そして彼女は去って行った

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2016.03.26

 お疲れ様です。

 

 連休で泊まった温泉旅館にて入浴の際、息子を抱いたまま湯床のヌルヌルで滑ってひっくり返り、岩場に腕と背中をぶつけて現在ひじの辺りに痛々しい7つの傷を持ってしまった男ケンシロウです。

 

 いぃたたたたたたたたたたたぁいたぁ。

 

 そんな訳でどんな訳か分かりませんが久しぶりのブログになります。

 

 温泉宿でなんとなく気分がよかったので和室で寝そべっている妻に「マッサージしてあげよか」と声をかけて背中や腰を中心にマッサージをしてあげました。

 

 なんとなく揉んでいると結構解れ難(ほぐれにく)かったので長めにマッサージさせていただきました。

 

 そんな出来事も忘れて、昨晩家のリビングで横になっていると、子供たちを連れて寝室へ行ったはずの妻が降りてきてリビングに入ってくるなり私に突然こう言って来ました。

 

 妻「マッサージしてあげよっか。」

 

 私「なんえ急に。」

 

 妻「え。だってこの間旅行でマッサージしてくれたじゃん。お返しにしてあげるよ。」

 

 私「なんや気持ち悪いな。まぁしてくれる言うんやったらしてもらう。よろしく頼むわ。」

 

 嬉しいくせに面倒くさそうにうつ伏せの姿勢になる私。

 

 私「腰ぃ頼むわ。」

 

 妻の優しさに感謝しながら、リラックスするために手に持っていたスマートフォンを離して目を瞑る私。

 

 マッサージが始まって暫くすると妻が何だかモゴモゴ言い出しました。

 

 妻「あのさ・・・・あの。」

 

 私「なんや。」

 

 妻「・・・お願いがあるんだけど・・・・」

 

 私「・・・お願いってなんや。」

 

 妻「・・・・・・あのさ。」

 

 私「はよ言えよ。」

 

 妻「今度・・・婦人会で旅行があるんだけど・・・・」

 

 私「は。旅行てなんえいついくねん。」

 

 妻「それが土日なんだよ・・・ダメかな。」

 

 私「・・・・・しょっちゅう違ったらええぞ。その分他の日頑張ってや」

 

 妻「ほんとに。ごめんねありがとう。」

 

 肩越しに申し訳なさげでも喜んでいるのが分かりました。

 

 私「毎年はやめてな。うちそんな裕福ちゃうし。」

 

 妻「うん。2年に一度位ならいいんだね。じゃあお休み。」

 

 私「うん。お休み。」

 

 そして妻はリビングを後に寝室への階段を上がっていきました。

 

 ・・・・・

 

 ・・・

 

 あれ。マッサージは。

 

 

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