やっつけちゃって懲らしめちゃってセイセイセイッ。
皆様こんにちは。中学生の頃ドラゴンクエスト2というファミコンのゲームで主人公の1人である女の子を当時好きだった子の名前にしていたのを忘れていて、そのまま友達にカセットを貸してしまい瞬く間にクラス中にばれてしまった男斉藤ヒロミです。
正常な成人男性なら、幼少時代から青年時代までに誰しもが必ず経験する避けられない道が幾つかあります。
小学生なら冬なのに短パンで外を歩く、中学生ならベッドの下にエロ本を隠す、高校生ならカラオケボックスで流行りの歌をサビしか知らないのに歌ってしまい場がしらける。
そんな中、私の息子も幼少時代の道を正常に歩んでくれています。
スーパー戦隊モノにハマる幼児。
皆様は日曜日の朝早くにテレビで放映されている「スーパー戦隊」と言う子供向き特撮番組をご存知でしょうか。
その歴史は深く、始まりはゴレンジャー。3~5人の全身タイツの色とりどりの覆面ヒーローが悪をやっつけると言う番組です。
現在「手裏剣戦隊ニンニンジャー」と言う本気なのか冗談なのか分からないネーミングの戦隊モノが低学年男子たちに大人気になっています。
例に漏れず私の息子もその番組にハマりまくっており朝起きてから夜寝る前まで機嫌の良い時はずっと番組の主題歌を大声で歌いまくっています。
「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ」
これはニンニンジャーの主題歌でサビの盛り上がるパートの一部です。
ここからの8小節を繰り返し繰り返し歌う息子。
ご存知ない方にもわかる様に簡単な解説をさせて頂きます。
この「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ」ですが具体的には「さあ行け我らニンニンジャー」と歌われています。
リズム的には
♩ ♫ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩
タンタタタンタン タンタンタン
さあいけわれらぁ ニンニンジャー
こうなります。
そしてこの後流れからすると「いざ行け我らニンニンジャー」などとゴロやインを踏んで同じリズムを繰り返されるのが定石なのでしょうが、ニンニンジャーの場合
変幻自在 忍ジャパン(タンタタタンタン タンタターン)
と敢えて「ニンニンジャー」を外し「忍(にん)ジャパーン」と微妙な変化を付けてきます。
きっと作詞担当の方が「おっこれちょっとオシャレじゃない」と自分の閃きを信じ、子供相手に勝負してきたのでしょう。
長くなりましたが、息子がそこの部分を必要以上に毎朝毎晩シャウトしています。
「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ てんえんじざいぃにんジャパァンッ」
(さあいけわれらーニンニンジャー へんげんじざいーにんジャパーンッ)
で。悔しいのですがこのジャパーンの部分をやたらと上手に歌います。レベル的には2億4千万の瞳レベルかと思われます。
やや話は変わるのですが、毎朝息子を保育園に連れて行くのが私の日課なのですが、その道すがらとあるオバチャンと必ず出会います。
オバチャンはいつも笑顔で「おはよう。おっ僕今日も元気いいねぁ。」と笑顔で挨拶してくれます。
そして最近、毎日息子がその時このニンニンジャーのサビの部分を歌いながらオバチャンを無視して歩いています。
変幻自在忍ジャパン。
無視されているのに笑顔で挨拶を欠かさずして来てくれるオバチャン。それにこたえる私と御構い無しにシャウトする息子。そんな光景が2週間程続いていました。
そんな中、オバチャンの挨拶が少しずつ変化して行きました。
「おはよう。おっ僕元気だねぇ。」
「おはよう。又朝からご機嫌な歌歌ってるねぇ。」
「おはよう。大好きな歌やもんねぇ。」
