おはようございます。いよいよ花粉飛び交う季節になりましたが皆様如何お過ごしでしょうか。
先日の日曜日、ふと思い立ち亀岡の「るり渓温泉」に家族4人で出かけてきました。
皆様は温泉地やスーパー銭湯の類の所に出かけた際サウナに「入られる派」でしょうか。
私は、と言うと別に「どちらでもいい派」なのですが、妻が異常なくらいお風呂&温泉の入浴時間が長いので、サウナにでも入らなければ早く出過ぎて湯冷めしてしまうので妻と付き合ってから「入らざるをえない派」になりました。
しかし根性無な私、最初のうちは大体5~6分程入って「もういいかな」と言う具合に暑さに耐えきれずそそくさと出て満足していました。
話は変わりますが私が京都に帰ってきた頃、醍醐にある「ねねの湯」と言うスーパー銭湯でサウナに入った後、何となくサウナ出口にある椅子に腰掛けてぼぉっとしているとツルッパゲのたくましいオジサンがサウナから出て来ました。
そのオジサンは分け目もふらず一直線に対面にある14℃の水風呂に進んで行き、そのまま冷たい水の中に、まるでアニメ「バビル2世」に出てくるポセイドンが海に帰るときのようにずんずんと入って行き、そのまま肩までかと思いきやしゃがみこんで頭の先まで水風呂に潜って行ったのです。
そして2~30秒後、地上に戻ってきた彼は近藤正臣さんの「こんどーです」と言わんばかりに両手で顔から頭の水をスムーズにかき払い気合を入れる為か「ふぉっ」と叫んだのです。
これを見た私は甚く感動してしまい、ハゲのオジサンがいなくなったのを確認してから、自分にもポセイドンのマネが出来るか試してみました。
そしてチャレンジ2秒後で無理だと気付きます。
水風呂にビビらないで入れるためには予(あらかじ)めサウナで十二分に身体を温めておかなければ駄目。それではサウナに長く入れるようになるためにはどうすれば良いか。それからアイデアを絞り出してサウナ入浴に自らオリジナルルール
自分より後に入ってきた人が先に二人出て行くまで席を立たない
という制約を作ってみました。
これが結構大変で、中肉中背のオジさんや曇らないメガネを掛けている人、全ハゲおじさん等が入ってくると長期戦は必須で覚悟を決めなければいけません。逆に子供連れのお父さんやキャシャい学生達が入ってくるとボーナスステージに早変わり。
そして今回、るり渓温泉でのサウナチャレンジ、略してルリサレに挑んでみました。
今回は2人目までは楽々クリアーできたのですが、2人目が出て行く間際に若い二人組の男の人が入ってきたので3人目が出るまで行こう、と欲を出してしまいました。
で後悔の嵐の中の16分後、ヘロヘロになり掛けて水風呂にポセイドンしに行こうとサウナを出たのですが、あろうことか初めての「水風呂内満席状態」に遭遇しました。
普段大体男湯の水風呂は1人か2人、多い時でも3人は入っていないのですがこの時は何と狭い中に5人がひしめき合ってました。
流石にデッドスポットとなっているど真ん中に飛び込む勇気はなく、やむを得ず温泉の隣にある施設の「マイナスイオンの部屋」と言う訳のわからないガラス張りの草が生えている寒い部屋に飛び込みました。
マイナスイオンの部屋と書かれたそのスペースは、32インチほどのテレビが奥の方に一つ置いてあり、その他には石が無造作に積み上げられた広い空間に簡易な椅子が7~8脚置いてあるだけの外気が入る涼しい部屋になっていました。
中にはお笑い番組を見ていた子供たちが3~4人とその保護者であろう男性2人がいました。
そして勝手が余りわからない私がどの椅子に座ろうかと中央で立ち止まっていると、唐突にその子供の一人(ほっしゃん。似)が椅子に座りながら私に指をさしてこう言いました。
「スゲェ。この人悟空みたいや。」
悟空。真っ先に「堺正章さん」を連想した人はごめんなさい。この場合、ほっしゃん似が言う「悟空」は漫画「ドラゴンボール」の主人公である「孫悟空」と言う人物の事です。
