カンフーイベントそして

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2024.09.24

 やましなす皆様連休は楽しく過ごされましたか。

 

 精神の小休止中の斉藤です。ふと後ろを振り返ってみる事も時には必要ですよね。

 

 私事ですが現在「陵ヶ岡おやじの会」という団体に所属しています。

 

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 地域の子供たちを喜ばせるために集まったボランティア活動好きなオッサンたちが好き勝手にイベントを企画して地域貢献しようという団体です。

 

 入会した切っ掛けは「息子のための時間を取りやすくする(口実を設ける)」といういたってシンプルな理由からでした。

 

 引っ越しを機に「陵ヶ岡学区」で仕事場(兼家)から学校まで近くなり、何かの時に2~30分だけでも仕事中の時間を空けれればイベントにも参加できる環境になったので息子が小学1年生の時にこの会に入りました。

 

 しかし人生思うようにはいかないもので、学校生活間もなくして世間でコロナウィルスが蔓延し始めてそういった活動が全て出来なくなり、騒動が落ち着き始めた昨年あたりからやっとこさっとこイベントを企画できるようになりました。

 

 さあ楽しませるぞ、と息巻いたもののコロナ禍ですっかり自粛ムードに憑りつかれた親御さんたちが多かったのか、今まで盛り上げて来たおやじの会の会員(お父さん達)はこぞって卒業し新規で入会する人たちも活動内容が分からず(実績を見ていない為)ほとんど入って来なくなり、子供が学校に現役で通っている親は私を含めて数人だけになってしまい何をするにも人手不足で企画倒れが多くなりました。

 

 最初の頃は会のOBの方たちが有志で手伝ってくれていたのですが今一盛り上がらず、私も活動を数年間の間経験していなかった為前に出ていいモノかどうか分からなかったのですがノリの良いメンバー数人で何とか活動できるようになってきました。

 

 同時期に息子が習い事でカンフーを始めたのですが本人的にも楽しかったのか、少しずつ上達してくれていました。

 

 そんな中今年の3月にカンフー教室から、京都府の大山崎にある小学校で先生を始め教室の生徒さん達が実際に子供達にカンフーを教える「ときめきチャレンジ」(子供カンフー体験教室)」というイベントがありました。

 

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 そこで他の小学生の前で演舞を見せたり指導している息子たちの姿を見て感じた事がありました。

 

 人には「自分のために頑張れる人」と「人のためにしか頑張れない人」の2種類の人種がいます。

 

 大変貴重な経験をさせて頂いたのですが、一所懸命に他校の生徒にカンフーを教えている息子を見ていると私がそうだった様に彼も後者の性格だと思えこういう場を作ってあげる事も子供の可能性を広げる為の親の役目の一つだと思ったのです。

 

 その後「同じようなイベントを息子の学校でも開催させたい」と強く思い始め、おやじの会のミーティングでその事を提案し実現に向けてカンフー教室の先生や保護者の皆様と一人一人連絡を取り始め少しずつ良い流れに乗れ始めました。

 

 カンフーの先生には「カンフーをもっと広げたい」とお話ししていましたが実際は息子のために動いただけの疾しい親バカ心から来た起案だったのをここで認めておきます。

 

 おやじの会に所属しているメンバーの一人が「国際交流委員会」と繋がりがあり「どうせなら国際交流協会も絡めて大きなイベントにしましょう」という事になったのですが、その際「中国文化の歴史を始めとした知識も盛り込んでほしい」との依頼が入りました。

 

 言いだしっぺの責任を感じ、映像の仕事をしている友達に相談してPVの作成を教わり大会や練習風景を始めカメラの撮り方等を含め、人生で久しぶりに新しい分野の知識や技術を学びました。

 

 そしてそのイベントが先々週の連休初日9月14日土曜日に開催されたのですが今年は猛暑日が長く続き、イベント当日も最高気温37℃と予報されていてクーラーの無い体育館での開催に直前まで頭を悩まされ続けました。

 

