おーきに画伯

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2014.06.25

 ふぅ。久しぶりに事務仕事が一段落してゆっくりブログを書く時間が出来ました。

 

 オーキニー通信別冊「山科の怪談パート3」で四宮の記事を付録で載せてから、何故か首元に原因不明のかぶれが広がりだした、学生時代は美術の評価がずっと5だった男斉藤です。

 

 今朝、通勤途中にちょっとした面白い事件がありました。

 

 私は最近はランニングを行わず、もっぱら徒歩によってお店まで通勤しているのですが、今朝の五条通の高架下、山科団地への抜け道を歩いていた時の出来事です。

 

 いつもの様に山科川の畔をテクテク歩いて、高架に差し掛かるあたりで私の対面から自転車に乗った「ジェット浪越(天才タケシの元気が出るテレビ出演)」に似たおじいさんがやって来ました。

 

 私と浪越似おじいさんの距離は50m程。そして私の前方にスマフォを片手に持った背の低いサラリーマンが「ながら歩き」をしてました。

 

 丁度浪越おじいさんとの中間あたりに、五条通に沿って左に曲がる道が(浪越さんからは向かって右)あったのですが、高架のトンネルを出るか出ないかの辺りで、浪越じいさんが自転車を漕ぎながら不意に右手を真横に突き伸ばしました。

 

 自転車、或いはバイクなどに乗られている方、もしくはそう言った道路交通法の勉強をされた事のある方だとお分かりかと思いますが、この浪越爺が伸ばした腕にはとある意味があります。

 

 そう。「右折する」と言う合図です。

 

 

 

 確かこんな感じ。

 

 それを見ていた私はとっさに「あ。左折(右折)しはるんやな。浪越丁寧やん。」そう思って紳士的な浪越さんに道を譲ろうと思い、進路を道路のやや右側に変更しました。

 

 しかし、私の前を歩いていたサラリーマンはスマフォを見ていたせいか、浪越’Sサインに気付くのが遅れていました。

 

 何か近づいてくる気配を感じたのか、サラリーフォンの方。顔を上げたと同時に「うおっ」と言うわめき声を上げて左足を後ろに引いて「マトリックスのネオ」の様に仰け反ってしまいました。

 

 それと同時に、それまで澄ました顔(のように見えていた)浪越さん。突然の大声にビックリしてしまったようで「ふぉっ」とウルトラマンの様な掛け声を出して、慌ててハンドルを左(私からは向かって右)に切りました。

 

 その突然の進路変更とお二人の発した声に驚いた私。自らに危険が接近したわけでもないのに少し離れた位置からビックリして「ぬぉっ」と声を上げてしまいました。

 

 そしてフラフラふら付いていた自転車でしたが、なんとかスマフォの男を回避して危なっかしく右折していきました。

 

 仰け反っていたサラリーフォンは、まるで「体育の走り高跳びの時間でふざけてリンボーダンスを披露して思っていたより低かったのであごの部分が通り過ぎる時に棒に当たってしまってあえなく後ろに転倒」したような状態で軟体人間の様な「>」の形になっていました。

 

 

 朝早く、天気の良い田舎の道端で高架下のトンネルに響く3人の男の声「うぉ」「ふぉ」「ぬぉ」。

 

 

 そして浪越が自転車に乗りながらサラリーフォンにプロレス技の「ウエスタンラリアット」をかましたような光景を目の当たりにした私。

 

 その光景を先ほどつい思い出してしまい、準備室でニヤニヤしていたらお客様に気持ち悪がられました。

 

 で。文章や言葉ではこの感動と興奮はとても伝えにくいので何となく絵を画いてみました。

 

 

 

 うん。

 

 我ながらヘタクソ過ぎて死にたくなりますね。

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