どんな耳え

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2013.08.09

 今日もお勤めご苦労様です皆様。

 

 ここ2~3年で寝室のクーラーの設定温度が24度だったのですが28度でも平気になってしまった「代謝の衰えを感じ始めた男」斉藤です。勿論タイマーです。

 

 突然ですが、お陰様でオーキニーでは最近になって又新規でご利用の方が多くご来店されるようになりました。

 

 そのほとんどが初回電話からの予約のご利用になるのですが、私の場合は基本的に電話で感じ取ったその方の雰囲気やご希望の内容によって担当者を「私」か「妻」どちらがさせて頂ければより喜んでいただけそうかを判断をしてから予約を受けるようにしています。

 

 勿論「一番早く取れる日」や「男性(女性)希望」などご希望されるとそちらを優先させて頂いています。

 

 なので、電話にてご相談いただいた内容などは、妻に担当してもらう際、かなり事細かく「ホウレンソウ」を取らせて頂いています。

 

 因みに「ホウレンソウ」とは業界用語で「報告、連絡、相談」の事です。オーキニーだけの業界かもしれませんが。

 

 そのホウレンソウをとるときに、相手(妻)がある程度の的を絞れる様に、必ず「多分○○歳位の方で毛質は○○なほうだと思う」と連絡しています。

 

 これが自分でも驚く位的中します。確率で言うと90%くらい。

 

 なので、その新規客様が初めて御来店される時は色んな意味でワクワクが止まりません。

 

 ですので「いらっしゃいませ~」の笑顔の内側には

 

 「そら見ろやっぱり俺って天才わおぅ。」

 

 的な事を考えながらシャンプーしたりカットしたり会話したりラジバンダリしています。

 

 あ。勿論手を抜きながら仕事をしている訳ではありません。

 

 そしてそんな影響を受けてか、妻が新規客様の予約を取った際、私にも「○○歳位だと思う」と言う連絡をしてくれるわけですが、これがある意味素晴らしい的中率。

 

 確率で言うと3%。潔い程に悉く(ことごとく)外れます。

 

 例えば「40歳位で結婚されていて落ち着かれている感じかな。」 → 来店 → 20半ばのばりばりのOL。

 

 「結構ご年配で60前後かな。」 → 来店 → 40前半でチャキチャキした主婦。

 

 そして名前も「広田さんと言う方から」 → 来店 → 広瀬です。

 

 「なすださんって変わった苗字の方だったよ」 → 来店 → 安澤です。

 

 と言う具合。もはやここまで行くと「おとぼけ」すっ飛ばして「匠」の域。

 

 なので「本日の新規の方は20位です」と以前は言い切っていたのが、最近では「多分20前後位だと思う」と弱気になりがち。本人(妻)自身も自覚を持ち始めていました。

 

 そして又そのさらに裏をかいて「じゃあ30位だね」と予想しているとそれが的中する位になってしまいました。

 

 そして本日。

 

 前日キャンセルの為久しぶりに私が空いた時間に新規のお客様の予約が昨晩入りました。電話での応対は妻。

 

 そして朝のミーティングの時に例によって「何歳位の方だった」と伺ったところ

 

 50歳前後でご近所にお住まいの方」

 

 との答えが返ってきました。

 

 なので恐らくは30代位の方。そうタカをくくってご来店を待ち望んでいました。

 

 そしてドキドキなご来店タイム。

 

 10時過ぎ。オーキニーへの夢の扉が開く音が聞こえて来て元気の良い挨拶と共にそちらを見ました。

 

 そこにはどう見てもかなり若い優しそうな女性が。

 

 そしてカウンセリングをしながら本日のご希望を聞きだします。しかし本当は聞きだしたい情報がもう一つあります。

 

 初めて会ったばかりの女性にいきなり年齢を聞くほど野暮じゃぁない私。スタイルが決まってから髪のケアの仕方等を話し終え、その後言葉巧みに日頃何をされているのか聞いた所「吹奏楽をやっていたが引退した」との答えが返ってきました。

 

 え。じゃあ・・・

 

 「と言う事は学生さんなんですね。何年位吹奏楽やってたんですか」

 

 そう聞いた所

 

 「えっと中学からやって6年目です。」との答えが。

 

 ・・・・

 

 18歳やん。

 

 実際は17歳 

 

 チラッとシャンプーをしている妻を見つめてみましたが、聞こえているのかいないのか、笑顔で俯いたまま黙々と仕事をされていました。

 

 さおり(妻)さん。

 

 私は今、許されるなら世界の中心で叫びたい。

 

 どこでどう聞こえたら50歳という予想が出てくんねん。と。

 

 取りあえずはおめでとう。その差33歳、新記録更新ですね。

 

 そして色々な会話をしてお帰り頂きましたが、とてもしっかりとした清楚な感じのお客様で私は楽しく仕事をさせて頂けました。

 

 で先ほど。夫婦二人とも手が空いたので、準備室にていつもの様に軽く突っ込ませて頂きに行きました。

 

 「これこれちょっと。どこが50やねん。素晴らしすぎるわ。」

 

 そう言った私に返ってきた答え。

 

 さあ、このブログ愛読者の方なら何となく分かってきたと思いますが答え合わせの準備は良いでしょうか。

 

 答え

 

 「え。私20って言ったんだけど。多分聞き取りにくかったんだね。」

 

 へ。

 

 あれ。

 

 そうなの。

 

 と言うか「多分」って何なの。

 

 そして何事もなかったかのように友人とラインを始めた妻。

 

 今日は8月9日。来週に誕生日で35歳を迎える妻。

 

 またしてもあなたに突っ込むことの無意味さを思い知らされた真夏の暑い日の出来事でした。

 

 

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