そう言われた私は即座には何のことだか分らなかったのですが、ふと自分の皮膚の表面を見てみると身体からあふれんばかりの湯気がほとばしっていました。
この湯気の量が大量過ぎて、どうやらほっしゃん似から見ると「正義のオーラ」(戦闘力)が体から出ている状態に見えたのだと思います。
その後なんだか嬉しくなった私。拳を握りしめ腹筋に力を入れてから返す刀で
「クリリンの事かぁぁぁぁぁ」
と叫んで悟空のマネをサービスしてあげました。
これが結構ウケると思ったんですが、逆にほっしゃん似から気持ち悪がられてしまい彼らのイオンタイムを早める結果になってしまいました。
・・・しまった。フリーザ編は平成の子供には早かったか。
その後広い空間に一人きりになった私。しばらくは1人寂しくお笑いを見ていたのですがこの湯気を利用しないのはもったいない、と思って何気に立ち上がって、もう一度ポーズを決めてから小声で叫んでいました。
「クリリンのことかぁぁぁ」
即座に我に返り恥ずかしくなって、ガラス向こうのお風呂場で誰か見てないかチェックしたのですが誰もこちらを見ていなかったようで何となく悲しくなって余計に恥ずかしくなりました。
その後お風呂を出てから脱衣所で髪を乾かしていると、その時の子供の一人に出くわしたのですが、こちらの笑顔に対してその子供は何も言わず視線だけは外さないようにしながらゆっくりと私から離れて行きました。
うわ・・・・俺、最悪やん。
それからと言うもの、売店でも休憩所でもその子たちに会ってしまうと辛くなりそうで何故かコソコソと行動していた私。一体何をどこでどう間違えたのか。
これぞまさしく本当の「スーパーサイア(ク)人」。
はぁもうベジータ星に帰りたいわ。じっちゃん、オラこれからは知らない子にはあんまり積極的に乗らないようにするぞ。
なんだかるり渓温泉の事ほとんど紹介できなかったので画像だけ載せておきます。
写真はるり渓温泉の冬限定イルミネーションより。3月9日までやっているそうです。
おはようございます。いよいよ花粉飛び交う季節になりましたが皆様如何お過ごしでしょうか。
先日の日曜日、ふと思い立ち亀岡の「るり渓温泉」に家族4人で出かけてきました。
皆様は温泉地やスーパー銭湯の類の所に出かけた際サウナに「入られる派」でしょうか。
私は、と言うと別に「どちらでもいい派」なのですが、妻が異常なくらいお風呂&温泉の入浴時間が長いので、サウナにでも入らなければ早く出過ぎて湯冷めしてしまうので妻と付き合ってから「入らざるをえない派」になりました。
しかし根性無な私、最初のうちは大体5~6分程入って「もういいかな」と言う具合に暑さに耐えきれずそそくさと出て満足していました。
話は変わりますが私が京都に帰ってきた頃、醍醐にある「ねねの湯」と言うスーパー銭湯でサウナに入った後、何となくサウナ出口にある椅子に腰掛けてぼぉっとしているとツルッパゲのたくましいオジサンがサウナから出て来ました。
そのオジサンは分け目もふらず一直線に対面にある14℃の水風呂に進んで行き、そのまま冷たい水の中に、まるでアニメ「バビル2世」に出てくるポセイドンが海に帰るときのようにずんずんと入って行き、そのまま肩までかと思いきやしゃがみこんで頭の先まで水風呂に潜って行ったのです。
そして2~30秒後、地上に戻ってきた彼は近藤正臣さんの「こんどーです」と言わんばかりに両手で顔から頭の水をスムーズにかき払い気合を入れる為か「ふぉっ」と叫んだのです。
これを見た私は甚く感動してしまい、ハゲのオジサンがいなくなったのを確認してから、自分にもポセイドンのマネが出来るか試してみました。
そしてチャレンジ2秒後で無理だと気付きます。
水風呂にビビらないで入れるためには予(あらかじ)めサウナで十二分に身体を温めておかなければ駄目。それではサウナに長く入れるようになるためにはどうすれば良いか。それからアイデアを絞り出してサウナ入浴に自らオリジナルルール
