チャイナを探せ

はてなブックマーク
2015.05.14

 日本の皆様こんにちは。

 

 営業中、ブルーライト軽減用のメガネを装着して仕事をするようになった所、原宿でうろうろしている怪しい芸能スカウトマンのオッサンの様な風貌になってしまった男斉藤です。

 

 早いモノでゴールデンウィークが終わってから1週間以上が経過しましたね。

 

 GW期間中は斉藤家では胃腸風邪がアウトブレイクしてしまい、外へ遊びに行けなくなってしまったのですが、予約してしまっていた為強行で大阪天保山に新しく出来た「レゴランド」に行って来ました。

 

 

 連休中と言う事もあったので高速の渋滞を避けるため久しぶりにJR~大阪環状線など電車を利用しての道中。

 

 いやあやはり休日や連休は朝から多いですね。改札から車内、トイレに至るまで人、人、人。

 

 そんな中やたらと目立つ外国人観光客。

 

 最近何かと噂の中国人。多いわぁ。

 

 日本人と似ているようで似ていない。しかし産まれ持った血の御蔭サガとでも言いますでしょうか。恐らく皆様も[日本人」と「中国人」の違いが何故か分かってしまうと思います。

 

 私「しーちゃん(娘)見てみ。あの人達多分ミスターブーとかと同じ中国人やで。」

 

 娘「お父さんなんで解るん。」

 

 満員電車の車内、座りたいと喧(やかま)しい娘の気を紛らわせるためくだらない話を振り出す父親。

 

 私「あんな。その1。中国人の人は大抵4~5人で大きな声で話してるねん。(悪魔で主観です)」

 

 娘「へぇ。」

 

 私「その2。持ってるモノでな。男性は大きなカメラを首からぶら下げてる。女性は大きなサングラスはめてる。(悪魔主観)」

 

 娘「ほんまや。げへへ。他には。」

 

 私「その3。カップルがな、ちょっと変ねん。男性はそんなにカッコ良くない服着てておっさんっぽいねんけど、相方の女の人はやたらと派手な色の服か肌露出してるのが多いねん。(悪主)」

 

 娘「なにそれ。」

 

 私「そんなんねんて。あとは小さい子供連れがほとんどいないわ。」

 

 その後、高槻や梅田の駅でも「チャイニーズを探せ」ゲームが続きました。

 

 そんな日本人時々中国人の天気の中、目的地であるレゴランドへ到着。

 

 自慢ではありませんがこのレゴランド。4月末にオープンしたばかりで当日入場は不可能でインターネットにてかなり事前に時間指定で予約を取らないと入場できない位人気のテーマパークなのですが、一体どうやって入場できたのかと言うくらいの驚くほどかなりの中国人率。

 

 娘「お父さんあの人らも中国人やな。」

 

 私「おっやるやんしーちゃん。間違いないわ。」

 

 娘「私絶対わかるねん。げへへ。」

 

 私「偉いな。ご褒美にソフトクリーム買ったるわ。」

 

 娘「やったー。」

 

 よほど気にいったのか、レゴランドを満喫しながら途中途中でチャイニー探しをする娘とその父親。

 

 

 その後、レゴマンとたわむれた後にも

 

 「お父さん、又中国人いたなぁ。」

 

 

 ミニチュアの街を満喫した後にも

 

 「お父さん、又中国人いたなぁ。」

 

 

 4Dシアターを見終った跡でも

 

 「お父さん、又中国人いたなぁ。」

 

 アンタら親子どんだけしょーもない事続けてんねん。

 

 そんなこんなで4時間程楽しんだレゴランドを後にして近くの天保山マーケットプレイスの中のフードコートで遅めの昼食をとりました。

 

 昼食後妻が一人で「少し色々見て回りたい」と言い出したので、待っている間に息子と娘三人でおもちゃ屋さんやアクセサリー屋さんを見て回っていました。

 

 「またいたなぁ。」「ここにもいたなぁ。」

 

 良く見てると何回か同じグループの人たちに向かって「いたなぁ。」言うてるんやけどなしーちゃん。

 

 さて置き、しばらくすると「もう終わったけど今どこにいるの」と妻から電話が入りました。

 

 妻がいるフロアーのほうが出口が近かったので「皆でそっち向かう」と伝えて移動する私達。

 

 若いアベックと一緒にエレベータに乗り込んだのですが、下のフロアに降りると思っていたエレベーターが逆の方向へ向かい出だしました。

 

 まあええか。そう思って取り敢えず3階のフロアに到着。扉が開いた途端けたたましく入ってきた3人組。

 

 手には大きなカメラ。似合わない派手な服。強引な入り込み。

 

 3拍子揃って中国人確定。

 

 ふと斜め下を見てみると娘がニコニコしながら今にも何か言い出したそうな顔をしていました。

 

 「しーっ」とだけ念入りにいなめる私。

 

 それに合わせて娘も感づいた様子で「しー」っというジェスチャーを返してきました。

 

 そんな静まり返った空気の中突然大きな声が。

 

 「またちゅうごくじんきたなぁ。」

 

 声の主を探すと、犯人はなんと息子。

 

 ニコニコしながら私の顔を見上げていました。

 

 発表会で出すくらいの大きな声が鳴り響いたエレベーター内。ゆっくりと動き出してはいたものの中々に気まずい雰囲気が漂い始めます。

 

 そして「ちゅうごくじん」位の単語は分かったのでしょう。扉付近の中国人(仮)達が息子の顔を睨み付けてました。

 

 娘「蒼ちゃんしーっ。あかんでそんなこと言ったら。」

 

 そう言って弟のおでこをジャッキーチェンのカンフー(蛇拳)の構えで突く姉。

 

 ていうか中国ネタヤメなハレ。

 

 姉に怒られているのに「ようやく僕も脚光を浴びれた」のような満足な笑みを浮かべてるKYな息子。

 

 その後元居たフロアーに戻ってきたエレベーター。扉が開くと同時に先ほどの3人組が降りて行きました。

 

 すかさず

 

 「ちゅうごくじんいったなぁ。」

 

 あのね一々言わなくていいの。失礼だから。

 

 やや広くなったエレベーター内で弟の口を必死で防ごうと格闘する娘の顔は何故か嬉しそうでした。

 

 そして目的の階に要約到着。エレベーターから降りた途端ほっと胸をなでおろし赤面してる私に、一緒に乗っていたアベックの人たちが笑いながら話しかけてきました。

 

 「お父さん。息子さん最高です。有難う御座いました。」

 

 そして「写真を撮らせてほしい」とお願いされて上機嫌で一緒に撮ってもらった息子。

 

 そしてその光景を横目で見ていた娘が一言

 

 「ええなぁ。私ももっと中国人当てといたらよかったわ。」

 

 いやそこじゃないやろ。

 

 くやしそうな娘は、妻と合流するまでの道のりで売っていたソフトクリームを自分の財布から何故か息子に買い与えてました。

 

 そして娘は学校の発表で「ゴールデンウィークは中国人のお蔭で楽しかったです」と言い放ったそうです。

 

 誰やこの子供達の保護者。

 

 

 注:日中のこれからも変わらぬ友好の為、何かご指摘を受けましたらこのブログは削除させて頂きます。

一覧 TOP