 お急ぎ便で購入した団扇を深夜に手作りで数十枚用意し、家じゅうの扇風機や災害用バッテリーを準備、実家の納戸を探りに行って往復を繰り返し、駐車場の手配や誘導の案内、学校との連絡で先生方にも色々迷惑をかけつつ当日用の動画の再編集、司会の進行やタイムスケジュール確認と前日は久しぶりに頭がショートしそうになっていました。

 

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 そして本番当日、司会進行で時間が足りず何か所かすっ飛ばしてしまったのですが色々な人達の協力のもと何とか無事に終わりました。

 

 学校の友達たちの前で堂々と演舞をする息子の姿、そして「楽しかった」と次々と感想を言ってくれる子供達の姿を見て安心感からどっと疲れが出て鼻毛の白髪が一夜にして18本増えました。

 

 そんな次の日「娘のイベント」企画がありました。(こちらは私は何もしてないのですが)

 

 娘は現在「イオンモール桂川」でブティックのバイトをしているのですが、そのバイト先でイオンで3連休に「ワークショップ」をするらしくその企画を娘が頼まれたそうでした。

 

 相談を受けたのは7月下旬。私は特段助言していないのですが娘の性格から「ええやん。おもろいと思うぞ。」と背中を押してあげただけ。娘が考えたイベント起案は「ブティックの洋服を着てEXPG高等学院(娘の通う学校)の生徒たちで吹き抜けホールで本格ダンスパフォーマンスを披露する」というものでした。

 

 そのイベントを学校側とイオンの責任者とで連絡を取り一所懸命頑張っていたのです。

 

 自分の番が終わって気が緩みそうになったのですが、ワークショップ当日に見学に行った際私以上に頑張っている娘の堂々とした司会進行と踊る姿を見て娘は間違いなく自分より優れた血を受け継いでいた事実を再確認、そして自分も未だ頑張らなければいけないと励まされました。

 

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 息子の演武。娘の司会とパフォーマンス。一つの大きな自分の役割が無事に終わったことが重なり濃密な1か月でした。

 

 もうすぐお手元に届くであろう「オーキニー通信」にも書いてあるのですが、子供たちの成長する速度は本当にあっという間で「今忙しいから」などというくだらない理由でそのタイミングを逃してしまうと二度と見れなくなってしまいます。後悔しか残りません。

 

 私の母親は家事と仕事を両立させてたった一人で私と兄を育ててくれたのですが、(父も含めて)親との思い出が私には余りありません。

 

 ただその事で母親を恨んだこともないですし、逆に自分はこうしてあげたいというものを強く持つ事も出来ました。

 

 お客様方には大変迷惑をかけているかも知れません。ですが私は勇気を出してお店を休み子供たちの頑張っている姿を見る時間を作る人生を選択した事に対して心から良かったと思っています。

 

 ここ数か月予約が取りづらくなっていて申し訳ございません。決して流行っている風を出してる訳でも意地悪で取れなくしてる訳でもないんです。さぼってるだけです。

 

 又美容の技術力や理論もここの所あまり発達していなかったと思います。代わりに映像編集力そして地域の認知され度が爆上がりした気がしています。まあ美容の役には立ちそうではないですけど。

 

 後悔しない有意義な人生を送る為に判断した事ですのでどうかお許しいただきたいと思います。

 

 又、数人のお客様にカンフー教室当日の風景と作成した本番用の動画、編集の成果を見せてくれと頼まれましたのでご興味のある方用にYOTUBE版を置いておきますので良かったら見てみてください(注・チャンネル登録とか逆に絶対やめてください)

 

当日流した映像

https://www.youtube.com/watch?v=gXRrpiWUek4

カンフー体験教室本番用PV

 

 レッスン風景

https://www.youtube.com/watch?v=qS5dFb_q8QY

体験教室風景

 ※共にURLもしくは画像クリックでYOUTUBEページに移動します。

 

 一つのイベントを終え漸くやり遂げた感も出て来たので又年末まで頑張って良い仕事をしていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

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