やましなす。
こちらのブログを見て頂いているお客様がご来店の際に「こんにちは」ではなく「やましなす」と言って笑顔で入店される度に恥ずかしくなる男斉藤です。
今では別に流行らせたく無くなっていますのでお気遣いなく宜しくお願いいたします。
突然ですが私は今まで人生で3回詐欺被害にあっています。
一回目の詐欺に引っかかったのは20歳の頃。
当時東京の寮に住んでいた私の元に一通のハガキが届きました。
ハガキには「このハガキを持参された方にもれなくプレイステーション(ゲーム機)をプレゼント」と書かれてありました。
そのハガキを持って池袋のサンシャインビルの高い階にある事務所に行ってアレよコレよと言う間にいつの間にか高額なパソコンと怪しい会員の入会をさせられました。
それが詐欺と気が付いたのはそれから2年後。会員の権利を利用して再び旅行に出かけようとした所連絡がつかなくなっていました。実費被害は数十万円でした。
オカン黙っててごめんやで。
2回目の詐欺(まがい)に引っかかったのは昨年の7月、店舗デザインをお願いしたお店の内装業者との間で信頼をことごとく裏切られ、現在もゴタゴタが進行形で続いております。
ここは色々と書いてしまうと怒られるので今はスルッと関西で割愛します。
そして3回目の詐欺に出会ったのはつい先日の事。
こちらは被害額からすれば今までの2つよりも程度は低く精神的ダメージは大きくはないのですがまた「やっちまったぜ感」が半端なく、現在猛省中です。
始まりは先週の日曜日の晩。ほろ酔い気分になっていた際、日頃やっていない「インスタグラム」のページをスマフォで開いた際、途中の広告ページに載っていた「PORTER」のバッグのセールのページに飛び込んでしまった事が切っ掛け。
数年前に娘が、私がプレゼントしたサコッシュ(ポシェットのようなもの)を紛失してしまい、それ以来代わりになるものを持たせていなかったので喜ばせようと思いそのセール商品を購入しました。
普段の私なら必ず怪しいかどうか調べた上で判断してから購入するボタンをポチるはずなのですが、久しぶりの外飲みに気分が高揚していた為勢いがついていたと思われます。
数日後送られてきたサコッシュには「PORTER」のロゴがありませんでした。
慌てて同じ案件が無いか調べてみるとピンポイントで同被害にあった声がかなり大多数上がっていました。
よく考えてみればPORTERのサコッシュが二つでそんな値段で買える訳が無いのにこの大バカ者達め。
バッグの作りはそこそこ似せてあり、実用性もありそうなデザインですし被害額は7千円程度なので泣き寝入りするのも仕方ない感じだったのですがやはり気分の良いものではありません。
話は変わりますが、以前とある偉い方の講演会を聞きに行った時に、私のその後の人生を左右してしまった素晴らしい考え方になれる講義を聞きました。
講義をされた先生の実体験の話でした。
その方は大層オシャレな方なのですが、ある時近所に出来たばかりのクリーニング屋さんに気に入っていた白いズボンを出しにいかれました。
数日後にそのズボンを取りに行って家で確認してみると、おしりの部分に灰色の大きなシミが出来ていたそうです。
すぐにクリーニング屋さんに電話をしたそうなのですが、返ってきた答えがこのようなものでした。
「クリーニングをすると綺麗になりすぎて昔のシミの様なものが浮き上がってくることがあるので仕様です。」
あくまでも自分の非を認めないというクリーニング屋さんのその言葉に少し苛立ちを覚えた先生は「皆さんならどうしますか。因みにこのズボンは買って未だ一回しか履いていないズボンやったから「いやそれはアンタの所でやったんやから出るとこで出てもエエんやで。」 といったように行こうと思ったら行けるわけです。」と続けられました。
近所に出来たクリーニング屋さんなのでこれから頑張って欲しい気持ちもある、ましてとても良い付き合いが始まる出会いかも知れない。かといって「泣き寝入り」するのも腑に落ちない。
とても気に入っていたズボンで、次の講習に履いて行きたかった先生はとりあえず同じズボンをもう一着買われました。
それで残ったシミが付いたズボンをその先生は「捨てるにはもったいない。誰かにあげるにしてもケチが付いたものなので失礼だ。」と考えた挙句「そうだ。どうせ捨ててもいいようなものならいっそ・・・染めてしまえ。」と結論を出されました。
奥様に染め方を聞いてピンクの染料をお湯に薄めてつけ置きしたそうですが「茶こしで混ぜないと汚くなる」と口うるさく言われたので面倒になって適当に混ざったと思って放置したそうです。
その結果染料の溶け残しが残ったまま染まってしまったらしくペンキでペッペッと飛ばしたような模様がついたのですが、それが何ともおしゃれなデザインになったそうで「世界に一着だけの個性を持った愛着湧くズボン」になったそうです。
