三之宮御神輿

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2017.09.16

 ほいっとぉよいっとぉ。やまっしぃなすっとぉ。御機嫌よう皆様。

 

 オーキニー通信「秋号」を完成させ、要約時間が出来て太郎君をディスる事で毎日ストレスフリーな時間を過ごしている男斉藤です。

 

 毎年10月の第3日曜日に行われる「山科まつり」の東野にある三之宮神社から出る御神輿担ぎの日までいよいよ一カ月を切りました。

 

 毎年、祭りが終わってからレポートのようにブログを書いていたのですが、昨年は御神輿の前後に私生活の方でかなりバタバタとしていて、しっかりお祭りに参加できていませんでした。

 

 その体(てい)で偉そうにブログを更新してしまうと、一日中一生懸命に担いでいる氏子さんに申し訳なく思って、昨年は書けませんでした。

 

 で。今回は主構を変えて祭りが行われる前に少しでも多くの人に興味を持ってもらおうかと、カメラに収めた祭り(神輿)の画像で祭りの一日の流れを紹介してみたいと思います。

 

 4時半起床。妻に晒(さらし)を巻くのを手伝ってもらい5時過ぎに三之宮神社前の同級生である神輿会会長の別宅に集合。各々法被や晒(さらし)の着替え等をさせて頂きます。

 

会長の奥様の手作り汁

 

 

力の源

 

 奥様からの朝ごはんのおもてなし。ねぎらいのオムスビと具沢山の豚汁が絶品。毎年御馳走様です。

 

 その後程無く酔っぱらってから三之宮神社にて出向き受付をすませてから手ぬぐい(鉢巻)と木札を貰い境内にて御神輿に宮様を迎え入れるための儀式と巡行の無事をご祈祷していただきます。

 

毎年微妙にデザインが違う木札

 

お神酒

 

 

 お神酒で体を清めます。

 

御祈祷中なのに写真を撮る不届き者

 

 ご祈祷中。ピリッとした空気が流れます。

 

消極的な初っ端の担ぎ手

 

 7時宮出。担ぎ手はあまり沢山引っ付いて担ぎに入ると前の人の足を踏んでしまったりして危険なので人一人分は間を開けます。

 

奉納品のお酒

 

 巡行途中、民家や町内の方から奉納品があるのでその都度、神輿を止めて柏手(合いの手)や軽いパフォーマンスを行います。

 

柏手?合いの手?

 

 会長「ほいっとよいっと。」皆「ほいっとよいっと。」

 

三之宮神輿会会長の知場ちゃん

 

 町中に響いているメガホンの声の主、神輿を先導する会長。

 

力がないと無理

 

 道幅に余裕があったり、通行車や人に迷惑をかけないところだとこのように神輿を担ぎあげて景気よく神輿の飾り(鈴の音)を響かせます。

 

十分に差し切ります

 

 「さし」(さしあげ)と言います。手の空いている人は内側に入ったり外側から担いでいる人の腰を支えてあげます。

 

これがないと安定しません

 

 この状態で思い切り御神輿を揺するので結構足元の踏ん張りが大変。

 

ゆっさゆっさします

 

 写真で見るよりかなりハードです。

 

名入りは相当カッコいい

 

 手首に巻いているサポーターは「手甲」といって手首の関節を守るもの。名入れの人は神輿慣れして自分専用のモノを作って所持している歴戦の勇者。

 

この時ずっとさぼってました 

団地裏

 

 山科団地の裏道。御神輿は台車に積んで進んでいます。

 

ハナ(先端)の部分は花形(ホセさんより)

 

 山科団地で午前一番のパフォーマンス。肩に担いでステップを踏んだりジャンプするのでかなり激痛が走ります。

 

誰一人力が抜けない状態

 

 担ぎ手だけではなく、周りの世話係や役員さんも神輿が方向を失わないようにリードしたり修正したりでかなり気が抜けない状態が続きます。

 

周りで笑っている人って・・・

 

 神輿がかなり斜めになっているのですが、撮り方も斜めなので画像を傾けて見てみて下さい。

 

山科団地の役員さんいつもありがとうございます

 

 

 山科団地でのパフォーマンスの後。生ビールやおつまみ、パンなどの差し入れが本当に有り難い一瞬。

 

西野にある介護施設「香東園」

 

 二年前から巡幸コースに含まれるようになった「香東園やましな」。  

 

日陰なので少し画像が暗い 

表情から辛さが伝わります 

 午後一番の見せ場である、渋谷街道京都銀行付近に移動。

 

世話役とか素敵

 

メッチャ人多いし

 

 見物の方や関係者で一番人口密度が多くなる場所。ここで六所神社の神輿とかち合います。

 

背中の文字が違いますね 

 三之宮神社の氏子は背中の文字が「三」六所神社は「若」。

 ステップが難しい

 

両足、もしくは片足でステップ

 

 先端と殿(しんがり)の部分の担ぎ手はいかに揺するかの勝負。片足でステップを踏みながら力の限り動きます。周りの人もドンドン交代で入ってきてくれます。

 

神輿本体付近はただ耐えるのみ

 

 神輿本体の近くの人はただひたすら耐えるのみ。殆ど誰も代わりに来てくれません。

 

 両方の画像の足の踏ん張り方を見てもらうと分かると思います。

 

 ちなみに神輿の担ぎを交代するときは、交代してあげたい人の肩をポンッと叩いてから、その人の前に回って交代してあげる意思を伝え交代してもらう人は、「よろしく頼む」と言う意味合いで背中をグイッとするのが礼儀。

 

見よこの幸せそうな顔

 

 交代が上手くいくとこのように自然と笑顔になります。

 

お昼休憩の場所「西野公会堂」

 

 お昼休みの場所である「西野公会堂」お昼ご飯を食べる前にご祈祷があります。

 

かしこみかしこみ

 

 

およそ200人くらい集まっていると思います

 

 隣の神輿は一緒に回っている三之宮の子供神輿。

 

 少しだけ御神輿についている見事な装飾を載せておきます。

 

素晴らしい装飾です

 

手入れも大変かと思われます

 

振る事で一番音を出す鈴

 

組み立ても大変

 

 この青い立ち上がった紐等は全て神輿会のメンバーが土台無し紐だけで立ち上げて組み立てているそうです。

 

巡行中の子供神輿

 

 

 青い法被を着ているのが子供神輿の担ぎ手と付き添いの役員さんたち。

 

楽しそうなうちの娘

 

 3年生の頃の斉藤家の娘です。

 

こちらも結構大変

 

 間に大人が入っていますが、立派に子供達だけで担いでいます。

 

三之宮に宮入りした子供神輿

 

 16時30分頃。三之宮神社に帰って来た子供神輿。

 

雨降りの日も担がれます

 

 宮入の際はとにかく最後の力を振り絞るのと、ギャラリーが家族や関係者ばかりなので皆が我先に格好良く見せるためにかなり迫力ある掛け声と動きになります。

 

 

巡行無事終了

 

  無事終了。肩も腫れあがり気力も体力もゼロに近くなっているのに、何故だかとても清々しく心から「神様が近くにいらっしゃる」という何とも言えない透き通った気持ちになれる瞬間。

 

 祭りがあった次の日から、4日間位シャンプーがきつくなって「来年はやめとこう」と毎年思うのに、近づいてくるとワクワクしてくる、そんな素敵な時間が今年ももうすぐやってきます。

 

 興味を持たれた方、見に来るだけでも大変価値のあるモノですので是非一度見に来てくださいね。勿論担ぎ手としても大丈夫です。

 

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