自分より後に入ってきた人が先に二人出て行くまで席を立たない
という制約を作ってみました。
これが結構大変で、中肉中背のオジさんや曇らないメガネを掛けている人、全ハゲおじさん等が入ってくると長期戦は必須で覚悟を決めなければいけません。逆に子供連れのお父さんやキャシャい学生達が入ってくるとボーナスステージに早変わり。
そして今回、るり渓温泉でのサウナチャレンジ、略してルリサレに挑んでみました。
今回は2人目までは楽々クリアーできたのですが、2人目が出て行く間際に若い二人組の男の人が入ってきたので3人目が出るまで行こう、と欲を出してしまいました。
で後悔の嵐の中の16分後、ヘロヘロになり掛けて水風呂にポセイドンしに行こうとサウナを出たのですが、あろうことか初めての「水風呂内満席状態」に遭遇しました。
普段大体男湯の水風呂は1人か2人、多い時でも3人は入っていないのですがこの時は何と狭い中に5人がひしめき合ってました。
流石にデッドスポットとなっているど真ん中に飛び込む勇気はなく、やむを得ず温泉の隣にある施設の「マイナスイオンの部屋」と言う訳のわからないガラス張りの草が生えている寒い部屋に飛び込みました。
マイナスイオンの部屋と書かれたそのスペースは、32インチほどのテレビが奥の方に一つ置いてあり、その他には石が無造作に積み上げられた広い空間に簡易な椅子が7~8脚置いてあるだけの外気が入る涼しい部屋になっていました。
中にはお笑い番組を見ていた子供たちが3~4人とその保護者であろう男性2人がいました。
そして勝手が余りわからない私がどの椅子に座ろうかと中央で立ち止まっていると、唐突にその子供の一人(ほっしゃん。似)が椅子に座りながら私に指をさしてこう言いました。
「スゲェ。この人悟空みたいや。」
悟空。真っ先に「堺正章さん」を連想した人はごめんなさい。この場合、ほっしゃん似が言う「悟空」は漫画「ドラゴンボール」の主人公である「孫悟空」と言う人物の事です。
そう言われた私は即座には何のことだか分らなかったのですが、ふと自分の皮膚の表面を見てみると身体からあふれんばかりの湯気がほとばしっていました。
この湯気の量が大量過ぎて、どうやらほっしゃん似から見ると「正義のオーラ」(戦闘力)が体から出ている状態に見えたのだと思います。
その後なんだか嬉しくなった私。拳を握りしめ腹筋に力を入れてから返す刀で
「クリリンの事かぁぁぁぁぁ」
と叫んで悟空のマネをサービスしてあげました。
これが結構ウケると思ったんですが、逆にほっしゃん似から気持ち悪がられてしまい彼らのイオンタイムを早める結果になってしまいました。
・・・しまった。フリーザ編は平成の子供には早かったか。
その後広い空間に一人きりになった私。しばらくは1人寂しくお笑いを見ていたのですがこの湯気を利用しないのはもったいない、と思って何気に立ち上がって、もう一度ポーズを決めてから小声で叫んでいました。
「クリリンのことかぁぁぁ」
即座に我に返り恥ずかしくなって、ガラス向こうのお風呂場で誰か見てないかチェックしたのですが誰もこちらを見ていなかったようで何となく悲しくなって余計に恥ずかしくなりました。
その後お風呂を出てから脱衣所で髪を乾かしていると、その時の子供の一人に出くわしたのですが、こちらの笑顔に対してその子供は何も言わず視線だけは外さないようにしながらゆっくりと私から離れて行きました。
うわ・・・・俺、最悪やん。
それからと言うもの、売店でも休憩所でもその子たちに会ってしまうと辛くなりそうで何故かコソコソと行動していた私。一体何をどこでどう間違えたのか。
これぞまさしく本当の「スーパーサイア(ク)人」。
はぁもうベジータ星に帰りたいわ。じっちゃん、オラこれからは知らない子にはあんまり積極的に乗らないようにするぞ。
なんだかるり渓温泉の事ほとんど紹介できなかったので画像だけ載せておきます。
写真はるり渓温泉の冬限定イルミネーションより。3月9日までやっているそうです。