暑い。
お盆休みで妻の実家の長野に里帰りしていた4日間で5キロも太ってしまった男斉藤です。
それにしても数日ぶりに返ってきた京都は異様な暑さですね。
妻の実家は志賀高原という冬期オリンピックを開催した事のある信州の山の麓なので、昼間の暑い時間帯でも34℃がマックスでした。
そして朝晩になると23℃くらいまで気温が下がるのでクーラーが全く要りません。
隣の家と家の間は100~200m離れています。勿論全ての家の玄関には鍵がかかっていません。
巨大な庭があり鯉を飼っている池があります。
家の前に毎年沢山の蛍が孵化して辺りを照らしてくれる小川があり、その横に敷地面積100㎡位の墓地があります。
ほとんどのお墓の苗字が妻と同じ苗字「荻原」家と書いてあります。つまり一族の墓地。
夏は快適な避暑地と変わるこの素晴らしい実家ですが、冬はもう大変大変の嵐。
雪かきは当たり前ですが、渡り廊下や各部屋にストーブがたかれていて、お風呂場やトイレにも電気ストーブが常備されています。
そして雪の重さで屋根が押されて障子が全て開きにくくしまうという程の豪雪地方。
そしてじつはそんな事達はどうでも良い位に、今回私が何より伝えたいのが思い入れが深い荻原家(妻の旧姓)のトイレの事。
トイレが室内と屋外に2つずつ、系4個設置されているのですが、そのうちの室内のトイレ。
なんと男性用と女性用に別れております。
果たして山科で家に男子用トイレが設置されている御家庭がどれほどあるでしょう。
ちょっとハッキリ載せるのは何なんで周りが薄暗い夜のトイレをパシャリ。
そして特筆すべきはココ
女性群の方は知らないかもしれませんが、男性用立ちション(失礼いたしました)トイレは手前にボタンがありそこを押すと上から水が流れてくる仕組みになっています。画面で言うと真ん中の下のぽっちり。
なんとこのボタン、押しても押しても水が出ません。ボタンが馬鹿になっているのです。
ではどうして流すのかと言うと窓の桟(さん)にこの様なものが置かれています。
では皆さんちょっとだけ金田一探偵になってみてこの「流れずの便器」の水を流す為こちら上図のドライバーがどう関係しているのか次の図を見る前に一分間だけ推理してみてください。
じっちゃんのなにかけて。よーいどん。
321
はいおわりそこまでー。
答え合わせです。
答え:マイナスドライバーを上部のねじ穴にあてて回して水を流す。
冬期になるとボタンが凍ってしまい、根元(ネジ)で水を調整するようにしておかないと暖かくなっても流れなくなるからだそうです。
どうですか。1分以内に推理出来た方いますでしょうか。
思い起こすのは12年前の事。
初めてこの実家を訪れた時。お義父さんお義母さんの手前「しっかりした大人の男」に見られようと粋(いき)がっていた私は特にお義父さんと仲良くなろうと勧められるがままに調子に乗ってビールをガブガブ飲みました。
程無くして「トイレを所望させて頂きたいのですが」そういった私にお義父さんは「あ。場所分かるかなぁ。廊下を突き当たって奥行って左曲がって突き当たり横だよ。やっちゃってぇ。」と優しく教えてくれました。
言われた通りに廊下を突き当たり奥言って左曲がった突き当りの横に向かった先には、扉が二つ。
男性用トイレの出現に「妻は実は金持ちの家の子」と思い知らされました。
そして、お釣りが来ないよう注意して(男性便器での小便のしぶきの跳ね返りを「お釣り」と言います)用を済ませた私。
高速道路のサービスエリアでのトイレで流す要領で「流す」ボタンを押したのですが水が出てきません。
垂れ流しのみなのコレ。
とも思いましたが、それにしては室内がそれ程尿臭くありません。
このまま残尿臭を誰かのせいにしようとも考えましたがこの家にいる男性は私とお義父さんの二人。そんなの二人っきりのエレベーターでオナラをこいてしまう様なモノ。火を見るより明らかです。
きっと何かカラクリがある、と思いトイレと言う密室空間の謎を残された手がかりをもとに調べ始める私。
余り居間に帰るのが遅くなると「しょっぱなからウンコ行きおった」と思われ、私のいないところで「京都のウンコ君」とか言われるようになるかも知れないので余り時間はかけられない。許された時間は精々(せいぜい)5分か。
手がかりとして残されたのは、ぺったんこのスリッパ、中身の無い芳香剤、錆びついたドライバー、しなびたドライフラワー、変形したネジ。
ネジをボタンに押し当ててその上からドライバーで叩いてみました。
芳香剤の裏にボタンが無いのを確認しました。
スリッパで頭を叩いてみたら何か良い案が浮かぶかと思いやってみました。
スリッパは嘘ですが格闘する事約4分。要約ドライバーで回す所まで行き着いたわけです。
これはお義父さんからの挑戦状。とも思いましたが、果たして長野の人に関西乗りのややキツイ突っ込みは通じるのか不安で、その後居間に帰ってからも私の頭の中は「突っ込むか否か」でずっとデビル斉藤&エンジェル斉藤が格闘していたのを今でも覚えています。
そして12年経った現在、お義父さんから未だに男性用トイレの正しい使用方法の説明はありません。
只の帰郷のブログが又何だかおかしな方向になってしまった事を反省して、これからもお義父さんから安心して娘を任せられる男になれるよう精進してまいりたいと思います。
