腰は肉月に要と書く

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2017.08.25

 おはようございます。昨日、42歳にしてついにギックリ腰デビューさせて頂きました。

 

 長時間の運転。デブりすぎinサマー。そして妻の実家で取れた大量の果実を無理して運んだのが原因と思われます。

 

 と言う事で現在、今まで知る事が出来なかった「お年寄りの方の歩行及び諸動作の大変さ」を勉強させて頂いております。

 

 腰を曲げる前にカップラーメンにお湯を注ぎ、そこから再び伸ばし始めると丁度麺が食べごろに茹で上がってます。

 

 麺をすするのにも急ぐことは出来ずファーストフードも自然とスローライフスローフードを強要されます。

 

 姿勢をきれいに見せるためモデルのように一本線の上を歩く事よりも、肩幅に開いたスタンスで一歩ずつ、いや半歩ずつゆっくりと踏みしめながら歩くことの大切さが分かります。

 

 少しの段差が、まるでインディージョーンズに出てくるような谷底の如く、飛び越えるのに勇気がいりゲオにCDを返しに行く距離(約200m)でも大冒険。かなりの体力と精神力を消費します。

 

 カバン等の手荷物は体の横線より後ろ側で持たないと比重が偏り、万が一ひったくりの餌食になっても追いかける事など不可能で、余程の心の広さを持っていないと人とすれ違う事すら恐怖心との戦いになります。

 

 うっかり掌から落ちてしまった小物類を拾ってくれた妻に感謝の言葉が自然と出てくる自分に気づき、小さな親切が大きな幸せを作ってくれている事も知れました。

 

 「お婆ちゃんどこにいってたの」

 

 「うんにゃ。ちょっとダイマルまで買い物に行ってたんよ。」

 

 こういった日頃の何気ない会話の中でも、人生の大先輩の方々は本当に色々な喜怒哀楽を乗り越えながら毎日が長い旅路。ダイマルのスタンプをもらうのにも命がけなのです。

 

 今日も家に帰ると子供らから「お父さんうんこもらしたひとみたい。」「ちゃうでゴリラやゴリラ。」と言われる事になると思いますが、これも大切な経験なので有り難く過ごさせていただきたいと思います。

 

 オーキニーの内装を手がけて下さった作見さん。床やトイレにバリアフリー対応の設計の提案を下さって本当にありがとうございました。いつも「お客様のために」と思ってしていた行動も全て自分のためになっていたという深い勉強をさせていただけた男斉藤でした。

 

  とりあえず一刻も早く完治させたいと思います。腰って大切なんですね。

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