「おはよう。いつ聴いてもカッコいい歌やねぇ。」
「ジャパーンッ。うふふおはよう。」
そして先週の金曜日にその挨拶にとある進化が。
息子「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ」
オバチャン「おはようヒロミ君。今日も元気やねぇジャパーン。」
一瞬耳を疑いオバチャンを二度見してしまった私。
勿論今までにオバチャンに自己紹介した覚えなどありません。
恐らくジャパーン部分を「郷ヒロミ」に見立ててのヒロミ発言だったのでしょうが正直気持ち悪い。私に言って来ているように聞こえてしまう。
わざわざオバチャンに「あの。私の名前ヒロミって言うんです。」なんて改まって伝えるのもなんか違うおかしいし。
息子は私の名前が「ヒロミ」と言う事をまだ深く理解していませんし、ましてや郷ヒロミの事は知る由もないので当然無反応。
そして今朝、黙って歩くようにあれだけ言い聞かせたのにやはり軽快に忍ジャパーンした息子。
また「ヒロミ君おはようさん。今日も機嫌がいいねぇ」なんて言われてしまう。
そんな不安に駆られる私。間もなくしてオバチャンゾーンに突入。あえなく見つかっていつもの笑顔で挨拶して来たオバチャンに心だけ身構える私。
そしてオバチャンの口から出た言葉
「おはよう僕。今日も元気いいねぇ。」
・・・・
あれオバチャン。ヒロミ君はどうしたの。
これ何でしょう。カラオケボックスで次俺の番。ネタ切れだけど「えぇ歌えるかなぁ。」としょうがなく初めての歌を予約しておいたのに直前で電話が鳴って「お時間です」って言われた時に似た気持ち。ちょっと違うか。
肩透かしを喰らってしまい何故か意気消沈していた私の横では、楽しそうに益々声高らかにBサビに突入する息子。
そして挨拶を交わして通りすぎようとしたその瞬間、後ろから
「頑張ってねヒロミ君。」
おっ。
振り返りそうになりましたが何か野生の感が働き気持ちをおさめました。
うぅん。
やっぱりまぎらわしいわ。
やっつけちゃって懲らしめちゃってセイセイセイッ。
皆様こんにちは。中学生の頃ドラゴンクエスト2というファミコンのゲームで主人公の1人である女の子を当時好きだった子の名前にしていたのを忘れていて、そのまま友達にカセットを貸してしまい瞬く間にクラス中にばれてしまった男斉藤ヒロミです。
正常な成人男性なら、幼少時代から青年時代までに誰しもが必ず経験する避けられない道が幾つかあります。
小学生なら冬なのに短パンで外を歩く、中学生ならベッドの下にエロ本を隠す、高校生ならカラオケボックスで流行りの歌をサビしか知らないのに歌ってしまい場がしらける。
そんな中、私の息子も幼少時代の道を正常に歩んでくれています。
スーパー戦隊モノにハマる幼児。
皆様は日曜日の朝早くにテレビで放映されている「スーパー戦隊」と言う子供向き特撮番組をご存知でしょうか。
その歴史は深く、始まりはゴレンジャー。3~5人の全身タイツの色とりどりの覆面ヒーローが悪をやっつけると言う番組です。
現在「手裏剣戦隊ニンニンジャー」と言う本気なのか冗談なのか分からないネーミングの戦隊モノが低学年男子たちに大人気になっています。
例に漏れず私の息子もその番組にハマりまくっており朝起きてから夜寝る前まで機嫌の良い時はずっと番組の主題歌を大声で歌いまくっています。
「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ」
これはニンニンジャーの主題歌でサビの盛り上がるパートの一部です。
ここからの8小節を繰り返し繰り返し歌う息子。
ご存知ない方にもわかる様に簡単な解説をさせて頂きます。
この「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ」ですが具体的には「さあ行け我らニンニンジャー」と歌われています。
リズム的には