私はこの話を聞いて、私の師匠が好きだった「一所懸命だと知恵が出る」という言葉を重ねる事が出来て「引き分ける大切さ」を学びました。
やられたら倍にして返すのではなく工夫次第で意味を持たせることが出来る、その分知恵を働かせて有意義な出来事だったと思えるように変換する事。
話を戻しますが、東京で詐欺にあった事も、後々調査した結果同じように詐欺にあってる若いスタッフが驚くほど存在する事が発覚して、私は社長に実体験を買われ美容室全体の「アシスタント相談窓口」という職務を命じられ多くのアシスタントさんの力になる事が出来ました。
店舗の内装業者さんとの事も泣き寝入りしようとも思ったのですが、いずれ子供達や他の誰かの為になるかもしれないと思い弁護士さんを雇って現在進行中ではありますが、裁判すると言う事がどういったものかを身をもって勉強できています。
と言う事で今回のPORTERの詐欺は、今現在のやりとりが終息してから子供達と一緒の食事中に大袈裟に発表したいと思います。
特に娘に対してはこれからネットでの買い物も多くなると思いますが、こういう事例があったことを踏まえて何に注意しないといけないのかを教えてあげられる良い機会だったと思います。
そして同時にこのブログを見て頂いているお客様に対しても何かの為になればと思い書き込ませて頂きます。
Amazonや楽天等の大型ショッピングサイトを利用せず、独自のサイトを開いている所で買い物をする時は
1 注文する前に前もってネットで評判等を検索してみる。
2 会社の概要を見て電話番号が無い(あっても携帯の番号)或いは住所が不明の時は利用しない。
3 注文を進めていて支払いに「後振り込み」が無い場合(カード払いや着払いもダメ)は注意する。
4 40を超えたらお酒は肝臓の為にも3杯迄と制限を設けて楽しむ。
5 そもそも酔っぱらってるときはスマフォをいじらない。
因みに詐欺だと分かってすぐにメールで連絡を入れましたが、返って来た文章は明らかに日本人ではないなという片言の文が送られてきました。
一応「警察に被害届を出します」というメールを送った所で返信が来なくなったので、これ以上そう言う業者をのさばらせないために本気で届け出をしてからこれはこれで楽しい思い出と言う事で普通にサコッシュも使用していこうと思います。
外で私に遭遇した際、布製のサコッシュを肩からぶら下げていたらそれとなく「例のアレか」と察してその瞬間を楽しんでみて下さい。
と言う事で皆様もくれぐれも詐欺にご用心下さいね。
やましなす。
こちらのブログを見て頂いているお客様がご来店の際に「こんにちは」ではなく「やましなす」と言って笑顔で入店される度に恥ずかしくなる男斉藤です。
今では別に流行らせたく無くなっていますのでお気遣いなく宜しくお願いいたします。
突然ですが私は今まで人生で3回詐欺被害にあっています。
一回目の詐欺に引っかかったのは20歳の頃。
当時東京の寮に住んでいた私の元に一通のハガキが届きました。
ハガキには「このハガキを持参された方にもれなくプレイステーション(ゲーム機)をプレゼント」と書かれてありました。
そのハガキを持って池袋のサンシャインビルの高い階にある事務所に行ってアレよコレよと言う間にいつの間にか高額なパソコンと怪しい会員の入会をさせられました。
それが詐欺と気が付いたのはそれから2年後。会員の権利を利用して再び旅行に出かけようとした所連絡がつかなくなっていました。実費被害は数十万円でした。
オカン黙っててごめんやで。
2回目の詐欺(まがい)に引っかかったのは昨年の7月、店舗デザインをお願いしたお店の内装業者との間で信頼をことごとく裏切られ、現在もゴタゴタが進行形で続いております。
ここは色々と書いてしまうと怒られるので今はスルッと関西で割愛します。
そして3回目の詐欺に出会ったのはつい先日の事。
こちらは被害額からすれば今までの2つよりも程度は低く精神的ダメージは大きくはないのですがまた「やっちまったぜ感」が半端なく、現在猛省中です。
始まりは先週の日曜日の晩。ほろ酔い気分になっていた際、日頃やっていない「インスタグラム」のページをスマフォで開いた際、途中の広告ページに載っていた「PORTER」のバッグのセールのページに飛び込んでしまった事が切っ掛け。
数年前に娘が、私がプレゼントしたサコッシュ(ポシェットのようなもの)を紛失してしまい、それ以来代わりになるものを持たせていなかったので喜ばせようと思いそのセール商品を購入しました。
普段の私なら必ず怪しいかどうか調べた上で判断してから購入するボタンをポチるはずなのですが、久しぶりの外飲みに気分が高揚していた為勢いがついていたと思われます。
数日後送られてきたサコッシュには「PORTER」のロゴがありませんでした。
慌てて同じ案件が無いか調べてみるとピンポイントで同被害にあった声がかなり大多数上がっていました。
よく考えてみればPORTERのサコッシュが二つでそんな値段で買える訳が無いのにこの大バカ者達め。
