝え交代してもらう人は、「よろしく頼む」と言う意味合いで背中をグイッとするのが礼儀。
交代が上手くいくとこのように自然と笑顔になります。
お昼休みの場所である「西野公会堂」お昼ご飯を食べる前にご祈祷があります。
隣の神輿は一緒に回っている三之宮の子供神輿。
少しだけ御神輿についている見事な装飾を載せておきます。
この青い立ち上がった紐等は全て神輿会のメンバーが土台無し紐だけで立ち上げて組み立てているそうです。
青い法被を着ているのが子供神輿の担ぎ手と付き添いの役員さんたち。
3年生の頃の斉藤家の娘です。
間に大人が入っていますが、立派に子供達だけで担いでいます。
16時30分頃。三之宮神社に帰って来た子供神輿。
宮入の際はとにかく最後の力を振り絞るのと、ギャラリーが家族や関係者ばかりなので皆が我先に格好良く見せるためにかなり迫力ある掛け声と動きになります。
無事終了。肩も腫れあがり気力も体力もゼロに近くなっているのに、何故だかとても清々しく心から「神様が近くにいらっしゃる」という何とも言えない透き通った気持ちになれる瞬間。
祭りがあった次の日から、4日間位シャンプーがきつくなって「来年はやめとこう」と毎年思うのに、近づいてくるとワクワクしてくる、そんな素敵な時間が今年ももうすぐやってきます。
興味を持たれた方、見に来るだけでも大変価値のあるモノですので是非一度見に来てくださいね。勿論担ぎ手としても大丈夫です。