♩ ♫ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩
タンタタタンタン タンタンタン
さあいけわれらぁ ニンニンジャー
こうなります。
そしてこの後流れからすると「いざ行け我らニンニンジャー」などとゴロやインを踏んで同じリズムを繰り返されるのが定石なのでしょうが、ニンニンジャーの場合
変幻自在 忍ジャパン(タンタタタンタン タンタターン)
と敢えて「ニンニンジャー」を外し「忍(にん)ジャパーン」と微妙な変化を付けてきます。
きっと作詞担当の方が「おっこれちょっとオシャレじゃない」と自分の閃きを信じ、子供相手に勝負してきたのでしょう。
長くなりましたが、息子がそこの部分を必要以上に毎朝毎晩シャウトしています。
「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ てんえんじざいぃにんジャパァンッ」
(さあいけわれらーニンニンジャー へんげんじざいーにんジャパーンッ)
で。悔しいのですがこのジャパーンの部分をやたらと上手に歌います。レベル的には2億4千万の瞳レベルかと思われます。
やや話は変わるのですが、毎朝息子を保育園に連れて行くのが私の日課なのですが、その道すがらとあるオバチャンと必ず出会います。
オバチャンはいつも笑顔で「おはよう。おっ僕今日も元気いいねぁ。」と笑顔で挨拶してくれます。
そして最近、毎日息子がその時このニンニンジャーのサビの部分を歌いながらオバチャンを無視して歩いています。
変幻自在忍ジャパン。
無視されているのに笑顔で挨拶を欠かさずして来てくれるオバチャン。それにこたえる私と御構い無しにシャウトする息子。そんな光景が2週間程続いていました。
そんな中、オバチャンの挨拶が少しずつ変化して行きました。
「おはよう。おっ僕元気だねぇ。」
「おはよう。又朝からご機嫌な歌歌ってるねぇ。」
「おはよう。大好きな歌やもんねぇ。」
「おはよう。いつ聴いてもカッコいい歌やねぇ。」
「ジャパーンッ。うふふおはよう。」
そして先週の金曜日にその挨拶にとある進化が。
息子「さあいえあれらぁにんにんじゃぁ」
オバチャン「おはようヒロミ君。今日も元気やねぇジャパーン。」
一瞬耳を疑いオバチャンを二度見してしまった私。
勿論今までにオバチャンに自己紹介した覚えなどありません。
恐らくジャパーン部分を「郷ヒロミ」に見立ててのヒロミ発言だったのでしょうが正直気持ち悪い。私に言って来ているように聞こえてしまう。
わざわざオバチャンに「あの。私の名前ヒロミって言うんです。」なんて改まって伝えるのもなんか違うおかしいし。
息子は私の名前が「ヒロミ」と言う事をまだ深く理解していませんし、ましてや郷ヒロミの事は知る由もないので当然無反応。
そして今朝、黙って歩くようにあれだけ言い聞かせたのにやはり軽快に忍ジャパーンした息子。
また「ヒロミ君おはようさん。今日も機嫌がいいねぇ」なんて言われてしまう。
そんな不安に駆られる私。間もなくしてオバチャンゾーンに突入。あえなく見つかっていつもの笑顔で挨拶して来たオバチャンに心だけ身構える私。
そしてオバチャンの口から出た言葉
「おはよう僕。今日も元気いいねぇ。」
・・・・
あれオバチャン。ヒロミ君はどうしたの。
これ何でしょう。カラオケボックスで次俺の番。ネタ切れだけど「えぇ歌えるかなぁ。」としょうがなく初めての歌を予約しておいたのに直前で電話が鳴って「お時間です」って言われた時に似た気持ち。ちょっと違うか。
肩透かしを喰らってしまい何故か意気消沈していた私の横では、楽しそうに益々声高らかにBサビに突入する息子。
そして挨拶を交わして通りすぎようとしたその瞬間、後ろから
「頑張ってねヒロミ君。」
おっ。
振り返りそうになりましたが何か野生の感が働き気持ちをおさめました。
うぅん。
やっぱりまぎらわしいわ。