バッグの作りはそこそこ似せてあり、実用性もありそうなデザインですし被害額は7千円程度なので泣き寝入りするのも仕方ない感じだったのですがやはり気分の良いものではありません。
話は変わりますが、以前とある偉い方の講演会を聞きに行った時に、私のその後の人生を左右してしまった素晴らしい考え方になれる講義を聞きました。
講義をされた先生の実体験の話でした。
その方は大層オシャレな方なのですが、ある時近所に出来たばかりのクリーニング屋さんに気に入っていた白いズボンを出しにいかれました。
数日後にそのズボンを取りに行って家で確認してみると、おしりの部分に灰色の大きなシミが出来ていたそうです。
すぐにクリーニング屋さんに電話をしたそうなのですが、返ってきた答えがこのようなものでした。
「クリーニングをすると綺麗になりすぎて昔のシミの様なものが浮き上がってくることがあるので仕様です。」
あくまでも自分の非を認めないというクリーニング屋さんのその言葉に少し苛立ちを覚えた先生は「皆さんならどうしますか。因みにこのズボンは買って未だ一回しか履いていないズボンやったから「いやそれはアンタの所でやったんやから出るとこで出てもエエんやで。」 といったように行こうと思ったら行けるわけです。」と続けられました。
近所に出来たクリーニング屋さんなのでこれから頑張って欲しい気持ちもある、ましてとても良い付き合いが始まる出会いかも知れない。かといって「泣き寝入り」するのも腑に落ちない。
とても気に入っていたズボンで、次の講習に履いて行きたかった先生はとりあえず同じズボンをもう一着買われました。
それで残ったシミが付いたズボンをその先生は「捨てるにはもったいない。誰かにあげるにしてもケチが付いたものなので失礼だ。」と考えた挙句「そうだ。どうせ捨ててもいいようなものならいっそ・・・染めてしまえ。」と結論を出されました。
奥様に染め方を聞いてピンクの染料をお湯に薄めてつけ置きしたそうですが「茶こしで混ぜないと汚くなる」と口うるさく言われたので面倒になって適当に混ざったと思って放置したそうです。
その結果染料の溶け残しが残ったまま染まってしまったらしくペンキでペッペッと飛ばしたような模様がついたのですが、それが何ともおしゃれなデザインになったそうで「世界に一着だけの個性を持った愛着湧くズボン」になったそうです。
私はこの話を聞いて、私の師匠が好きだった「一所懸命だと知恵が出る」という言葉を重ねる事が出来て「引き分ける大切さ」を学びました。
やられたら倍にして返すのではなく工夫次第で意味を持たせることが出来る、その分知恵を働かせて有意義な出来事だったと思えるように変換する事。
話を戻しますが、東京で詐欺にあった事も、後々調査した結果同じように詐欺にあってる若いスタッフが驚くほど存在する事が発覚して、私は社長に実体験を買われ美容室全体の「アシスタント相談窓口」という職務を命じられ多くのアシスタントさんの力になる事が出来ました。
店舗の内装業者さんとの事も泣き寝入りしようとも思ったのですが、いずれ子供達や他の誰かの為になるかもしれないと思い弁護士さんを雇って現在進行中ではありますが、裁判すると言う事がどういったものかを身をもって勉強できています。
と言う事で今回のPORTERの詐欺は、今現在のやりとりが終息してから子供達と一緒の食事中に大袈裟に発表したいと思います。
特に娘に対してはこれからネットでの買い物も多くなると思いますが、こういう事例があったことを踏まえて何に注意しないといけないのかを教えてあげられる良い機会だったと思います。
そして同時にこのブログを見て頂いているお客様に対しても何かの為になればと思い書き込ませて頂きます。
Amazonや楽天等の大型ショッピングサイトを利用せず、独自のサイトを開いている所で買い物をする時は
1 注文する前に前もってネットで評判等を検索してみる。
2 会社の概要を見て電話番号が無い(あっても携帯の番号)或いは住所が不明の時は利用しない。
3 注文を進めていて支払いに「後振り込み」が無い場合(カード払いや着払いもダメ)は注意する。
4 40を超えたらお酒は肝臓の為にも3杯迄と制限を設けて楽しむ。
5 そもそも酔っぱらってるときはスマフォをいじらない。
因みに詐欺だと分かってすぐにメールで連絡を入れましたが、返って来た文章は明らかに日本人ではないなという片言の文が送られてきました。
一応「警察に被害届を出します」というメールを送った所で返信が来なくなったので、これ以上そう言う業者をのさばらせないために本気で届け出をしてからこれはこれで楽しい思い出と言う事で普通にサコッシュも使用していこうと思います。
外で私に遭遇した際、布製のサコッシュを肩からぶら下げていたらそれとなく「例のアレか」と察してその瞬間を楽しんでみて下さい。
と言う事で皆様もくれぐれも詐欺にご用心下さいね。