暑い。
お盆休みで妻の実家の長野に里帰りしていた4日間で5キロも太ってしまった男斉藤です。
それにしても数日ぶりに返ってきた京都は異様な暑さですね。
妻の実家は志賀高原という冬期オリンピックを開催した事のある信州の山の麓なので、昼間の暑い時間帯でも34℃がマックスでした。
そして朝晩になると23℃くらいまで気温が下がるのでクーラーが全く要りません。
隣の家と家の間は100~200m離れています。勿論全ての家の玄関には鍵がかかっていません。
巨大な庭があり鯉を飼っている池があります。
家の前に毎年沢山の蛍が孵化して辺りを照らしてくれる小川があり、その横に敷地面積100㎡位の墓地があります。
ほとんどのお墓の苗字が妻と同じ苗字「荻原」家と書いてあります。つまり一族の墓地。
夏は快適な避暑地と変わるこの素晴らしい実家ですが、冬はもう大変大変の嵐。
雪かきは当たり前ですが、渡り廊下や各部屋にストーブがたかれていて、お風呂場やトイレにも電気ストーブが常備されています。
そして雪の重さで屋根が押されて障子が全て開きにくくしまうという程の豪雪地方。
そしてじつはそんな事達はどうでも良い位に、今回私が何より伝えたいのが思い入れが深い荻原家(妻の旧姓)のトイレの事。
トイレが室内と屋外に2つずつ、系4個設置されているのですが、そのうちの室内のトイレ。
なんと男性用と女性用に別れております。
果たして山科で家に男子用トイレが設置されている御家庭がどれほどあるでしょう。
ちょっとハッキリ載せるのは何なんで周りが薄暗い夜のトイレをパシャリ。
そして特筆すべきはココ
女性群の方は知らないかもしれませんが、男性用立ちション(失礼いたしました)トイレは手前にボタンがありそこを押すと上から水が流れてくる仕組みになっています。画面で言うと真ん中の下のぽっちり。
なんとこのボタン、押しても押しても水が出ません。ボタンが馬鹿になっているのです。
ではどうして流すのかと言うと窓の桟(さん)にこの様なものが置かれています。
では皆さんちょっとだけ金田一探偵になってみてこの「流れずの便器」の水を流す為こちら上図のドライバーがどう関係しているのか次の図を見る前に一分間だけ推理してみてください。
じっちゃんのなにかけて。よーいどん。
321
はいおわりそこまでー。
答え合わせです。
答え:マイナスドライバーを上部のねじ穴にあてて回して水を流す。
冬期になるとボタンが凍ってしまい、根元(ネジ)で水を調整するようにしておかないと暖かくなっても流れなくなるからだそうです。
どうですか。1分以内に推理出来た方いますでしょうか。
思い起こすのは12年前の事。
初めてこの実家を訪れた時。お義父さんお義母さんの手前「しっかりした大人の男」に見られようと粋(いき)がっていた私は特にお義父さんと仲良くなろうと勧められるがままに調子に乗ってビールをガブガブ飲みました。
程無くして「トイレを所望させて頂きたいのですが」そういった私にお義父さんは「あ。場所分かるかなぁ。廊下を突き当たって奥行って左曲がって突き当たり横だよ。やっちゃってぇ。」と優しく教えてくれました。
言われた通りに廊下を突き当たり奥言って左曲がった突き当りの横に向かった先には、扉が二つ。
男性用トイレの出現に「妻は実は金持ちの家の子」と思い知らされました。
そして、お釣りが来ないよう注意して(男性便器での小便のしぶきの跳ね返りを「お釣り」と言います)用を済ませた私。
高速道路のサービスエリアでのトイレで流す要領で「流す」ボタンを押したのですが水が出てきません。
垂れ流しのみなのコレ。
とも思いましたが、それにしては室内がそれ程尿臭くありません。
このまま残尿臭を誰かのせいにしようとも考えましたがこの家にいる男性は私とお義父さんの二人。そんなの二人っきりのエレベーターでオナラをこいてしまう様なモノ。火を見るより明らかです。
きっと何かカラクリがある、と思いトイレと言う密室空間の謎を残された手がかりをもとに調べ始める私。
余り居間に帰るのが遅くなると「しょっぱなからウンコ行きおった」と思われ、私のいないところで「京都のウンコ君」とか言われるようになるかも知れないので余り時間はかけられない。許された時間は精々(せいぜい)5分か。
手がかりとして残されたのは、ぺったんこのスリッパ、中身の無い芳香剤、錆びついたドライバー、しなびたドライフラワー、変形したネジ。
ネジをボタンに押し当ててその上からドライバーで叩いてみました。
芳香剤の裏にボタンが無いのを確認しました。
スリッパで頭を叩いてみたら何か良い案が浮かぶかと思いやってみました。
スリッパは嘘ですが格闘する事約4分。要約ドライバーで回す所まで行き着いたわけです。
これはお義父さんからの挑戦状。とも思いましたが、果たして長野の人に関西乗りのややキツイ突っ込みは通じるのか不安で、その後居間に帰ってからも私の頭の中は「突っ込むか否か」でずっとデビル斉藤&エンジェル斉藤が格闘していたのを今でも覚えています。
そして12年経った現在、お義父さんから未だに男性用トイレの正しい使用方法の説明はありません。
只の帰郷のブログが又何だかおかしな方向になってしまった事を反省して、これからもお義父さんから安心して娘を任せられる男になれるよう精進してまいりたいと思います。