手数料

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2016.12.21

 おはようございます。先日兄とスターウォーズローグワンを見に行き、鑑賞後に熱い握手を交わした男斉藤です。

 

 お兄さんの手、温かかったなぁ。

 

 私のお店がお休みの月曜日の朝は、必ず京都銀行に行くところから始まります。

 

 売上金の入金と両替をする為です。

 

 溜まった1週間分、もしくは2週間分の売り上げをATMにて1日づつ入金したりするので、ものすごく時間がかかり(約20分)ます。

 

 なのでATMを操作している間、背中に突き刺さる「未だかこの野郎」という後続者の方の視線がとても痛かったりします。

 

 そんなわけで長時間ATMコーナーにいるものですから、他の方の動向なども色々耳による観察ができてしまいます。

 

 先日、両替コーナーから何やら怒声が聞こえてきました。

 

 見るとお爺さんが両替機を操作しながら呼びつけたであろう銀行員のかたと揉めていました。

 

 「そんなんおかしいやろ。」

 

 話を聞きながらひたすら「そういうものでして」と謝罪する銀行員のお姉さん。

 

 話の内容はこんな感じでした。

 

 お爺さん「ホンなら何か。この100円で1円を100個に両替すんのに208円かかる言うんか。」

 

 銀行員「そうなんですすみません。50枚を超える両替の場合は手数料が発生しまして。」

 

 お爺さん「100円欲しいのにその倍以上払えっちゅうんか。そんなおかしな話あるかえ。じゃあ窓口でやってもらうわ。」

 

 銀行員「窓口でもかかる手数料は同じでして。それどころかコチラの機会の方が手数料は安くなるんです。」

 

 お爺さん「じゃあ窓口で50枚を二回に分けて両替したらええんか。」

 

 銀行員「いえ申し訳ございません。お一人様一回の両替をお願いしているんです。」

 

 お爺さん「ふわっわけわからんわ。」

 

 いやあごもっとも。私も話を聞きながら私も「いいぞもっとやれ」と思いました。

 

 その後、銀行員さんの口からこんな提案が飛び出していました。

 

 銀「お客様。もし宜しければこちらの京都銀行の口座をお持ちでしたら、その口座から貯金を下ろす形にしていただければ、その出金で1円を100枚下ろすようにすると手数料が発生しませんのでお得だと思います。」

 

 なんじゃそりゃ。

 

 つまりは100円を両替、と言う形を取らずに100円を口座から下ろす形にしてしかも全て1円にすると手数料がかからないと言う事か。

 

 よく相手に面倒な事をお願いするときなどに「お手数をおかけします」なんて言う言葉を使用することがありますが、私の中での解釈は、手数とは「お手を取る」と言う意味だと思っています。

 

 出された100円を両替機にかけて1円に両替する手数と、通帳と印鑑を預かって記入の仕方を教えてその後コンピューターで打ち込みもしくは読み取りをさせて1円を100枚数えてから出金する手数。

 

 どっちの方が手数を取るというのか。

 

 そんなくだらない事を考えながら入金していた所為でいつもより時間がかかってしまい、後ろで待機していた年金を下ろしたい紫のレノマのトレーナーを着たお爺さんに小言を言われました。

 

 レノマのお爺さん、以後気を付けたいと思います。どうもすみませんでした。

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